女王のジレンマ
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この作家は日本で愛されてます。西洋圏の文化に疎くても楽しめます。 | ||||
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シャンナ・スウェンドソン著、今泉敦子訳『女王のジレンマ』(創元推理文庫、2017年)はファンタジー小説である。「フェアリーテイル」シリーズの第2弾である。 前作『ニューヨークの妖精物語』では主要登場人物が初めて妖精界に触れた。これに対して本作では最初から主要登場人物は皆、妖精界について分かっている。このために主体的に行動している。前作では刑事の追及を避けるという現実社会の散文的な出来事も描いていた。これに対して、本作は主要登場人物が最初から妖精界の問題と認識しており、ファンタジー色が強まっている。 前作は現代のニューヨークと妖精界という異なる二つの世界を舞台とした物語という色彩であった。これに対して本作では主人公ソフィーが容易に人間界と妖精界を行き来するため、現実世界もファンタジーの延長線上に感じてくる。 主人公らは偽の女王が暗躍する陰謀に立ち向かうが、敵キャラクターが軽い。ソフィーの敵にはなれそうにない。だからこそ、偽の女王という回りくどい陰謀になると言えるが、もっと主人公が追いつめられるハラハラドキドキを期待する向きには物足りない。確かに何度もピンチに陥るが、切り抜けられるだろうという安心感がある。 ところが、その後に重たい人間ドラマが残っていた。主人公にとって御都合主義的な展開であるが、そのような選択がなされることにリアリティーがある。前作では妖精界にさらわれ、そこから帰還する人間を描いた。本作では妖精界からの追放と主体的意思で妖精界に残る人間を描く。奥深い物語である。 | ||||
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前回に比べるとなかなか話が進展せず、少々まだるっこしいかな。長い割にはあんまり大したことしてないし…。おばあちゃんを引っ張り出してきたことで、都合よくまとめた感じ。妖精物語なのに、主役をはじめ、登場人物たちがみんな生真面目すぎてつまらない。 次回は、もっとぶっ飛んだ話を期待します! | ||||
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1作目『ニューヨークの妖精物語』の約2か月後の物語。 前の話で解決できなかった問題と共に、新たに出てきた問題にソフィー達が挑みます。 1作目を前編とすると、こちらが後編で、二つ合わせて一つの物語のよう。 1作目では妖精界という場所やルールの把握をするだけで大変でしたが、 今度はだいぶ慣れてきた?ためか、ストーリーを楽しむ余裕も出てきました。 強くて頼りがいのあるソフィーの秘めた心が描かれることで味わいも出てきたし、 人間(妖精)関係も見えてきたし。 それにしても妖精界を治めるのって大変。 水戸黄門のように何かをポンと出せば万事解決できるわけでなく、 敵か味方かもよくわからない人達を粘り強く説得し、解決策を手探りしていく様子は シンプルな勧善懲悪物語とは違い、話がどこに行きつくのかわからない面白さがあります。 相変わらず、夢の中を歩いているような不思議な気分。 とりあえず、話は落ち着いたようでめでたしめでたし。 作者は1作目のうちに既に2作目の最後を用意していたと思えるし、 よくこれだけ色々と考え組み立てたなぁと感心。 他にも、これからの話につながる伏線が色々あるのかも。 ソフィーとエミリーの恋の行方に期待して、次作を待とうと思います。 | ||||
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