鉄の絆
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著作権料のために・・・っていうのが今ひとつ解せないが、スルーして読んでいくと次から次に出てくる謎に不可思議な人間関係。スペイン内戦まで出てきて実に面白い。終わり方も素晴らしい。 | ||||
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数あるゴダード作品だが、その中でも秀逸といっていい。 扱っている素材がスペイン内乱だから、ということもある。スケール感といい、プロットの詳細さといい、また登場人物の複雑さといい、読み応えのある一冊だ。 近年のゴダード作品は、どうも歴史性などが希薄になってきているが、それでも面白い。たとえば、ダシール・ハメットなどを過去に読んだが、実はあまり覚えていない。でも、ゴダードはいまでも内容を思い出す。文章もすばらしいが、それはきっと翻訳のすばらしさにもあるのだろう。 気がついたら、最新作以外はすべて読んでしまった。ほとんどがブックオフの105円コーナーで揃えられるというのもありがたい。 | ||||
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現代を舞台に、1930年代のスペイン内戦を絡ませながら繰り広げられる、ロマンスあり、アクションあり、ミステリーありの佳作。 プロットの面白さもさることながら、登場人物一人ひとりのキャラが立っており、特に後半の鍵を握るフランクという爺さんがGOOD。人間嫌いで扱いにくい偏屈老人だが、内戦時に友を殺した相手への復讐心を胸に秘めつつ、かつて愛した女性からの最後の願い事と、自分自身が定めた規範に従って行動する所がまさにハードボイルド。銃や車の扱いも手慣れたもので、何度も命のやりとりを重ねてきたせいか、ここ一番の腹の据わり方が筋金入りでカッコイイ!のである。 | ||||
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未邦訳1作を含めて2003年の時点で14あるゴダード発表作の6作目である。初期ゴダードの複雑なプロットの作品がややシンプルになり始めた頃のものである。複雑さが減少したからと言って、近年のように作品の質が落ちているわけではない。むしろ、不要な難解さを取り除き、初期作とは違った奥深さを感じる。この作品は、前半がベアトリックス殺害の犯人探しの謎解き、後半がベアトリックスが隠していた、弟トリストラムを巻き込んだ謎の解明という2重構造になっており、2冊の小説がつながった形になっており、なんとも贅沢な小説である。イギリスをメインに、スペイン・アメリカへと舞台は広がっている。ベアトリックス殺害の犯人は?そしてベアトリックスが送った4通の手紙の宛先と、その謎は?!ゴダード独特の謎のばらまきがよりシンプルになった作品であり、お薦めの1冊である。 | ||||
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上巻で、この小説でカギを握っているベアトリックス殺害の犯人と、その理由は明らかになるが、新しい事件が勃発する。ベアトリックス殺害の真犯人は殺害され、その娘が誘拐される。誰が?なぜ?そこにベアトリックスの弟トリストラムがスペインで関与した過去が絡み合ってくる。トリストラムの友人らがスペインに向かうことになるあたりから小説はスピーディーな展開になり、一気に読み切ってしまう。この作品までのゴダードものとはやや異なる趣ではあるが、すっきりしていて非常におもしろいものであった。が、ゴダードが読者の要望によりわざとそうしたという最後のロマンスめいた部分は、私は好きになれない。本当の最後のウィットの効いた部分はよいのだが・・・・。しかし、今も昔もスペインカタロニア地方の問題というのは難しいものなんでしょうね・・・。 | ||||
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