わたしたちが孤児だったころ
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わたしたちが孤児だったころの総合評価:
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ジョンハートのように淡々とストーリーが進んで行く。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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英国の私立探偵による、人生の回想と親探しの物語です。 この作品、おいそれと人には薦められません。ポイントはふたつあります。 ・「信頼できない語り手」というミステリの手法を知らないと、面食らってしまう 本作では、カズオ・イシグロの初期の代表作でも用いられたこの手法が全編を通して使われています。 つまり、主人公が語る内容はあくまで、ひとりの孤児が必死の思いで作り出したフィクションにすぎないということです。 この点を念頭に置いて(あるいは途中で気付いて)読まないと、なにか変なものを読まされているという気になってしまうでしょう。 ・カズオ・イシグロ作品の中では度を越して暗い 中盤くらいまでは楽しく読めたのですが、物語は次第に暗くなっていき、最後はもう絶望のどん底に突き落とされることを理解しながらも「まあここまで読んじゃったしな」と思いつつ読み終えました。 しみじみと人生を振り返り、辛いことも楽しいこともあったね、と穏やかな気持ちになる、そんな作品ではありませんでした。「信頼できない語り手」の手法を活用した、これでもかというほど残酷な物語です。読者は、人生という物語の、劇的な崩壊の場面に立ち会うのです。それでも最後はある程度品よく着地するので、いちおうカズオ・イシグロ作品としての体を成してはいるな、という印象を持つのですが、人によってはショックを受ける内容かも知れません。心が弱っているときには読まないほうがいいでしょう。 内容が衝撃的すぎるという意味で星をひとつ減らしました。作品の質としては星5ですが、Amazonレビューの星には、おすすめ度合いという意味もあるので。 | ||||
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美術でアートとデザインの区別が不明になって久しい。言葉のアートもデザインと区別ができない。コナン・ドイルと『ウォーリーを探せ』を合体させ、漆喰細工か竹細工のような風合いで上海を描く。すべてが(戦争も)そのだまし絵の壁画に埋め込まれ、幾つもの惹句としてのセリフが、長編のあちこちにストーリーと無関係にはめ込まれる。主人公がクリストファー、日本人少年がアキラとあるが、キヨシではなかったか。本書で祝典の舞台とされるジェスフィールド公園には「犬と中国人立ち入り禁止」の立て札があったと武田泰淳が書いている。たぶん英語で。それにしても、原文の装飾性を日本語にするのは容易ではない。 | ||||
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春馬くんが 「わたしを離さないで」 のドラマを演じる前に読もうと思い即注文。 悲しい小説でした。 これを機にカズオイシグロさんの本を数冊読みました。 | ||||
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カズオ・イシグロの文章は本当に美文で、寝る前に読んでいますけど、毎日楽しみです。ディセントというか、節度ある文章でありストーリーだと思います。まだ読み終わっていませんが。 | ||||
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アキラとの子供時代のダラダラ長い思い出は何なのか。 なぜアキラとあんなにタイミング良くあんな場所で再会するのか。さすがに無理があるでしょう。 ジェニファーの盗られたトランクの中身にまつわる話、何かあるのかと思いきや結局無かった。 主人公が突然やたらと傲慢、自分勝手になるのになぜ周りの人間は彼に従うのか。 優秀なはずの探偵なのに、両親がずっと何十年も同じ場所で幽閉されていると信じて疑わない、というのも変。 他の方も書いておられましたが、何故まずフィリップおじさんを探そうとしなかったのか。第一に探すべきだろう。 不思議に思うところや不自然な箇所が多々ありすっきり読めませんでした。 | ||||
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