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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶
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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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映画を先に観て映画のストーリー展開に気になるところがあったので原作を読みました。 どの映画でもやはり見せ方と分かりやすさを重視する関係でこじつけるのだと思うのですが、どうしても「え、そうかな?」と感じる部分があります。 そのあたりは原作を併せ読むことでスッキリできて納得しました。 | ||||
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映画を先に見て、原作を読みました。滝田洋二郎監督を絶賛したい。サスペンスとしては映画の筋書きが より楽しめました。歴史的事実の満州の事情などが知れたのは、よかった。ユダヤ人の言葉をレシピの 最後に記して、それを手掛かりにホテルにたどりつくまでが、いちばん興奮しました | ||||
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映画の原作になっているんだから、間違いないだろう!と考えて閲読。確かに面白いし、結末が気になってずんずん読み進められるんだけど、なんだかとっても薄味な印象。料理を題材にしているにもかかわらず、この感じってなんだろう?と思いながらもそのまま続読。 著者は、「料理の鉄人」等で有名な演出家の田中径一氏。映像中心のTV界出身だからかなぁ?とか、これが小説家としてのデビューだからかなぁ?なんてことも考えてみたけど、そういう感じでもない・・・。うーん・・・なんだろこの違和感? ------------------------- 佐々木 充(みつる)は音楽で言えば絶対音感のような、一回食べた物の味は一生忘れない舌の持ち主。最高の料理を追求し、嘗ては自身で各界の食通を唸らせるレストランをやっていたが、充のあまりにも完璧を求める姿勢に同僚達が着いていけなくなり、店は破綻、多額の借金を背負うことに。その借金を返すために、高額で今際の際の人が最後に食べたい想い出の料理を再現する、半分やくざのような“最期の料理請負人”をやっている。 その充のところに、第二次大戦中に天才料理人・山形直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいという依頼が突然舞い込む。依頼主は釣魚台国賓館の料理長で中国では知らぬ者はいないと言われる楊晴明。報酬はなんと5,000万円。 充はなにやら胡散臭いと思いながらも、中国へ向かう。楊が作って欲しい最後の料理とは、満漢全席の日本版というべき「大日本帝国食菜全席」。 「大日本帝国食菜全席」とは、関東軍の幹部が天皇陛下に献上することにより満州国を世界に知らしめようと山形とそのアシスタントとなった楊に要請して作らせたもので、メニューの数は満漢全席を超える204品。そのレシピは春夏秋冬と4冊に分かれ、充は楊より、どこかに必ず残されていると言われているオリジナルのレシピを探すことから取り掛かるように指示される。 山形が所属していた宮内庁の大膳寮(天皇の料理番がいる部署)→山形の大膳寮の同期→山形の妻→山形の弟→山形の娘と、まるで誰かに導かれるように話が繋がって行き、徐々に明らかになる当時の状況。充は、この後、自身の運命を大きく変えてしまうことが起きるなどとは露知らず、少しずつであるがレシピに近づいて行く。 さぁ、彼は、無事4冊のレシピを発見し、楊のリクエストに応えることができるのか? --------------------------- 作中で、レシピの中の一品を再現した充が、違和感を覚える場面があるのですが、その部分を読んだ時、自分は「あ、これか!?」と鳥肌が立ちました。 若干ネタバレになってしまいますが、レシピは実は完璧ではなく最後はやはり、山形と同じような舌を持つ人間がひと手間を掛けて完成となることに充は気付きます。田中氏の話も同様で、途中までは何か薄い(漢字で言うと希の”うすめる”の方が正解かな?)と感じていたのですが、最後の最後の展開で一気に濃くなり、全ての出来事が一個々々輪郭を伴って見えてきます。つまり料理でいうと、口に含んだ途端、使用した食材のひとつひとつの味がハッキリと判る、そんな感じ?。果たしてこれを田中氏が演出として狙ったのかは判りませんが、自分は、「流石、映像を長年やっていた人だ!」と勝手に唸ってしまいました・・・。(笑) 「料理の鉄人」の演出家なので、料理の内容に期待しがちですが、料理ものと云うよりは上質の感涙ミステリーと言うべき一冊です。 | ||||
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前評判どおり、よかったです。 初めての著者なので、心配してましたが。 戦前の場面さえ生き生きと想像ができたのが素晴らしいです。 高校の子供にあげたら速攻で読みました。 | ||||
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終戦間際に、子ども連れで満州に夫を迎えに行く?行く気があっても手段があるかあ?無理じゃない? と、思ってしまったから、もうダメ。 タッパに入った冷めたおじやはどう考えてもおいしそうには見えないだろうし、空想のレシピは味の配合は「麒麟の舌」で何とかなるかも知れんが、煮炊き時間や火加減の問題ってどうよ? 「知らない文字」のフリーハンド長文を、ちょろっと図書館行っただけで解読できるか?そもそも正しくメモれるか? ↑は今時なら「集合知」の力を借りりゃ早いが、通常「自力」だと「引っ張るべき辞書」に辿り着くまでに途方もなく時間掛るんだよ 素人、しかも自分で焼いた器を「価値の分からん」奴らに壊されるよりは譲ろう、ってどれだけ自信家?幾ら久谷でもピンキリでしょう 「美味しい。また食べたい。」と、思った料理が2度と出て来ない夕食は少し悲しい …何より、壮大に広げた割には、オチがこれかい。のありがち展開 読んでから知ったが、映像作品になってるのね おそらく文章で読むより↑の方が楽しめるだろう でした | ||||
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世界を代表する麒麟の舌を持つ男たちが、レシピを通して70年以上離れた2つの時代を交錯するストーリー。 本書は、もともと『料理の鉄人』を手掛けた演出家の田中経一氏により、ミステリー小説『麒麟の舌を持つ男』として出版された。その後、本書『レストレシピ』として改題され、また映画化もされた。 主人公の山形直太朗は「世界で一番、人が喜ぶ料理を作れる料理人になりたい」という夢から、宮内省大膳寮で天皇陛下の料理を作る宮廷料理人となった。 また、そこには大膳寮の料理長(主厨長)を務め「怪物」とも呼ばれる秋山徳蔵の姿もある。直太朗が大膳寮に入って一番良かったこととして、秋山徳蔵とのエピソードについても書かれている。 そもそも秋山徳蔵とは、TVドラマ『天皇の料理番』 で青年期からの料理人生について描かれ、注目された。評者は当時、夢中になってこの番組を見ていたことを思い出した。その同じ環境で料理を作っていた「山形直太朗」へも、もちろん興味を持たないはずがない。 本書のメインは、天皇陛下が満州へ来た際の料理を作るという極秘任務だ。その料理とは清朝の宮廷料理である「満漢全席」を超える日本版料理「大日本帝国食菜全席」を作ることだった。 しかし、戦時下にあるこの時代、食材を手に入れるだけでも困難だっため、試作品も作れず直太朗は空想の中だけで、このレシピを作っていった。 なぜ、そんなことが容易にできたかというと、直太朗は一度口にしたものを再現できる才能を持っていたからだ。中国では、それを「伝説の麒麟の舌を持つ人」というそうだ。まさにそれは、音楽でいう絶対音感のようなものなのだ。 また、もう一つの時代、現代の主人公「佐々木充」は「最期の料理請負人」として、死期の近づいた人へ「人生の最期に何を食べたいか?」を叶えるために、その人の思い出の料理を再現する。佐々木もまた、一度食べたら記憶して忘れない舌を持っていたのだ。ここにもう一人の「麒麟の舌を持つ男」が存在する。 佐々木充は、一流の中国人シェフ楊晴明から「大日本帝国食菜全席」の再現という「最期の料理」を依頼された。この「大日本帝国食菜全席」とは、各200ページを超える、春夏秋冬4冊のレシピでできている。また、それぞれ51品ずつあり合計204品となる。 しかし、この「大日本帝国食菜全席」は、単なる世界一の料理ではなく、そこにはある陰謀が隠されていた。そのため、多くの人の人生が狂わされる衝撃の事実が待ち受けていた。 また本書の最後には、幻のメニュー「大日本帝国食菜全席」204品すべてが掲載されている。機会があれば、是非食べてみたいものだが、中でも本書のキーともなる冬のレシピその51「スッポン雑炊」は、最も興味深い一品である。 | ||||
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幻のレシピという主題と、戦時中及び現代の2方向から徐々に謎が明らかになっていく展開が面白い。 | ||||
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映画が先でした。2時間超で終わらせるにはかなりはしょった部分があったのですね。小説のほうが、納得できました。料理に関する情熱がそれぞれ素晴らしかった。おもしろかったです。 | ||||
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ご都合主義とか単調的とかいう批判的な意見もありますが、僕はとても読みやすく物語に引き込まれました。 賛否両論ありますがぜひ手に取って読んで欲しいです。 | ||||
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映画が良かったので、原作にも興味があって読んでみた。 映画とはストーリーがだいぶ違うところがあるので、違いを楽しむという点では楽しめる。 映画の方が、登場人物の描き方や話の盛り上げ方が上手いと思った。 | ||||
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確かに全部都合よく繋がりすぎというのはある 日本軍が悪役すぎるのもひっかかる だがそんな事はどうでもいいくらい話に引き込まれるし、山形の生き様には感動させられる 純粋にエンタメとして素晴らしいと思う 料理っていいよね | ||||
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すごくおもしろかったです。続きを読みたい衝動ですぐに読み終わりました。 | ||||
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さらさら読める内容で良かったが、ラストの畳み方が勢いよすぎて少し付いていけないのと内容についても若干消化不良。とりあえず他の作品も読んでみます。 | ||||
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久しぶりの名作!話の展開もわかりやすく読みやすい!映画化楽しみです! | ||||
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レビューを読んでいると、痛烈な方もいらっしゃいましたが、私は読むのを止められず、一気に読めました。 あれっという箇所は何箇所かあったので、きっと細かく読み直したら引っかかるとは思うのですが、それでも大変面白く、スピーディに読め、大満足でした。 | ||||
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戦争のただ中。 大日本帝国 食菜全席をつくろうとした 山形直太朗。 麒麟の舌(絶対音感ー味感)をもつと言うオトコ。 天皇の宮内庁 大膳課にいた。 それが、軍の要請で、満州にいくことに。 大連から 旅順へ。 三宅少将から 大日本帝国食菜全席 をつくることを命じられる。 天皇が 満州国に来た時に、 提供する 満漢全席をこえる料理。 それが 大日本帝国食菜全席。 春、夏、秋、冬の 四つの季節にあった料理を 51のレシピをつくり、204のレシピとする。 『最後の料理 請負人』の佐々木が、 中国人 魚釣台の料理統括の楊晴明に この 大日本帝国食菜全席のレシピを 探すことを要請されることから始まる。 ユダヤに伝えられる言葉 『愚か者にとって老年は冬 賢者にとって老年は黄金期』 ハルピンには、ユダヤ人が多くいた。 これが、種明かしのキーとなり、 どんでんかえしとなり、真実が 明らかにされる。 モチーフが面白く、 その謎解きも よく考えられている。 | ||||
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状態もよく この値段で購入できて お得でした。 娘も喜んでくれて良かったです。 | ||||
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満州事変、ABCD包囲網、日米開戦…全部日本がまいた種だ…ってね! | ||||
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今年映画が公開と聞き、まずは原作を読んでみようと思い注文しました。保存状態もよく、綺麗には包装されていました。 | ||||
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まず序盤はグルメヒューマンドラマ、中盤はグルメサスペンス、終盤はヒューマンドラマ > サスペンス というバランス展開でしょうか?中盤は過去と現在が同時進行の設定で話が進みます。主人公はチートな舌の持ち主で、食べたことのない料理を再現出来る腕までも持ち合わせているWチートな「最後の晩餐請負出張料理人」です。この主人公が味バトルかと思いきや、なんと「レシピの捜索」がこの度の仕事依頼。そして舞台はラストエンペラー満州国建国時代の背景と現在の二つ。 確かにこの作品はグルメがベースではありますが、あくまでも作者様が読者に見せたいのは、「ヒューマンドラマ」「歴史サスペンス」のようなので、序盤のオムライス「以降」の料理に関しては なーんかもの足らない描写であります。 これについては他のレビューでも言われているようにもの足りません。ですが、中盤はドラマとサスペンスに力を入れているために、敢えて作者様はグルメ描写を控えめにしたのかなぁ?と感じました。個人的には腕試しに作った料理が唯一バトル?要素かな?って感じて、正直別にガチな料理バトルあっても良かったのですが、その期待の場面は最後までありませんでした。 しかし、歴史の渦に巻き込まれ失われた、日本を代表とするために開発された「世に出ることのなかった多数のレシピ」の4部作。これの争奪戦に「何故か?→(実際は訳大有り!)」巻き込まれる主人公。作者様の意図が見え見えではありますが、終盤のヒューマンドラマ種明かしには、涙腺のパッキンが壊れている私には、とてもとても良かったです。 『グルメ運命』がこの作品のテーマではないだろうか? 『バトル』も良いけれど、こういうのも有りかなぁ? | ||||
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