ラストレシピ 麒麟の舌の記憶
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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あまり期待せずに読んだが、面白かった | ||||
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| 映画を見て料理を作るシーン、エンドロールの出来上がった料理のシーンに感動して、映画の場面を思い浮かべながら読みました。著者が、大ヒットしたバラエティ番組「料理の鉄人」の演出を行ったということで料理と料理人へのこだわりが良く描けていると思いました。映画と原作の間にある程度違いがあることは仕方ないと思いますが、料理と料理人へのこだわりをテーマにしているという部分は同じなのでそれほど違和感はありませんでした。プロットはかなり荒唐無稽な感じを受けましたが、映画を見て泣き、小説で背景や登場人物の気持ちを知り、また映画を見たいと思いました。小説だけだと、そんなに感動しなかったかも知れません。 | ||||
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| 軍国主義は他国だけじゃない 令和の日本にも語り継がれてほしい | ||||
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| 映画を先に観て映画のストーリー展開に気になるところがあったので原作を読みました。 どの映画でもやはり見せ方と分かりやすさを重視する関係でこじつけるのだと思うのですが、どうしても「え、そうかな?」と感じる部分があります。 そのあたりは原作を併せ読むことでスッキリできて納得しました。 | ||||
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| 映画を先に見て、原作を読みました。滝田洋二郎監督を絶賛したい。サスペンスとしては映画の筋書きが より楽しめました。歴史的事実の満州の事情などが知れたのは、よかった。ユダヤ人の言葉をレシピの 最後に記して、それを手掛かりにホテルにたどりつくまでが、いちばん興奮しました | ||||
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| 映画の原作になっているんだから、間違いないだろう!と考えて閲読。確かに面白いし、結末が気になってずんずん読み進められるんだけど、なんだかとっても薄味な印象。料理を題材にしているにもかかわらず、この感じってなんだろう?と思いながらもそのまま続読。 著者は、「料理の鉄人」等で有名な演出家の田中径一氏。映像中心のTV界出身だからかなぁ?とか、これが小説家としてのデビューだからかなぁ?なんてことも考えてみたけど、そういう感じでもない・・・。うーん・・・なんだろこの違和感? ------------------------- 佐々木 充(みつる)は音楽で言えば絶対音感のような、一回食べた物の味は一生忘れない舌の持ち主。最高の料理を追求し、嘗ては自身で各界の食通を唸らせるレストランをやっていたが、充のあまりにも完璧を求める姿勢に同僚達が着いていけなくなり、店は破綻、多額の借金を背負うことに。その借金を返すために、高額で今際の際の人が最後に食べたい想い出の料理を再現する、半分やくざのような“最期の料理請負人”をやっている。 その充のところに、第二次大戦中に天才料理人・山形直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいという依頼が突然舞い込む。依頼主は釣魚台国賓館の料理長で中国では知らぬ者はいないと言われる楊晴明。報酬はなんと5,000万円。 充はなにやら胡散臭いと思いながらも、中国へ向かう。楊が作って欲しい最後の料理とは、満漢全席の日本版というべき「大日本帝国食菜全席」。 「大日本帝国食菜全席」とは、関東軍の幹部が天皇陛下に献上することにより満州国を世界に知らしめようと山形とそのアシスタントとなった楊に要請して作らせたもので、メニューの数は満漢全席を超える204品。そのレシピは春夏秋冬と4冊に分かれ、充は楊より、どこかに必ず残されていると言われているオリジナルのレシピを探すことから取り掛かるように指示される。 山形が所属していた宮内庁の大膳寮(天皇の料理番がいる部署)→山形の大膳寮の同期→山形の妻→山形の弟→山形の娘と、まるで誰かに導かれるように話が繋がって行き、徐々に明らかになる当時の状況。充は、この後、自身の運命を大きく変えてしまうことが起きるなどとは露知らず、少しずつであるがレシピに近づいて行く。 さぁ、彼は、無事4冊のレシピを発見し、楊のリクエストに応えることができるのか? --------------------------- 作中で、レシピの中の一品を再現した充が、違和感を覚える場面があるのですが、その部分を読んだ時、自分は「あ、これか!?」と鳥肌が立ちました。 若干ネタバレになってしまいますが、レシピは実は完璧ではなく最後はやはり、山形と同じような舌を持つ人間がひと手間を掛けて完成となることに充は気付きます。田中氏の話も同様で、途中までは何か薄い(漢字で言うと希の”うすめる”の方が正解かな?)と感じていたのですが、最後の最後の展開で一気に濃くなり、全ての出来事が一個々々輪郭を伴って見えてきます。つまり料理でいうと、口に含んだ途端、使用した食材のひとつひとつの味がハッキリと判る、そんな感じ?。果たしてこれを田中氏が演出として狙ったのかは判りませんが、自分は、「流石、映像を長年やっていた人だ!」と勝手に唸ってしまいました・・・。(笑) 「料理の鉄人」の演出家なので、料理の内容に期待しがちですが、料理ものと云うよりは上質の感涙ミステリーと言うべき一冊です。 | ||||
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