殺人処方箋
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本の表題にストレートにアプローチする項目は欲しかったです。 | ||||
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記念すべきコロンボ・シリーズの初作のノベライズ版。シリーズと言うよりも、恐らく単発作品として放映されたものだろう。犯人役のゲスト・スターはジーン・バリーだが、当時は無名だったピーター・フォークの方がむしろ脇役だったかもしれない。ジーン・バリー演じる精神科医が完全犯罪風の手段で妻を殺害すると言うストーリーだが、後のコロンボ・シリーズの特徴が良く出ている。これは、製作・脚本陣のW.Link, R.Levinsonの功績だろう。 (1) 作品を倒述形式にして、ミステリの基本要素「Who done it」、「Why done it」、「How Done it」を排し、視聴者に分かり易い内容にすると共に、コロンボが大物スター演じる犯人を追い詰めると言うサスペンスに的を絞った。映像的には巧い手法である。 (2) 犯人側の計画もそれなりに良く出来ており、物的証拠が残らないようして、その代わりコロンボが最後に犯人に罠を仕掛けると言う形式にした。コロンボの罠の掛け方の妙味がクライマックスと重なり、結末部の興味を盛り上げた。 (3) コロンボを冴えない中年男に設定して、そのコロンボが社会的地位が高い犯人を追い詰める体裁にして、視聴者の共感を呼んだ。また、このコロンボをP.フォークが巧みに演じた。 本作は初作と言う事もあり、コロンボの性格設定は後と比べると粗野であり、犯人に悪態を吐いたりしている。だが、(1)〜(3)の基本線は守られており、特に罠の掛け方は巧妙である。犯人の計画の唯一の人間的弱点を衝いた大胆な仕掛け。本作後、シリーズ化されたのは慶賀の至りである。 | ||||
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記念すべきコロンボ・シリーズの初作のノベライズ版。シリーズと言うよりも、恐らく単発作品として放映されたものだろう。犯人役のゲスト・スターはジーン・バリーだが、当時は無名だったピーター・フォークの方がむしろ脇役だったかもしれない。ジーン・バリー演じる精神科医が完全犯罪風の手段で妻を殺害すると言うストーリーだが、後のコロンボ・シリーズの特徴が良く出ている。これは、製作・脚本陣のW.Link, R.Levinsonの功績だろう。 (1) 作品を倒述形式にして、ミステリの基本要素「Who done it」、「Why done it」、「How Done it」を排し、視聴者に分かり易い内容にすると共に、コロンボが大物スター演じる犯人を追い詰めると言うサスペンスに的を絞った。映像的には巧い手法である。 (2) 犯人側の計画もそれなりに良く出来ており、物的証拠が残らないようして、その代わりコロンボが最後に犯人に罠を仕掛けると言う形式にした。コロンボの罠の掛け方の妙味がクライマックスと重なり、結末部の興味を盛り上げた。 (3) コロンボを冴えない中年男に設定して、そのコロンボが社会的地位が高い犯人を追い詰める体裁にして、視聴者の共感を呼んだ。また、このコロンボをP.フォークが巧みに演じた。 本作は初作と言う事もあり、コロンボの性格設定は後と比べると粗野であり、犯人に悪態を吐いたりしている。だが、(1)〜(3)の基本線は守られており、特に罠の掛け方は巧妙である。犯人の計画の唯一の人間的弱点を衝いた大胆な仕掛け。本作後、シリーズ化されたのは慶賀の至りである。 | ||||
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