棘の街
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
棘の街の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初分厚い本でしんどかったのですがだんだんと吸い込まれて行きましたよ。 正直堂場さんの小説は、初めて読んだのですが、これからどんどん読んで行こうかなって思っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近、テレビ朝日系列の土曜ワイド劇場で『棘の街』が放映されていました。そして、何とはなしにドラマを観ていくうちに、地元の千葉県木更津市で撮影されていることに気付いたので、原作を読んでみようと思いたちました。 原作はそんなに悪いとは思いません。しかし、TVドラマのほうが原作よりも良くできていると思いました。これは、非常に珍しい現象です。さすが大阪の朝日放送の制作ですね。 なお、原作にもTVドラマにも「息の詰まる街」というフレーズが出てくるのですが、自分の住む街がこのような印象を持たれるようではダメですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北嶺という街で起きた誘拐事件。上條らの失敗により、被害者は殺害された。上條は北嶺に戻り、おのれ自身のプライドをかけ再捜査を開始する。ある日上條は暴行を受けていた少年を救出するが、その少年は記憶を失っていた・・・。誘拐事件の犯人は?また、記憶喪失の少年との関わりは? 誘拐事件の捜査の失敗が一人の少年を死に追いやった。「自分の手で犯人を!」その執念が上條を動かす。設定に目新しさは感じられなかった。ただ、どう展開するのかには、多少興味が湧く。上條の性格は破天荒なところもあり、ちょっと受け入れづらい面があったが、記憶喪失の少年との関わりはなかなかよかった。驚きもしたし、今後の上條の行く末に余韻を残すものになった。まあまあ面白いと感じたが、ページ数が多く、読んでいて途中でしんどいと感じた時もあった。すっきりスリムにし、展開をスピーディーにした方がより面白く魅力的な作品になると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公が鳴沢了の性格にそっくり。そんなに父親が嫌いか?そんなに組織が嫌いか?反省しているところがましと思うところ。最近甘ったれたガキの犯罪が出てくるたびに、警察がガキを理解できなくて振り回されるところはリアルだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先日読売新聞の夕刊に、堂場の特集記事が載っていた。まぁ自分ところの社員だから、悪くは書いていなかったが、堂場がまだ読売の社員であることが驚きだった。勤めながらのあの出版ペースでは、作品の質が低下するのもやむなしかと納得した。記事の中で、「街」が主人公の物語にこだわっているということとアメリカのハメットなどに影響を受けたことなどが載っていたが、この作品はまさにそれに合致する(それ以外にも、結構堂場の背景を知ることができる話が多かった)。とことん街にこだわった作品であるし、ハードボイルドの悪い影響が出ているような気がする。ハメットではないがロバート・B・パーカーの「初秋」かと見まがう箇所などが出てくるし。料理とマシンに関する記述がウザイ。この頃の堂場って行き詰っていたのか。たとえば、大藪春彦や北方謙三などが料理やマシンについてのうんちくを書いてもまったく気にならないのに、彼らの影響を受けたであろう堂場や若手の作家達がおなじことを書くと妙にウザイのはなぜだろう。自分が年をとったということなのだろうか。さて、この作品であるが、堂場ファンとして納得できるかというと、正直?である。例によって、話の筋は半ばで読めるし、この作品では魅力的な相棒もいない。小野里がかろうじてそれに近いが、書き込み不足の感が否めない。この内容なら、半分のページ数でいいだろうと思わずにいられない。余計な記述が多い。本人曰くは、「書いているうちに書きたいことがあふれてくる」らしいが。おそらくは、外国もののハードボイルドの影響なのであろう。もっと、削れるはずだと思う。「街」にこだわっている作品としては、大沢在昌の「新宿鮫」や馳星周の「不夜城」が代表作であろうが、それらに比べると、無理やり「街」にこじつけている気がしてならない。まぁ。実在の誰でも知っている街と架空の街の差があるのだろうが。私は堂場のファンとしてはコアなほうだと思う。それゆえ厳しい言い方をさせてもらうと、しばらく休養して、もっと修行すべきだろう。形だけのハードボイルドから脱却すべきである。堂場には、稲見一良のようなハードボイルドを書いてもらいたいし、それができる作家だと信じている。同じ年に、地方こそ違えど、ラグビー部のキャプテンとして、花園を目指していた者同士であるから、とことん応援していきたい。今の堂場は、商業ベースに乗せられ、作品を書きっぱなしているだけ。出来などどうでもよく、ただ「堂場」というだけでいいという出版社に乗せられている。作品を書きっぱなすのではなく、ちょっと寝かせてみたらどうだろう。今のペースを続けていたら、つぶれてしまう。あえての苦言である。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|