城壁に手をかけた男
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前作『待たれていた男』では永久凍土から出てきた死体がアメリカ人とイギリス人、そしてロシア人の第2次大戦当時の身元不明死体という設定でチャーリーに再び危機を齎したフリーマントルだったが、今回はモスクワで起きた米露大統領射殺事件―1つは未遂―の現行犯がなんとイギリスからの亡命者の息子だという設定でチャーリーを事件の渦中に巻き込む。いやはやよくもまあ斯くも多彩な設定を思いつくものである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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状態等は、や大変満足です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ suzu | ||||
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フリーマントル氏の他の作品へのコメントを参照して下さい。・・・・・・・・・・ | ||||
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フリーマントル氏の他の作品へのコメントを参照して下さい。・・・・・・・・・・ | ||||
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今回の舞台はモスクワ。おりしも訪問中の米国大統領夫人とロシア共和国大統領が狙撃される。ケネディ暗殺を彷彿させる 筋書きの中で、浮かび上がってくる元KGBの陰謀。ロシア駐在中のチャーリー・マフインがその分析力で米国諜報部隊の 協力を得ながら事件を解決する。この陰謀に愛人でロシア諜報局の中枢にいるナターリアが絡んでいるのでないかという 彼の疑問。事件の鮮やかなる解決とは対極的な私生活の破綻。作者の筆力は流石と思わせる一方、やや筋書きが 単調でかつ鮮やかなどんでん返しといった趣がなく、やや退屈とも言える。大統領暗殺というこのシリーズにはやや大きすぎる テーマが災いして、バランスの悪い作品になったかもしれない。 | ||||
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飽きないシリーズだよなぁ。いったい何作目になるのかね、チャーリー・マフィンシリーズ。 確かこれは、一冊も逃していないと思うね。 いつもながら思うのは、チャーリーを、読み出しの時には、情けない、さえないおっちゃんとして読んでるのね(コロンボ警部の更にさえない、水虫野郎で)。ところがそのうちにどんどん、かっこよくなる。もちろん話の中では相変わらず、コケにされ、おもちゃにされ、相手にされないのに。 気がつけば、美人の弁護士とできてしまうわで、実はむちゃくちゃ持てているではないか。 シリーズ最初のころに比べ、スパイという個人のばかしあい、MI6/CIA/KGBという組織の化かしあい、そして国家としての化かしあい、の複雑に入り組んだ様は(今回もたいがい複雑かもしれないが)ちょっと影を潜め、回を追う毎にチャーリーとナターシャという修羅場を越えて結ばれた二人の人間模様、心のひだのようなものに重きが置かれてきているように思える。 いや、それは今までも、この人の心、信頼と疑い、愛情と裏切り、の揺れ動くところが、実は国家間の陰謀にも大きな意味を持つんだ、という部分がこのシリーズの一つの流れとは思う。しかし、その「心」の部分は、どちらかというとあくまでチャーリーの心だけで、ほかの登場人物に対しては割に突き放した部分が、初期であればあるほど多かった気がする。 それが、ここ数作は、ナターシャという人物像のみならず、彼女との「関係」が最重要キーとなってプロットが組まれている気がする。 とにかくよくできている。初期のあの、最終数十ページ、もう決して席を立てない、というラッシュは見られないけど、それでもやはり重厚で、いかにも現代の「スパイ」モノらしい、実に面白いストーリーと思う。 | ||||
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