南洋標本館
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| 一気に物語に惹き込まれる。 傑作の予感しかない。 次回の本屋大賞も、夢じゃない。 | ||||
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| サークルの締め切りも近いのに、今読み始めたらまずいぞ、という心の声を振り切って、やはり読み始めたら止められない。 台湾、大正5年父の突然の処刑から始まり、裕福な商家の養子となり日本統治下で不平等な扱いを受けながらも教育を甘受する陳(台湾読みでタン)永豊、植民地官僚の息子として優遇された生活の琴司、二人が、日中戦争仏印進駐、国民政府樹立、独立運動、揺れ動く時代にそれぞれの事情を抱え植物学を学び探求して行く。 題名からもっとマイナーな植物学を追及する二人のクレージーな話かと思ったが、中身は全く違った地味な、本質的に生きることを愛し求めていく人生の物語だった。 欧米の歴史は学ばされても、アジアのそれを学ぶことのない私たちに、この作者は毎回、戦前戦後の現実を教えてくれる。 植民地として自国語を持てず、覚えた言葉は支配者が変われば、次の政権下では疎まれるばかり。経済は中国人に握られ、タンの養父のように力を持ちすぎると日本の行政府に奪われる。地味な学問での手柄は消されてしまう。伸びようとしては押し返される、いや殴り返される本省人のタン。 初めて愛した女性は「自分の」国を守るため闘う男を選び、国民党政府下の台湾にもいられず、香港カナダに渡り、博士号を取って植物学を貫くも、愛した南洋の植物からは遠い酷寒の地で亡くなってしまう。 それでも独立を保っている日本の国民であるというベースを持つことで恵まれ守られて、三度も兵役にとられながらもそれなりの植物学者としての堅実な幸せを保つ日本人の琴司。 東山彰良の『流』などを読んだときよりも感動するのは、この作者が歴史、戦時中の暮らし、人間関係などをよく調べて描いているせいか。 タンが現地人のラトゥナの愛を勝ち得ないのは、その基盤の国を持たない生き方のせいでもあり、まさに理解しあえない男女間の断絶でもあるのか。 いつもながら、深い余韻の残る、質の良い作品だ。こんなに若い作者がどんな分野でこれだけのことを学んできたのかと、作者個人に興味を感じる。 yakemi | ||||
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| 新聞の書評欄でたまたま見かけて、試しにと読んでみた。台湾の自然の話かと思って読み始めたが、戦時下の南方を舞台に、運命に翻弄される台湾人と日本人の青年の邂逅と交錯を描いた、ロマン大作だった。 書評になんと書いてあったかは覚えていない。 戦前の台湾の街並み、雑踏と埃、南方の密林の草いきれの匂いまでが伝わってくるようで、思わず引き込まれる。大戦下の物語はいくつも読んだが、南方占領下の視点というのは新鮮だった。 非常に良著なのでぜひ多くの人に読んでもらいたいが、惜しむらくはタイトルとカバー絵がミスマッチで引力がないという点。本当に面白いのでぜひ読んでみていただきたい。 | ||||
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| 琴司と陳のち永山と改名する2人の主人公をめぐる壮大な物語。 | ||||
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