KGBから来た男
- KGB (5)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ロシア物はややこしい。 | ||||
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ソ連(今はロシア)の壮絶な歴史が垣間見られます。 | ||||
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著者のデイヴィッド・ダフィは、これがデビュー作品だというから驚かされる。MWA最優秀新人賞にノミネートされたというのも納得の、完成度が高い私立探偵小説である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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今まで知らなかった旧ソ連、ロシアの歴史にも触れられ、大変興味深く読みました。 作者は他にこのシリーズ2作目しか小説を書いていない様なので、史実を知らせる目的もあったのかも知れません。 大変おもしろかったのでもっと書いて欲しいと思います。 | ||||
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旧ソ連のグラーグ(強制労働収容所)で生まれ育った元KGB諜報員ターボ。ニューヨークで調査員として暮らす彼は、銀行の会長マルホランドから誘拐された娘の救出を依頼された。この時から因縁深い人物が次々と現われる。今はマルホランドと結婚している彼の別れた妻、KGB時代の同僚、彼をグラーグから救い出しKGBに入れた恩人。誘拐事件を探るターボは、やがて恐るべき陰謀を知る。 | ||||
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ソビエト崩壊以前の流れをざっと思い起こせて楽しいです。 スパイ・サスペンス・アクション?なのに 論理的な思考部分が多くて、ギャップにとまどう… 原題は秀逸、しかし邦題も気が利いています。 邦題が味気ないとのコメントが多いですが…わかってるのかな? KGBから来た男は、主人公でも敵でもなく、あの人ですよ! | ||||
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ウクライナ問題で本性をあらわしたプーチン政権。もともと求心力の源泉はチェチェン強硬策だった。それを考えると、この小説は恐ろしいほどにリアルなバックグラウンドを持っている。物語の舞台はニューヨークだが、その遠景として描かれる「管理社会ロシア」がスパイ小説ファンにはなつかしい。主人公ターボは最終章まで本心を吐露することはないが、彼の中で、一向に変わりばえしない故国への愛憎が交錯しているのがわかる。ターボが珍しく心を許す連邦検事ヴィクトリアの造形、多用されるロシアのことわざなども興を盛り上げる。さして期待せずに手に取ったが、なかなかどうして、相当な力量の作者だと思う。「デイヴィッド・ダフィ」の名は今後、要マークだ。 | ||||
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評者が、もし書店で本書を見ても手にすることもしなかっただろう。 この『KGBから来た男』という通俗的なタイトルだけを見て読書欲が削がれてしまっただろうからである。 ネットで何か面白そうな本がないかと探していてなんとなく本書を読んでみることにして購入してしまった。 原題は、『LAST TO FOLD』というのだが、訳者のあとがきでこの意味が、カードゲームなどで勝負で降りることを意味していることと知った。 本書の主人公ターボが、この物語の中で語る「決して勝負を諦めず戦い続け、相手を先に勝負を諦めさせるんだ」という言葉に由来する。 このような原題から、もう少しミステリ・ファンの興味を惹くようなタイトルにできなかったのかと思ってしまった。 著者のダフィ・デイヴィッドは、30年にわたって米国企業や多国籍企業のコンサルティング業務に従事し、顧客企業の広告宣伝、マーケティング活動、投資家向け広報活動に携わってきた経歴の人である。 本書『KGBから来た男』は、2012年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀新人賞にノミネートされた著者の処女作である。 処女作にしては、よく出来た作品だと興味深く読み進んでしまった。 ストーリー展開を邪魔することが多いフラッシュバックを巧みに利用しているのも効果的である。 まぁ、ロシアから来た碧眼の検察官が誰か、とか、この事件の黒幕が誰か、など物語にその人物が登場したときにすぐ探偵できてしまったが、著者がソ連邦大崩壊について多くの書籍などから得た知識やキャリアーからの経験をもとにして、かなりの時間を費やして緻密にプロットを練り上げて書き上げた労作(600ページ以上)を、退屈することもなく、このジャンルの本としては久しぶりに楽しみながら読み終えた。 次作『In for a Ruble』の翻訳版がでたらぜひ読んでみたい。 | ||||
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