血文字の罠
- 刑事コロンボ (74)
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非映像化作品で、ちょっと血を見るシーンが多い上に2件目の殺人の必然性も含めコロンボらしくない面もありますが、犯人のちょっとしたミスを見逃さずに少しずつ追い詰めていき、最後はお得意の論理でとどめを刺す展開は、往年の(特に旧シリーズ)作品を思わせるものでしっかり楽しめました。 テレビ作品ではないので、あえて手を出していないファンの方には是非一読をお勧めします。 | ||||
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本作はドラマ用の脚本から起こされたものではなく、最初からオリジナル小説として書かれた作品である。 小説オリジナル作品は死のクリスマスなど駄作が多いが、本作はそれなりにコロンボの王道の倒叙の展開をなぞっており、それなりによく出来ている。 作者の好みか映画ネタが多い。 コロンボには珍しいダイイングメッセージものなのが異色である。 登場する高級デパートの名前が小売だけにコウリーズとはこれいかに。 | ||||
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ダイイングメッセージものだが、 犯人が複数犯で、被害者の残したメッセージは、 犯人Aの名をどえりゃあ捻って完全に書き残したのだが、 それがちょっと捻った犯人Bの名前の一部に思えて、 犯人達はメッセージに書き足して、第三者の犯行に思わせるという話。 コロンボのタイトルは二重の意味があるのが多くて、 タイトルとトリックも含めれば、ちょっとは評価出来るが・・・。 血文字の罠を仕掛けたのは犯人がコロンボに対してだけではなく、 被害者が犯人にも仕掛けていたという意味もある。 犯人が馬鹿というか、ダイイングメッセージは血文字に、 決まっているという盲点を突いた点は面白いと思うが、 コロンボのダイイングメッセージものの最高傑作は、 私は○○に殺されたという明確なメッセージの隠し場所を、 書類ケースに付けたキズで示した「第三の終章」だと思うので、 それに比べるとこれは見劣りする。 ダイイングメッセージは犯人に見つかったら消されたり改ざんされたりする。 馬鹿が見たらダイイングメッセージとは思わないが、 頭のいい奴が見れば気付くという「第三の終章」のネタは、 気持ちよかったですね。 最悪の場合は縦棒一本しか書けずに力尽きて死ぬかも知れないが、 それでもメッセージにはなると考え付いた、「第三の終章」 の被害者が、コロンボの世界では一番頭の良い被害者であろうな。 | ||||
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「新作刑事コロンボ」殺しのマジック以降、「刑事コロンボ」では見られなかった「血を見るストーリー」が当たり前に登場するようになった。 これもそうだ。真っ赤な口紅の色と血の色が犯人を暴くきっかけをつくっている。 シャロンテート事件が「ひっかけ」として登場する。判らない人、チョット損します。 本作の大きな特徴は「オリジナル小説」でありテレビではお目にかかれないという点。映像との比較の楽しみはないものの、100%読み手の想像に任される楽しみも良いものだ。 | ||||
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