失踪した猟犬探しを生業とする探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方を突き止めてほしいという仕事が舞い込んだ。

19世紀イギリス。

事業に失敗し、心中した両親。

「どうしたんだ、暗い顔して。またちゅーでもしてやろうか?」「全部君が原因だよっ!」都築初のクラスに車椅子の少女が現れた。

第二次大戦末期の砲火の下、フランスからドイツへ脱出する列車で出会った日本人少年と少女の淡い恋心を描いた表題作の他、主婦の足下に忍び寄る謎の女を追う「マリア観音」、清水の次郎長の三人目の妻・お蝶が男女のもつれから死に至るまでを書いた「お蝶殺し」など魅力の五篇

地軸が90度転倒し、南北両極が赤道地帯に移動する“大転倒”によって、地上の人類は全滅した。

弱小「すずめバス」のバスガイド・町田藍は、エリートサラリーマンの元木から「自殺した親友を偲ぶバスツアーをしたい」と依頼を受け…(「友の墓の上で」)。

これが上方のお笑いや、謎解きや!上方落語の世界を舞台に描く、青春落語ミステリ。

美容に狂う前妻と彼女を奪っていった男、なぜ二人は俺に会いに来るのか?なぜこんなに友人の母親が気になるのか?隣室で虚ろで奇妙な音を出し続けるのは何者か?どうしてあんなに不出来な部下に惹かれるのか?なぜ暗闇で出会って顔も見えない彼女がこんなにも愛おしいのか?な

悪党が殺された。 疑われたのは、最も立場の弱い技能実習生だった。

マサチューセッツ工科大で女子大学院生の変死体が発見された。遺体を検めたスカーペッタは奇妙な事実に気づく。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

ここは、見渡す限りの水平線。たくさんの人間たちで賑わっていた、“セジング”は見あたらない。

明治二十三年、ミナこと皆川真次郎は西洋菓子店を開いた。

昭和12年の冬、薬問屋の娘の依頼を受けて、商都大阪を訪れた若き日の金田一耕助。

火曜日の深更、独り暮らしの娘を絞殺し屍体の一部を持ち去る。

神奈川県西部に世界史上繁栄を極めた三つの都市を再現した大型テーマパークが完成しつつあった。

さまざまの難事件を解決し、退職して私立探偵を開業したビーフ。

中江美佐は“ブラウン管が生んだシンデレラ”と言われる程の人気女優だった。

きれいな背中だけを見込まれたみゆき。

窪居佳那・二十四歳、大学院のドクタコースに在籍して研究に没頭中。趣味は起き抜けのシャンプーと「どきどき」の探求。

古書店主クリフは、恋人エリンの頼みで蔵書家射殺事件の調査を開始した。

17歳の時に無実の罪で投獄されたエディが、15年ぶりに出所してきた。

著名な画家のアリシアは、ある夜、帰宅した夫を射殺した。

待望のリブラリアン・ファンタジー、再始動。 マツリカが、キリヒトが、帰ってきた。

東京の宝石店外商員・北野の死体が城崎温泉を通る円山川で発見された。しかし宝石店社長は北野という社員は知らないという。

ロッキー山脈山岳救助隊員のゲイブは、同僚ハルの恋人を救出できなかった自責の念から、行方をくらます。それから8ヵ月。

入閣の条件は愛人の整理！大臣のポストを狙う参議院議員の太田垣は5人の女との訣別を図り、秘書の早川に交渉を命じた。

北アルプス・槍ケ岳の観光開発を

空自のイーグルドライバー・鏡黒羽は、女優である双子の妹と間違われ、何者かにスタンガンで気絶させられた。

恋人を殺された三沢光司は、被害者にストーカー行為を続けていたとして、容疑者扱いを受けていた。

「水島のじいちゃん」の名代で、西遠寺家の人々とともにかのこの許嫁の家の別荘へ向かうことになった修矢。

原子炉の爆発がきっかけで、双子の姉妹・華織と紗織は別々の家に預けられた。

2009年、都内でバンクシー作とおぼしきステンシル画が見つかった。

日本探偵小説文壇の重鎮が描く、怪奇幽遠なる妖美の世界。

週末のパーティに招待され、婚約者や親友夫婦らと郊外の屋敷に滞在中のエミリー。

躊躇なく被疑者を殴り、同僚に低利で金を貸し付けて飼いならし、暴力団や中国マフィアとも平気で手を結ぶ――。

幽霊が「視えてしまう」草食系大学生の八神森司。

ある町の銀行の支店で起こった、現金紛失事件。

函館で有名な岩倉家の美人三姉妹。その三女が行方不明になった。

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。

朝起きたら昨晩激戦を交えた相手とは違う女がベッドに死体で横たわっていた。

平成五年七月下旬に始まり、ひと夏かけて不気味に進行した挙句、九月十四日の深夜、ある悲劇と共に突如として終結した「小此木家霊魂殺人事件」。

南見弦楽四重奏団の初公演がいよいよ開演となったが、どこか様子がおかしい。

大雪に閉ざされた山奥の「奇巌城」。

柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。

多摩川土手近くに立つ長屋の中で、老人の扼殺死体が発見された。

「連続幼女殺人事件」を洗いなおせ 元刑事と若者たちがチームを組んだ! 真犯人はどこにいる!? 『死刑にいたる病』の俊英が放つ冤罪ミステリー 三十年前、人々を震撼させた『北簑辺郡連続幼女殺人事件』。

「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。

爆弾テロを阻止しろ! 日々事件解決を陰で支える機捜隊員コンビ縞長と高丸が発見した指名手配犯は人質を取り立てこもる。

「山は半分殺してちょうどいい―」現代の狩人であるマタギを取材していた編集者・美佐子は動物写真家の吉本から教えられたその言葉に衝撃を受ける。

カリフォルニア州の軍事研究施設から、爆発とともに謎の物質が流出した。

騎士の兜のように張り出した額、鉤型の高く大きい鼻、時代遅れのレイバン―灰色のトレンチコートをまとい、男は古巣・新宿の街へ舞い戻って来た、「黒いスーツケース」を携えて。

猫もしゃくしも大騒ぎする地方区の選挙戦。

”どんでん返しの帝王”が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ! 死ぬ権利を与えてくれ――。

むっちりと脂肪ののった弾力をもつ股のしなやかな肉付きのゆたかさ!その女の左股の内側きわどいところすれすれにトランプのカード1枚、スペードのクイーンが彫られていた!そのヴェールで顔を隠した奇妙な女客に、俗に“彫亀”と呼ばれている彫師の坂口亀三郎は半ば拉致同然

小さな町での講演会に出た帰り、テスは山道で暴漢に拉致された。

「黒田左少将どのの猿楽の催しに貴公をお連れしたいのだが」。公儀目付役・稲生正英の言葉に多田文治郎は耳を疑った。

中禅寺洲齋、幽霊騒動に挑む。歌舞伎舞台のために書き下ろされた長編小説! 時は江戸。

「この死体、変だと思わないか？」 死体を運ぶ先輩と、 死体の謎を解く後輩。 二人だけの、最悪な部活動。

東京消失、人質、千八百万!狂気の男が要求した条件を撥ねつけた日本政府。

前作『大きな枝が折れる時』の「ラ・カーサ」での事件から15カ月―もと小児専門精神医アレックス・デラウェアの前に再び事件が起こった。

霧の中、公園でデート中のカップルが、暴漢に襲われた。二人を助けようとした警察官は、逆にナイフで刺殺されてしまう。

月刊誌『時代』では人気女優青木真理と作家平野徳平の対談を企画した。

人気俳優松本雄三が密室状況のサンルームで変死した。自殺!他殺?苦闘する捜査一課四角警部たちを尻目に連続する殺人劇。

雑木林で見つかった無残な腐乱死体。

八丁堀北島町の同心組屋敷街に、一人の幼い子供が白縫半兵衛を頼って迷い込んできた。

イタリアの小村に住む若き時計職人ジャンは、祖父ベルナルドの技術を受け継ぎ、村の機械の故障を一手に引き受ける働き者。

哀しみの先には、何があるのだろう──。

この街は壁に囲まれている。

乾くるみさん推薦「初読で『やられた！』 再読で評価MAXに」。

真珠湾攻撃前夜のLA。日系人一家惨殺事件発生!これは究極の警察小説である。

ミステリ映画『四国・坊っちゃん列車殺人号』の関係者は、奇しくもかつて松山の中学時代、演劇部として「坊っちゃん」を演じた者ばかりだった。

眠らない一族〈梟〉の血を引く史奈は、大学を休学し単身、京丹後へ。

突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。

明治29年（1896年）東京。

幕末、尊攘派の志士として、「人斬り彦斎」の名で恐れられた漢・河上彦斎の苛烈な人生と志を描き切る、待望の歴史長篇。

名探偵の弟子・シャルの事件捜査を描いた『たんもし』スピンオフ! 一流の探偵とは、事件が起きる前に事件を解決しておくもの。

惣三郎の次女結衣が姿を消した。昇平によれば、結衣が宮地芝居の小屋から出てくるところを見かけたという。

少女ローズが偶然発見した、イリジウム合金製の巨大な“手"。それは明らかに人類の遺物ではなかった。

高２の莉緒はあることから親友に裏切られ、学校での居場所を失くしていた。もう消えちゃってもいいかなー。

どしゃ降りの雨の夜。

狂乱し鬼と化す女。名桜を愛でる老貴族を襲った災難。

あらゆる手段で闇の世界を生き抜いてきたタマラ。

きっとあなたも涙する。

唯一の心許せる幼馴染・舞生が死んでから三年。永太は生きる意味を見失い、死を考えながら無気力な日々を送っていた。

高名な彫刻家の杉原完三が、自宅兼アトリエから姿を消した。一ヶ月後、完三は武蔵野の林から遺体で発見された。

妻の殺害を企むヒモも同然の婿養子。妻はロスの別荘、夫は東京の自宅。

昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。

おれの名は松平利春。不幸な死体(ホトケさん)を解剖、検死する監察医だ。

江戸城へ諸大名が登城する朔日。宗之介と名乗る若者が大手門を襲撃。

舞い込んだ不思議な仕事。墓前での奇妙な花宴。

佐藤誠。八十六件の殺人を自供した殺人鬼。

森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。