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イレーナの帰還



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【この小説が収録されている参考書籍】
イレーナの帰還 (ハーパーBOOKS)

イレーナの帰還の評価: 3.82/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(3pt)

イレーナ無双

前作では主人公が死刑を逃れるために毒味役として命を繋ぎ、したたかで懸命に成長しながら復讐と愛や友情を手に入れる物語だった。今回は「うっかり突っ走る主人公がそのつど瀕死になりながら最強になる話」だった。

読み終わった今の感想といえば…
イレーナ、魔法強すぎ。ボウ(武器)強すぎ。次々に襲われすぎ。疲れすぎ。(ことあるごとに全力を使い果たしてボロボロになる)
そしてなにより……勝手すぎ。
まだ未熟だから一人で動くなと言われているのに独断で動いて疲れ果てる。
それでひどく叱られて、『次は絶対にここにいろ』と言われてもなお、このままじっとしていられない!と理由をつけては飛び出していく。
あんたはなにを反省したんだと問い詰めたくなる。

飛び出したイレーナの念入りな準備は(少なくとも本人にとっては入念)、だいたい予期せぬ油断か不意打ちで無駄になり、奇跡的な幸運で窮地をしのぎ、いつも死ななかっただけありがたい状態になる。
ギリギリのボロボロ。
物語的に予感していた不意打ちならわからんでもないが…なんというか、イレーナを窮地に落とすために、とりあえず急襲させましたって展開もだいぶある気がする。
ゴールとアレアって結局なんだったの。

そして実は伝説の魔法使いのイレーナ。
どんな窮地に立たされようと、相手の心に入るか、飛び出しナイフで奇襲するか、負け知らずのボウでぶん殴るか、愛しのヴァレクがなんとかしてくれる。
ほぼほぼ無計画でも、最強スペックと幸運、切り札ヴァレクのおかげで場当たり的に勝つ。
もっと念入りに、妨害してきそうな危険分子も前もって調査、ヴァレクに頼んで潰しておくくらいの準備をしていれば余裕で勝てたでしょと呆れてしまう。

前作の方が落ち着いて読めた。
主人公の分別もあったし、毒薬の知識はリアルで、ボウや解錠の訓練も生きていくための最低限の護身術って感じが良かった。

今作では、ボウは大抵の男どころか師匠のコンビも倒せる強さに成長し、魔法では他人の思考を覗き見して行動も支配できるイレーナは国内最高峰。
あんたが敵に取り込まれたらヤバいと言われているのに独断で何度も瀕死になる身勝手な女を、ヴァレクが甘やかしてこってりベタベタ。
だいぶくどい。
というか「味覚の鋭さと、賢さ、頑張りで懸命に運命を切り開く女の子」がきれいさっぱり消えた。
「疑い嫌ってくる周囲の人々を前例のない魔法で嫉妬と警戒をさせ、誰も助けないホームレスを助けてあげちゃう優しさを持ち、馬と会話し、被害者を助けられるのは自分しかいないとわかっていながら勝手にすぐ窮地になり、国境を越えて追いかけてきた高スペック彼氏とイチャつく女」です。
いま流行りの悪役令嬢ポジ?
魔術師高官、部族の指導者、王位継承者、ホームレス、馬でさえも、イレーナに嫌悪か協力をあおいで次々とコネが繋がってゆく。
イレーナ無双。いつのまにそんな完璧になったんですか。転生勇者かよ。
きっと3作目のイレーナはますます身勝手で無計画でなんかしらの理由で世界中に嫌われて最高に強くて幸運でヴァレクに甘やかされるんでしょうね…。
面白いと言えば面白いんだけど、もう毒味役でもないし、メアリー・スーみたいになってきたから微妙…。

あと、前作とは翻訳家が変わったせいか、英文の直訳表現が多く、テンポが悪かった。
筋弛緩剤を打たれたことを『濡れた帽子をかぶってしまった』と訳したり。
身体がいうことをきかないのを指す表現なんだろうけど、前後の文章に全く出てこない帽子がいきなり出てきて『ん??』となる。
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4596550182
No.16:
(5pt)

魔法が前面に押し出される。

三部作の第二作。前作の内容を受けて、主人公イレーナは毒味役として暮らしていたイクシアを出て、生まれ故郷にして魔法の国シティアに帰ってきたが、そこでもある事件に巻き込まれて……という内容。前作ではあまり前面には出ていなかった魔法という要素が大きな比重を占め、ファンタジーというジャンルにより相応しい物語となっている。加えて邪悪な者がより邪悪なあり方で登場するとともに、それ以上の比重が置かれているのは実に頼もしくかつユニークなキャラクターたちが何人も現われてくる点だろう。前作に引き続き登場する「仲間たち」はもちろん、何かあると木に登るイレーナの母、街のことなら誰よりも知っている物乞いの少年、その他数え上げるときりがないほどである。中でも馬の「キキ」が抜群な味わいを持っていて、それだけでも読むに値する。内容といいキャラクターといい、早々と最近の傑作ファンタジーと言っても良いような気がする。前作同様訳文も明快で読みやすい。前作とは訳者が違うことに気付かなかったほどである。
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No.15:
(4pt)

ハードな人生に立ち向かう健気でかっこ好いイレーナ

「毒見師イレーナ」に引き続き、ハードな人生に立ち向かう健気でかっこ好いイレーナ、も、さりながら、取り巻く人達も魅力的なシリーズ2巻目。
今巻は、故郷に帰還、両親や兄との再会、魔法学校などなど。
相変わらず話の展開がスピーディーで、アクションも豊富。夢中になること請け合いの一冊。
とりあえず、次巻も読もう!
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No.14:
(1pt)

期待外れ

毒見師イレーナが面白かったので、期待して読みましたが
より一層、出てくる登場人物たちに共感出来ず、
1冊目の「多少、共感出来ない部分も、文化の違いで面白い」を通り越して
白けたまま最後まで行ってしまいました。
3冊目は買わない予定です。
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No.13:
(3pt)

バイオレンスでした

第一部がセールで安く買えおもしろかったので、続けて購入しました。
前作と比較して、序盤は話の進みが遅く感じられましたが、次第にスピード感が増してきます。
とは言え、人物描写が深いわけではなく展開が強引に感じられました。
数々のピンチと魔術師養成所での経験により、急速に魔術師としての能力を開花させていくイレーナ。
しかも、格闘技術も格段の進歩を見せます。ちょっと強すぎかも。
普段ファンタジーは読まないのですが、この作品は結構バイオレンスでした。割合あっさりと人が殺されたり、「レイプ」なんて単語が結構出てきたりして、ちょっと嫌かも。
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No.12:
(3pt)

魔法色が強まる「毒味師イレーナ」の続編

「毒味師イレーナ」の続編。スタディシリーズ三部作の第2部である。毒味師としてのイレーナは物語には登場せず、第1部で目覚めた魔法使いとしての技量を身につけることから始まる。故郷に帰り、家族と再会するが、再会直後のギクシャクした関係からどのように修復していくかも読みどころ。国が別れてしまった恋人との再会や、馬とのほのぼのとした会話など、よりファンタジー色が全面に出てくる。前作の「毒味師イレーナ」 がファンタジー色を抑えていたので、私は世界観に浸れたが、本作品は普通のファンタジーになってしまい、自分には合わないようになってきた。第三部の「最果てのイレーナ」を読むかどうか微妙なところである。ここまで来たら読むしかなさそうだけど。
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No.11:
(2pt)

面倒な女の典型例

イレーナめんどくさい女でイラっとする。
1作目はまだ良かったけど2作目失敗した。3作目も買ってしまったし読むの苦行だ。
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No.10:
(5pt)

ハラハラドキドキ

一作目も呼んで ストーリーの展開が素晴らしく 手に汗握る展開でしたが、今回も魔法の展開と登場人物の個性が目に見えて 素晴らしいものでした。次回作が楽しみです。(*☻-☻*)
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No.9:
(5pt)

おもしろい!

3部作らしいけど、もっと読みたい!
ヴァレクも素敵。
映像化しても面白そう。
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No.8:
(3pt)

後半が…

苦境にある女性が困難な冒険を通して友情や愛を獲得しながら成長してゆく物語でしたが
後半になると経験値が溜まりすぎてチートになりすぎた、ような。
いきなりものすごいご都合展開が来て、これでシリーズ終了かと思ってしまうほどシラケました。
そこまではワクワクしながら読めたのに、この主人公無双は残念。
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No.7:
(5pt)

イレーナシリーズ最高です

毒見師イレーナに続き、またドキドキワクワクさせられました。日本語訳もスムーズに読めて、最高です!
続続編に期待します。
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No.6:
(5pt)

ワクワク

sutadyシリーズの第2巻。1巻に続いて、ドキドキワクワクです。
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No.5:
(3pt)

敵役より馬のほうがチャラが立っていたけれど

本作は原題にStudyがつく3作シリーズの第2弾。第1弾は『』異国で死刑判決を受けながらも生き延びたイレーナは14年ぶりに故郷に帰国する。14年前に拉致されたのちの帰国は歓迎されると思いきや、敵国の密偵ではないかと疑われる。故郷でも孤立無援の中、イレーナはどう生き抜くのかという点が物語の幹となる。

冒頭の状況は第1作ほどではない、密偵と疑われながらも本作では拉致帰還者としての待遇を受ける。魔法使いの才能があるということで魔法学校に入学するが、そこでも密偵の疑いをかけられたままだ。しかし帰国先の人物の魅力が乏しい。イレーナを疑う急先鋒に実兄のリーフがいるのだが、本作では小物に描かれている。ラスボスらしきものもいないではないが本作ではさわり程度だ。大きな敵と困難が最も主人公の魅力を引き出すのだが本作では乗り越えるべき強敵は顕在化していない。本作でよかったのは魔法で意思疎通のできる個性的な動物とのやりとりだ。素朴でありながらも自我を持ち人間に接している馬とイレーナのふれあいはきめ細やかに描かれ、重要な役割を演じている。

前作に比べ緊迫感を欠いた展開だったのは布石置きの回だったからだろうか。しかし次作で完結というのであればおそらく3作目が出れば手に取るだろう。主人公のキャラは十分立っているので、自作できれいに着地してくれればよいシリーズものになるだろう。
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No.4:
(4pt)

良かった

2巻目。魔法に偏っていたけれど、努力して成長するイレーナに感動。
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No.3:
(5pt)

おもしろい!

自分の力に戸惑いつつ、様々な事態に飛び込んでいくイレーナにひきこまれ、一気に読めます。
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No.2:
(4pt)

星3.5かな

3巻目がでる、と知って読み始めたせいか、予定調和(ヒロインは勝つ!)なので、とても安心しながら読了(残念な点でもあり)。

ストーリーとしては、1巻目の方が面白いです。1巻目は、典型的ハーレクィンロマンスな点が残念とは言え(それが良いという人もいるでしょうが)、ストーリーのスケールが2巻より大きく、先が読めないワクワク感を味わえる展開でした。2巻目は、先が読めます。お兄さんのいじけた心や嫉妬心も。ストーリーの面白さの足を引っ張っているのでは?と思うほどで、最後まで引き釣ります。

翻訳(日本語)は、1巻目よりはスムーズですが、文学性は低いです。それが作者の力量か、翻訳者の力量かは、原作を読んでみないと不明ですが。日本語をたのしみたい私の勝手な言い分です。

1巻2巻共に、漫画の原作に良さそうです。特に、2巻目は、イレーナが旅をするせいか、あちこちの情景描写または外での戦闘描写が多い。作者マリアの頭の中にある世界感が言葉に仕切れていないので、想像力と画力のある日本人漫画家に足して貰って漫画にして貰ったら、さぞ雄大でキレイではないか、良いだろうな、と思いました。

うるさいこと言っていますが、3巻目もたのしみです。3巻目で、ヴァレクの「魔術師でないのに、魔術に耐性がある体質」の秘密をどう明かすか?明かして欲しいな。どんなストーリーを作ってくれるのか、楽しみです。
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No.1:
(5pt)

何があってもまっすぐ前を見ているイレーナがとても魅力的ですヽ(*’-^*)。一気に読んで、大満足!

イレーナの帰郷から始まる第二巻。両親には愛溢れる歓迎を受けるものの、兄のリーフはイレーナを憎悪しイクシアの密偵だと決めつけます。魔術師養成所では四面楚歌で味方はアイリスただ一人…イレーナの魔術属性は見極められるのか?

この物語りの素晴らしい点は、やはり、テンポのよさにあります。
軽快な台詞まわしに、的確な描写と人物の立ち位置。そして構成の良さ。何よりも人の描き方がしっかり個性豊か。
しかも、主人公のイレーナは、少しの葛藤や脆さも見せながらも、その過酷な運命に果敢に立ち向かい、死線をくぐり抜けていきます。前作に引き続き、体を張ったトンデモナイ戦いにイレーナ、またもや血まみれ。それでも決してへこたれない。諦めない。
これで、面白くないわけがない!
脇役も素敵です。
心をひねくれさせすぎて収集のつかない兄リーフ、イクシア奪還を狙うちょいと底の浅いが魅力的な王族カーヒル、イレーナを付け狙う悪漢ゴール、意思疎通のできる愛馬キキ。
そしてやっぱりツンデレなるヴァレクが素敵です(笑)。今作、とにかく「お助けマン」。ヒロインの危機に際してしっかり間に合わせてくるヒーローって、それだけで何しても許されるのデス。

これはスタディ・シリーズだそうで、三部作の二作目。三作目も出るように後書きに書いてありました。…ということは、このシリーズ、続けて出ない可能性があるんですね…ナンテコッタイ( '・ω・)y━。出るといいなあ。出してもらいたいなあ。
イレーナの帰還 (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:イレーナの帰還 (ハーパーBOOKS)より
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