リオノーラの肖像
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リオノーラの肖像の総合評価:
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どこに視点を置いて読むか、そこにこの小説の面白さがあるのかも。ゆったりとした時間を楽しむには良い作品だと思います。 | ||||
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数年ぶり4度目の再読が終わって、ページの端は茶色になり、新しいのを買おうかと調べたら絶版だし、kindle化もされておらず驚いた。 犯人がわかっても、動機も話しの筋も覚えていても再読に値するミステリー小説があるとすれば、私にとってはまさに「リオノーラの肖像」こそがそれ。 埋もれさすにはもったいない。 英国のお屋敷を舞台にしたミステリーだけど「レベッカ」ほどゴシックではなく、複雑に絡まった過去を幾十にも重ねた語りで解いていくのでケイト・モートンの小説のファンにお勧めしたい。 今回久しぶりの再読で昔はどぎつい悪女としか思えなかった登場人物が哀れに見えたのは自分が年を取ったせいか。彼女の少女時代は不幸だったのだろうなぁ・・・ こうして別の感想を持てるのも再読の楽しみ。 ミステリーの謎解きにカタルシスがあるのがこの小説の強みでしょう。 長い小説です。じっくりお付き合いください。 そして数年毎に再訪してください。 と言うことで本がこれ以上ボロボロにならないうちに再版かkidle版作ってください・・・ | ||||
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すでに皆様がお書きになっている通りです。じっくりじわじわと真実に近づいていく面白さ・・ ひとことで感想を言うならば・・・ 「そこまでどんでん返さなくても・・・!!!」 | ||||
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ミステリの在庫を整理していてロバート・ゴダードの『リオノーラの肖像』を探しだしたので再読してみることにした。 本書の奥付を見たら、1998年第7刷としてあり、評者が読んでから16年以上は時が過ぎたことになる。 著者の作品では『千尋の闇』を読んだ記憶があるが内容までは忘れているし、どちらを先によんだかさえ定かではない。 本書を読み始め、プロローグで70歳になったリオノーラが娘を連れソンムの戦闘で行方不明になった兵士の記念碑「チエブヴァル英国記念碑」を訪れるところで、めったに昔読んだ本のストーリーなど思い出さない評者なのに、なぜかこの物語がどのように先へ進むかを思い出してしまった。 ページを繰るごとにデジャヴュを見るような感じで物語のすすむ少し先が分かるのだが、もどかしくもエンディングまで大筋では分かっているものの、デティールまでは思い出すこともなく読み進んでしまった。 エピローグまで読み進み、記憶していたリオノーラの父親ジョン・ハロウズの意外な再登場も記憶していたから本当に不思議な本だと思ってしまった。 訳者のあとがきに、「英国伝來のゴシック・ロマンス風の味わいを持っミステリであり、反戦思想が色濃くたちこめる作品である」と記述していたが、再読してみて本書がまさにそのような作品であるように感じてしまったおである。 本書が605ページもの長編であり、おおよその粗筋をも記憶していながら最後まで読み終えさせてくれたのは、たぶんゴダードならではのプロット構成の巧さ故だろうと思いながら読み終えたのです。 | ||||
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素晴らしく面白いです。 まさに各々の登場人物の心理で話が進んでゆきます。 最後の最後まで展開が読めない。 割と厚めの文庫ですが、さくさくと読めます。 醜い人の心や、人の欲望を映し出す場面も多々ありますが、それ以上に清く美しい人々の生き方が胸を打つ。 読めばこの本があなたの宝になること間違いなしです | ||||
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物語は、老境にさしかかったリオノーラが、娘に、自身の出生と両親の死にまつわる謎を、告解していくところから始まる。 展開はかなり緩やかというか、どちらかというと、じれったい感じ。読み進めていくうちに謎が深まるばかりで、なかなか先にすすまない。が、この地味めの内容(失礼!)を、飽きさせないでもっていくゴダード。一流のストーリーテラーといわれる所以。 人間ドラマとして秀逸なんだけど、リオノーラがすべての明らかにするラストは、あれっ!となるので、ミステリとしての読み応えもある。大戦時の英国の雰囲気も良いい。 | ||||
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