終わりなき復讐



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初公開日(参考)1992年07月
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長編小説

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終りなき復讐 (新潮文庫)

1992年07月01日 終りなき復讐 (新潮文庫)

KGBの大物実力者カジンとマリクは、かつては親友同士だった。しかし顔を合わせなかった四十年間、カジンは憎いマリクを悲惨な目にあわせることと、KGBの指揮権を獲得するチャンスを狙っていた。マリクの息子ユーリは危険を察して罠を逃れたが、その時父親と上司カジンの間に隠された過去のあることに気づいた…。二大国の謀報組織を舞台に壮大な復讐戦が繰り広げられる。(「BOOK」データベースより)




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終わりなき復讐の総合評価:5.50/10点レビュー 2件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

なんだか纏まらない読書だった

フリーマントルのノンシリーズである本書はKGB内で台頭する2人の実力者による暗闘を描いた作品だ。
昨日の友は今日の敵という言葉がぴったりのかつて親友同士で今や憎むべき相手となったヴィクトル・カジンとワシーリ・マリクがそれぞれ相手を破滅させようと陰謀を張り巡らす。

今までのフリーマントル作品と異なり、私にとってなかなか全体像が見えない作品だった。
たまたま一時帰国の休暇中で読書に適さない状況だったとはいえ、従来のフリーマントル作品よりも仄めかしや作戦の核心が曖昧に表現されているため、なかなか焦点が絞れないように感じ、非常にもどかしい読書になった。
KGBのCIAへスパイを潜入させるためにレヴィンを亡命させるが、事情を知らずに父親に反発する息子ピョートルが不思議と自分と重なった。

KGB第一管理本部アフガニスタン担当局長アガヤンス暗殺、ソ連の“スリーパー”、エフゲニー・レヴィンのCIA潜入計画、CIAソ連担当アナリストジョン・ウィリックの亡命計
画と3つの主流な作戦の中心にいるのがカジンであり、その裏にある彼の工作を見破ろうとするのがワシーリ・マリクとその息子ユーリという構図。
しかしカジンの策略によってワシーリはカジンの刺客パンチェンコによって交通事故死として暗殺されてしまう。そこからユーリの単独捜査が始まるわけだが、彼もまたKGBの描いた大きな構図の中に取り込まれてしまう。

しかし一方でソ連の壮大な計画、ソ連のスパイ、レヴィンをCIAへ潜入させる計画を理解できなかったレヴィンの息子ピョートルは最後FBIエージェントになることを希望する。

本書で描きたかったのはゴルバチョフ政権によって情報公開、民主化が進もうとするソ連、KGBの軋轢とそんな中でもソ連はしたたかに工作員をアメリカに潜入させている逞しさだったのか。
上に書いたようにフリーマントルにしてはサプライズも甘く、物語の焦点が定まらない作品であった。残念。


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Tetchy
WHOKS60S
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No.1:
(4pt)

尋問小説

愛すべきチャーリー・マフィン・シリーズの原作者による(グレアム・グリーンとはやや趣の異なった)ヒューマン・ファクターに彩られたスパイ小説。初めてフリーマントルを読んだとき「尋問小説」というジャンルがありうるのではないかと思ったが、考えてみればおよそミステリーというレッテルで大雑把にくくられる作品には人間の秘密や陰謀や野心や欲望を暴きたてる「尋問」によるサスペンスが不可欠なのだ。
終りなき復讐 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:終りなき復讐 (新潮文庫)より
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