魔術師の幻想
- 刑事コロンボ (74)
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本レビューはTVドラマの「魔術師の幻想」に対するもののみである事を最初にお断りしておきます。「5時30分の目撃者」に関しましては、別途、レビューを書いておりますし、"落とし"のテクニックが大胆なものである事を保証しておきます。 子供の頃観た中でひときわ印象に残ったコロンボ・シリーズ中の一作。本来、マジックとミステリは相性が悪い(論理的推理をマジックが邪魔する)ものだが、本作は丁寧な創りでそんな不安を吹き飛ばしている。ゲスト・スターは本シリーズではお馴染みのジャック・キャシディで、大マジシャン役を貫録タップリに演じている。作中、ジャック・キャシディとコロンボが意味深のアイ・コンタクトを取るシーンが何度もあり、本作のムードを盛り上げている。また、ジャック・キャシディが、カメラ演出の助けがあったとは言え、マジックの練習を相当に積んだ事も良く窺える。 犯行計画は、犯人の舞台マジックの進行に沿ったもので、ここの描写を疎かにすると、上述の通り、相性の悪さが出てしまうのだが、非常に丁寧な説明(マジックのタネをここまで明かしてしまって良いのだろうかと子供心に映ったくらい)で、後半のコロンボの推理過程を視聴者が理解するのを手助けしている。この犯行シーンの描写の長さは通常の作品の数倍はあるだろう。被害者の部屋の新型の錠前(破り)に基づいたコロンボの"気付き"のキッカケも良く、これを逆手に取って、コロンボが警察の新型の手錠を使って舞台でジャック・キャシディに錠前破りを強要するシーンは中々のもの(ここで両者のアイ・コンタクトが見られる)。 コロンボの相棒として登場するウィルソン刑事(ボブ・ディッシー)もイイ味を出している。科学的捜査を研修したという設定のウィルソン刑事は、コロンボにとってはマト外れのアイデアを出す引き立て役なのだが、「悪の温室」と同様、本作では肝心要の動機究明の点において"思わぬ"貢献をするという愉快な創りになっている。ラストの、コロンボやウィルソン刑事が次々と(手品の様に)封書を出すシーンにも驚かされた記憶がある。マジックとミステリ劇とを良い意味で融合させた秀作だと思う。 | ||||
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前からほしかったので良かったです。他のシリーズも購入しようとおもいました | ||||
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