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血文字の罠



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血文字の罠の評価: 4.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

往年の雰囲気ありで楽しめました

非映像化作品で、ちょっと血を見るシーンが多い上に2件目の殺人の必然性も含めコロンボらしくない面もありますが、犯人のちょっとしたミスを見逃さずに少しずつ追い詰めていき、最後はお得意の論理でとどめを刺す展開は、往年の(特に旧シリーズ)作品を思わせるものでしっかり楽しめました。

テレビ作品ではないので、あえて手を出していないファンの方には是非一読をお勧めします。
刑事コロンボ 血文字の罠 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:刑事コロンボ 血文字の罠 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576992074
No.3:
(4pt)

ドラマ用脚本ではなくオリジナル小説作品

本作はドラマ用の脚本から起こされたものではなく、最初からオリジナル小説として書かれた作品である。
小説オリジナル作品は死のクリスマスなど駄作が多いが、本作はそれなりにコロンボの王道の倒叙の展開をなぞっており、それなりによく出来ている。
作者の好みか映画ネタが多い。
コロンボには珍しいダイイングメッセージものなのが異色である。
登場する高級デパートの名前が小売だけにコウリーズとはこれいかに。
刑事コロンボ 血文字の罠 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:刑事コロンボ 血文字の罠 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576992074
No.2:
(2pt)

よく考えたなとは思うが、所詮言葉遊びにすぎない

ダイイングメッセージものだが、

犯人が複数犯で、被害者の残したメッセージは、

犯人Aの名をどえりゃあ捻って完全に書き残したのだが、

それがちょっと捻った犯人Bの名前の一部に思えて、

犯人達はメッセージに書き足して、第三者の犯行に思わせるという話。

コロンボのタイトルは二重の意味があるのが多くて、

タイトルとトリックも含めれば、ちょっとは評価出来るが・・・。

血文字の罠を仕掛けたのは犯人がコロンボに対してだけではなく、

被害者が犯人にも仕掛けていたという意味もある。

犯人が馬鹿というか、ダイイングメッセージは血文字に、

決まっているという盲点を突いた点は面白いと思うが、

コロンボのダイイングメッセージものの最高傑作は、

私は○○に殺されたという明確なメッセージの隠し場所を、

書類ケースに付けたキズで示した「第三の終章」だと思うので、

それに比べるとこれは見劣りする。

ダイイングメッセージは犯人に見つかったら消されたり改ざんされたりする。

馬鹿が見たらダイイングメッセージとは思わないが、

頭のいい奴が見れば気付くという「第三の終章」のネタは、

気持ちよかったですね。

最悪の場合は縦棒一本しか書けずに力尽きて死ぬかも知れないが、

それでもメッセージにはなると考え付いた、「第三の終章」

の被害者が、コロンボの世界では一番頭の良い被害者であろうな。
刑事コロンボ 血文字の罠 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:刑事コロンボ 血文字の罠 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
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No.1:
(5pt)

「オリジナル小説コロンボ」の楽しみ

「新作刑事コロンボ」殺しのマジック以降、「刑事コロンボ」では見られなかった「血を見るストーリー」が当たり前に登場するようになった。

これもそうだ。真っ赤な口紅の色と血の色が犯人を暴くきっかけをつくっている。

シャロンテート事件が「ひっかけ」として登場する。判らない人、チョット損します。

本作の大きな特徴は「オリジナル小説」でありテレビではお目にかかれないという点。映像との比較の楽しみはないものの、100%読み手の想像に任される楽しみも良いものだ。
刑事コロンボ 血文字の罠 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:刑事コロンボ 血文字の罠 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576992074

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