ウィリアム・リンクの作品一覧

『刑事コロンボ』『ジェシカおばさんの事件簿』… 推理ドラマのクリエイター・コンビが贈る ミステリーの愉しさあふれる小説集。

弁護士、ロス市警の刑事、プロボクサー、映画女優…完全犯罪を企てる犯人とトリックを暴くコロンボの対決。

それはまったくの衝動殺人だった。

男性中心社会の象徴である弁護士の世界でのし上がってきた苦学生レスリーは、自分が出世するきっかけを作ってくれた夫のポール・ウィリアムを、いままさに射殺しようとしていた。

映画の都ハリウッド。

ハリウッド・スターの葬儀に参列したまま失踪した女性テレビ・リポーター。

チャイコフスキーの幻想序曲“ロミオとジュリエット”が図書室から流れてくる。

老舗の高級デパート「コウリーズ」の社長夫人が化粧室で変死を遂げた。邸内に駐められた車にも男の射殺死体が…。

絞殺された人妻の喉元にくっきりとついた五本の指の跡。

マリー・アントワネットの「王妃の机」が競売に出された夜、アンティークの仕入れ屋がアパートの寝室で射殺された。

ケンタッキー・ダービーをめざす駿馬が思わぬ惨敗を喫し、厩舎のオーナーの弟が射殺された。

フットボールのオーナーが早朝のジョギング中、トラックに轢き逃げされた。

MKAテレビ局のベテラン事件記者が、自宅のデスクに突っ伏して死んでいた―死因は心臓発作。

全米ラジオ・ネットで大好評のトーク番組『Wフォーカス』のデータマンが射殺された。

伝説のロック・スターが十年ぶりにカムバックする―その情報をつかんだ女性ニュース・キャスターはさっそく特別番組の制作にとりかかり、局内は新曲発表のスクープに色めきたつ。

犯罪学科の特別講師としてコロンボが大学に招かれた。その講義中、地下駐車場で法学部の教授が射殺されていた。

ピュリツァー賞受賞カメラマンの妻が誘拐され、空き屋で射殺されていた。

3000万ドルの〈ナンバーくじ〉を当てたカメラマンがバスルームの浴槽で溺死していた。

武器密売人がホテルの一室で射殺されていた。死体の脇にころがっていた酒瓶と一冊の本。

深夜、メンタル・クリニックの〈仮眠室〉で男が射殺されていた。

マリブ・ビーチに打ちあげられた女の溺死体…。

ロンドンに出張したまま音信を断った雑誌社の女社長…。

ロサンゼルス郊外の“悪魔の渓谷”に設けられたアメリカ戦略研究財団―。

マジシャンが自作のギロチンで無惨な死を遂げていた。

深夜かかってきた夫の誘拐をほのめかす脅迫電話。

リットン美術館に転がっていた二つの死体。

執筆中の流行作家が椅子にのけぞって射殺されていた。

ビヴァリー・ヒルズの高級住宅地ベル・エア地区で二夜連続の殺人事件が発生―豪邸のプールに浮かんだ第二の被害者は、コロンボの上司、ロス市警副総監の妻だった。

深夜の埠頭“追いはぎ天国”の砂浜に男の死体が転がっていた。コロンボは上衣をはぎとられた死体に不審を抱く。

老いた提督が水死体で発見された!事故に見えた死は、遺産をめぐる偽装殺人だった。

アビゲイル荘の密室で男の変死体が発見された。

アスレチック・クラブのオーナーがバーベルの下敷きになって死んでいた!ジムの床に残されていた不可解な靴跡…。

ロス郊外のマリブ・ビーチ、往年のアカデミー女優の豪邸で一発の銃声が轟いた。

スーパーマーケット・チェーンの会長が結婚式前夜、地下室のジムでエアロビック・サイクルにもたれて奇怪な死を遂げていた…。

武器密売人がホテルの一室で射殺されていた。死体の脇にころがっていた酒瓶と一冊の本。

ドナー総合病院のオーナーが別荘で撲殺された。妻の証言によると、二人組みの強盗が入ってきて夫を殺害したという。

霧雨の降るロンドン…シェークスピアの悲劇『マクベス』の開演直前に劇場主のハビシャム卿が屋敷で転落死していた。

事故死を遂げたハリウッド・スター。捜査にとりかかったコロンボは、車に仕掛けられた奇妙な細工に気づく。