スィールの娘
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「アイルランドに嫁いだ〈強き者の島〉の美しき王女を襲う壮絶な悲劇」という 帯のコピーを上回る、とても悲しく、戦のむなしさを描いた惨劇です。 第一部「アンヌウヴンの貴公子」も草薙の剣を巡る物語を彷彿させて面白かったのですが、 この話は……表紙の可憐さを上回る、凄みを持ったお話です。 現代社会の血で血を洗う宗教戦争を彷彿させる、戦のむなしさ。 その原因は、名誉だとか不名誉だとか復讐心だとかの、 悲しいほどに子供っぽい人間的な感情。 作者は1907年生まれだとのことですが、幼いときに第一次世界大戦を体験し、 大量破壊戦争のむなしさを感じ取ったに違いありません。 なのに、長じての第2次世界大戦…… 女性の視点で結び直す戦争の物語が、とても普遍的で心に染みます。 女主人公であるブランウェンの結婚を巡る悲劇はもちろんですが、 その前段階での一族の悲劇の伏線が、切なく効いています。 「マギノビオン」の原典はとても読みにくのですが、 再編成されたこのシリーズはとても読みやすい! ファンタジー好きは、一食抜いても読んでいただきたいものです。 | ||||
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