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鉄の絆



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【この小説が収録されている参考書籍】
鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)
鉄の絆〈下〉 (創元推理文庫)

鉄の絆の評価: 4.57/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

めちゃくちゃ面白い

著作権料のために・・・っていうのが今ひとつ解せないが、スルーして読んでいくと次から次に出てくる謎に不可思議な人間関係。スペイン内戦まで出てきて実に面白い。終わり方も素晴らしい。
鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)より
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No.6:
(5pt)

ゴダードの中のベストのベスト

数あるゴダード作品だが、その中でも秀逸といっていい。
扱っている素材がスペイン内乱だから、ということもある。スケール感といい、プロットの詳細さといい、また登場人物の複雑さといい、読み応えのある一冊だ。

近年のゴダード作品は、どうも歴史性などが希薄になってきているが、それでも面白い。たとえば、ダシール・ハメットなどを過去に読んだが、実はあまり覚えていない。でも、ゴダードはいまでも内容を思い出す。文章もすばらしいが、それはきっと翻訳のすばらしさにもあるのだろう。

気がついたら、最新作以外はすべて読んでしまった。ほとんどがブックオフの105円コーナーで揃えられるというのもありがたい。
鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)より
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No.5:
(4pt)

フランク爺さん、あんたぁグレートだぜ!

現代を舞台に、1930年代のスペイン内戦を絡ませながら繰り広げられる、ロマンスあり、アクションあり、ミステリーありの佳作。
プロットの面白さもさることながら、登場人物一人ひとりのキャラが立っており、特に後半の鍵を握るフランクという爺さんがGOOD。人間嫌いで扱いにくい偏屈老人だが、内戦時に友を殺した相手への復讐心を胸に秘めつつ、かつて愛した女性からの最後の願い事と、自分自身が定めた規範に従って行動する所がまさにハードボイルド。銃や車の扱いも手慣れたもので、何度も命のやりとりを重ねてきたせいか、ここ一番の腹の据わり方が筋金入りでカッコイイ!のである。
鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)より
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No.4:
(5pt)

変遷

未邦訳1作を含めて2003年の時点で14あるゴダード発表作の6作目である。初期ゴダードの複雑なプロットの作品がややシンプルになり始めた頃のものである。複雑さが減少したからと言って、近年のように作品の質が落ちているわけではない。むしろ、不要な難解さを取り除き、初期作とは違った奥深さを感じる。この作品は、前半がベアトリックス殺害の犯人探しの謎解き、後半がベアトリックスが隠していた、弟トリストラムを巻き込んだ謎の解明という2重構造になっており、2冊の小説がつながった形になっており、なんとも贅沢な小説である。イギリスをメインに、スペイン・アメリカへと舞台は広がっている。ベアトリックス殺害の犯人は?そしてベアトリックスが送った4通の手紙の宛先と、その謎は?!ゴダード独特の謎のばらまきがよりシンプルになった作品であり、お薦めの1冊である。
鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)より
4488298044
No.3:
(4pt)

最後の方が・・・

上巻で、この小説でカギを握っているベアトリックス殺害の犯人と、その理由は明らかになるが、新しい事件が勃発する。ベアトリックス殺害の真犯人は殺害され、その娘が誘拐される。誰が?なぜ?そこにベアトリックスの弟トリストラムがスペインで関与した過去が絡み合ってくる。トリストラムの友人らがスペインに向かうことになるあたりから小説はスピーディーな展開になり、一気に読み切ってしまう。この作品までのゴダードものとはやや異なる趣ではあるが、すっきりしていて非常におもしろいものであった。が、ゴダードが読者の要望によりわざとそうしたという最後のロマンスめいた部分は、私は好きになれない。本当の最後のウィットの効いた部分はよいのだが・・・・。しかし、今も昔もスペインカタロニア地方の問題というのは難しいものなんでしょうね・・・。
鉄の絆〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:鉄の絆〈下〉 (創元推理文庫)より
4488298052
No.2:
(4pt)

今回は当たり!

「千尋の闇」に続き彼の本を読むのは2冊目ですが、回顧録、手紙といったもので、謎が解けていく。前回と同様に次ぎはどうなる、どうなると一気に読んでしまう本ですね。今回は「この人ちょっとあやしい・・」「彼も信用できないなぁ」など自分も一緒に推理して読みふけりましたが、結構当たりが多かったのがうれしい事でした。
鉄の絆〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:鉄の絆〈下〉 (創元推理文庫)より
4488298052
No.1:
(5pt)

ロバート ゴダード作品中、私は一番と思います!

文句なくおもしろかったです!作品中に出てくる重要アイテム「手紙」。もう、その手紙の内容が知りたくて仕方がありませんでした。本当に寝るのも忘れて一気に読んだ記憶があります。緻密に入り組んだストーリーでドキドキハラハラさせられました。さすがはゴダードとうならされた作品です。
鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)より
4488298044

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