血の裁き



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    初公開日(参考)2014年06月
    分類

    長編小説

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    血の裁き(上) (講談社文庫)

    2014年06月13日 血の裁き(上) (講談社文庫)

    かつて高額な報酬に惹かれ、セルビア民兵組織リーダーの生体肝移植を成功させたことがある高名な外科医ハモンドの前に、リーダーの娘が現れた。大量虐殺を繰り返し、戦争犯罪人として逮捕された父親の財産の隠し場所を知る組織の元会計係を探してほしいという。半ば脅迫されたハモンドはハーグへ向かう。MWA賞受賞後第1作。バルカンを舞台に繰り広げられる、秀逸ノンストップ・スリラー。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    血の裁きの総合評価:8.00/10点レビュー 5件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    後半、ぐんぐん加速!

    巨匠ゴダードの22作目の長編は、90年代のボスニア・ヘルツェゴヴィナ内戦をベースに、医師のモラルを問うサスペンス小説である。
    イギリスの優秀な移植外科医ハモンドはかつて、自身の離婚に絡んで金が必要だった為、高額な報酬に惹かれてセルビアの民兵組織のリーダー・カジの肝臓移植手術を成功させた。それから13年後、戦争犯罪人として裁判中のカジの娘がハモンドに接触し、父親が隠した巨額の財産を引き出すために、父親の会計係の男を探せと依頼する。亡き妻の殺害事件をネタに脅迫されたハモンドは会計係を探すためにハーグ、ミラノ、ベオグラードを駈け回るが、会計係を探しているのはハモンドだけではなかった。
    単なる外科医に過ぎない主人公の人捜しはスムーズには進まず、物語の前半はまどろっこしい。しかし、会計係と接触し、さまざまな敵と遭遇しながら隠し財産の引き出しを試みる後半になってからは、まさに「ノンストップ」のスピーディーな展開で一気に読ませる。驚愕の真実が明らかにされるエンディングも印象深い。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.4:
    (5pt)

    よかった。面白かった。引き続きゴダードを翻訳出版してほしい。

    よかった。面白かった。引き続きゴダードを翻訳出版してほしい。
    よかった。面白かった。引き続きゴダードを翻訳出版してほしい。
    最近のゴダードは評判が悪い。去年の「隠し絵の囚人」は過去と現在の二層構造と、登場人物の魅力で持ち直したが、今年はちょっと弱い。
    しかし、ゴダードの新作が翻訳されなくなると、年に一回ゴダードの新作を読むという大いなる楽しみがなくなってしまい、大変に困る。本気で心配している。
    よかった。面白かった。引き続きゴダードを翻訳出版してほしい。
    それにしても、女と寝ないような男がどうして主人公になっているのだろう。というより、主人公が寝たいと思うほどのいい女が、どうして登場しないのだろう???
    よかった。面白かった。引き続きゴダードを翻訳出版してほしい。
    次作(または次次作)は、久々に日本が舞台のようである。本当に頑張ってほしい。
    血の裁き(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の裁き(上) (講談社文庫)より
    4062778483
    No.3:
    (1pt)

    出版社の責任

    内容自体は面白いが、文章はこれがゴダードかと思ってしまうほどひどい。その原因は翻訳にある。ちょっとしっくりしない文章を何度も読んでみると、その原因が翻訳にあることがとても良く分かる。日本語ができない人が翻訳をすると得てしてこういう文章になりやすい。そしてそのような文章を読むと、しっくりしない上に非常に疲れてしまう。
    せっかくのゴダードをこのような翻訳者に任せた責任は出版社にある。翻訳料が安くすむからなのか、何かのコネなのか、せいぜいそんなところであろう。空しい。
    血の裁き(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の裁き(上) (講談社文庫)より
    4062778483
    No.2:
    (5pt)

    久しぶりに一気読みが出来たゴダード

    『千尋の闇』の重厚さや、『レオノーラの肖像』ほどの気品はないものの、久しぶりにロバート・ゴダードを一気読み。
    この人の持ち味は、実際にあった過去をうまく換骨奪胎して歴史ミステリーに仕上げるところ、また読み始めたら止まらない、めくるめく展開だった。
    MWA受賞の『隠し絵の囚人』も持ち直してきた感があって嬉しかったけれども、受賞後第一作になる本書はより分りやすく、『隠し絵の囚人』より早い展開を持っている。90年代頃からの不振を取り払った感すらある。
    ゴダードならではの「読み出したら止まらない」というのは凡庸な表現だけど、きっちり当てはまる。
    舞台はボスニア・ヘルツェゴビナ戦争後のセルビア。残酷な男ガジの生死をかけた移植手術を行ったイギリス人が主人公。ある日そのガジの娘からの電話で事件は始まる。その指示に従わざるを得ない主人公ハモンド。やっぱりダメダメなところがある主人公はゴダードらしい。
    最後の展開まで息次ぐ暇もないくらいでした。
    そんな訳で、タイトルとおり、久しぶりの一気読み(きっちりハートを掴まれていたので)が出来ました。
    ちょっとセルビア人が相当残酷な悪人多すぎる気はするし、ラストは物語が終わる直前で打ち切っているので、尻切れとんぼ感もなくはない。
    また、途中から消える、というかぞんざいな扱いになる人物(娘)もいなくはないが、瑕瑾だと思う。
    特に初期の作品群が好きで、「最近のゴダードはちょっと」と思っている方こそに、薦めたい。
    血の裁き(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の裁き(上) (講談社文庫)より
    4062778483
    No.1:
    (5pt)

    久しぶりに一気読みしたゴダード

    『千尋の闇』の重厚さや、『レオノーラの肖像』ほどの気品はないものの、久しぶりにロバート・ゴダードを一気読み。
    この人の持ち味は、実際にあった過去をうまく換骨奪胎して歴史ミステリーに仕上げるところ、また読み始めたら止まらない、めくるめく展開だった。
    MWA受賞の『隠し絵の囚人』も持ち直してきた感があって嬉しかったけれども、受賞後第一作になる本書はより分りやすく、『隠し絵の囚人』より早い展開を持っている。90年代頃からの不振を取り払った感すらある。
    ゴダードならではの「読み出したら止まらない」というのは凡庸な表現だけど、きっちり当てはまる。
    舞台はボスニア・ヘルツェゴビナ戦争後のセルビア。残酷な男ガジの生死をかけた移植手術を行ったイギリス人が主人公。ある日そのガジの娘からの電話で事件は始まる。その指示に従わざるを得ない主人公ハモンド。やっぱりダメダメなところがある主人公はゴダードらしい。
    最後の展開まで息次ぐ暇もないくらいでした。
    そんな訳で、タイトルとおり、久しぶりの一気読み(きっちりハートを掴まれていたので)が出来ました。
    ちょっとセルビア人が相当残酷な悪人多すぎる気はするし、ラストは物語が終わる直前で打ち切っているので、尻切れとんぼ感もなくはない。
    また、途中から消える、というかぞんざいな扱いになる人物(娘)もいなくはないが、瑕瑾だと思う。
    特に初期の作品群が好きで、「最近のゴダードはちょっと」と思っている方こそに、薦めたい。
    血の裁き(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の裁き(下) (講談社文庫)より
    4062778491



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