日輪の果て
- 数学者 (13)
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日輪の果ての総合評価:
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ロバートゴダード氏の小説は、はまるものとそうでないものとにハッキリ分かれるようです。(もちろん私の場合です) | ||||
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前作『蒼穹のかなたへ』を読まずにこちらを先に読んだせいかもしれませんが、主人公はサエないオッサンとして物語が始まったのに、途中から難しい目標を勇敢にあっさりやってのける超人になっているのは違和感があるし、ストーリーがおもしろくないし、終わり方がスッキリしない駄作なので他の本を読む方がよいと思います。 物語全体の感想とは全然関係ないことですが、私が個人的に気に入ったセリフがあったので、セリフの中のその部分を書いておきます。 「あんたは次善で手を打つってことを学んでもいいころだ。手に入るもので妥協して、現実を認めるんだよ。遅くはあるが、まだ遅すぎはしない段階で人生と折り合いをつける、、、、」 ⬆自分は次善で手を打つということを知らなかったので、人生でずいぶん損をしてきたので、このセリフをもっと早く読みたかったですw | ||||
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惜別の賦、千尋の闇、蒼穹のかなたへ、リオノラーの肖像と来て、期待をもって本作を入手しましたが、ゴシックもロマンもありませんでした。下ネタで盛り上がるオジサン仲間のノリで、軽く書き上げた、ハリーが主人公というだけの番外編ですね。これは巻頭の辞およびスカスカ本編による推測です。リオノーラーのそれと比べると「意気込み」の違いは歴然としています。ビール片手にエンタメとして楽しめとの作者の意図かな。 主人公のハリーですが、薄汚れた雰囲気のラッセル・クロウが頭に浮かんできます。他のキャラは浮かんでこないのですが...。名作をとんでも解釈のBBCあたりがドラマ化してくれると面白いかも。 | ||||
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『日輪の果て』は、『蒼穹のかなたへ』から6年後、ハリー・バーネットが再び登場する。 『蒼穹のかなたへ』の文芸作品もかくやという重厚さを期待すると、大きく外してしまう。まるで下手くそなドナルド・E・ウェストレイクの作品を読んでいるようだ。 ハリーに突然かかっきた電話。それは、息子が重篤な状態であるというものだった。自分に30代の息子がいることを初めて知ったハリー。若き日の過ちに思いを馳せる。ハリーは、やむにやまれず、まだ見ぬ息子デイヴィッドを訪ねるのだった。 つかみはオッケーなのだが、ここから暫く退屈な展開が続く。 デイヴィッドの母親アイリスに拒絶されるハリー。夫との間に子供ができなかったアイリスが、ハリーを利用してなした子がデイヴィッドだったのだ。長じてデイヴィッドは天才数学者として活躍していた。デイヴィッドの病状に不信を抱いたハリーは、アイリスの止めるのも聞かず、真相究明に乗り出すのだった ・・・ 『蒼穹のかなたへ』を知らなくとも本作品を読むのに問題はない。多少接点はあるのだが、”おおっ”となるほどでもなかったりする。ハリーの仇敵バリー・チップチェイスが、ちょっとした役回りを演じるくらいだろうか。 調べが進むうち、様々な人々との出会いと別れを経験するハリー。命を狙われつつも粘り腰で難関をくぐり抜けていく。前作のだめ男ハリーは、うだつの上がらなさは引き続きなのだが、本作品ではなかなかの男っぷりである。だめ男が奮闘するからこそ良かったのだがなぁ。 本作品は、謎が謎を呼ぶというねっちっこい展開には程遠い。真相が分かるまで、淡々と進んでしまうのだ。所々で起こる連続殺人の方法も、”えー”と言わざるを得ない。 ラストは好きなんだけどね。 | ||||
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ゴダードの7作目、原著は1993年に出版された作品である。「蒼穹の彼方へ」で活躍(?)した主人公のハリーがまたもや登場する。ゴダードのこれまでの14作品(邦訳は現在のところ13作)のなかで、同じ人物が2作品に登場するのはこれだけである。原題も「蒼穹の彼方に」が "Into the Blue"、本作が "Out of the Sun" であるので対をなしているのがわかる。 さて、内容であるが、ストーリーテラーとして著名になったゴダードの作品の質が低下してきたのではないかとうわさされてしばらく後の作品であるため、この上巻もいたって退屈なものとなっている。質の低下が叫ばれてからも、長編においては後半に巻き返してくれるゴダードなので、なんとか下巻まで(最後まで)読んで欲しいものではあるが、この退屈さはいただけない。全体的にストーリーが複雑というわけでもなく、謎のばらまきのためというわけでもないだろうから、しまりがないことこの上ない。ゴダードの作品の中では非お薦め度で1-2を争う作品。 | ||||
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