黒い氷
- 北欧ミステリ (199)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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スウェーデンの女性弁護士・レベッカシリーズの第3作。前2作で心身に深い傷を負ったレベッカは弁護士を辞めてしまい、故郷キールナで特別検事に任命されるのだが、本作でも弁護士としての知識を活用して活躍するので、弁護士・レベッカシリーズの一冊ではある。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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北欧サスペンスが好きなので ドラマを先に観たが 何度見ても なぜ、 レベッカが エステルが 新聞記者を殺した犯人だと分かったのかとか 意味がよくわからないところが多かったので 本書で 確認しようと思ったら 事件そのものは同じだが ミステリーで一番大事なところが 全然違っていて 本筋にあんまり関係ない人の生活までいちいち長々書いてあって 長いばっかりで ちっとも面白くなかった。 もう他の作品を読もうとは思わない。( 原作とドラマが 違うことを問題にしているのではない ) | ||||
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前作を読んでいなくてもさっと物語に入れました。 そういう意味では優秀な作者なんだろうなと。 個人的にミステリーで楽しみにしているのは警察官たちの日常の描写で、おしゃれ小説じゃないからこそ現実に近い暮らしが読めると期待している身からすると大満足でした。 そして北欧諸国での冬場の捜査ってえげつないだろうな…足跡とかもすぐに消えちゃうだろうし、と思った1作でした。 | ||||
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中古本屋さんで探しても見つからなくて・・・やはりネットで買った方が確実ですね。 | ||||
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人間の暗い性を描き切り静から動へと豹変する衝撃のストーリー展開で読者を魅了する女性弁護士レベッカ・マーティンソン・シリーズ期待の第3弾です。本書の冒頭で前作「赤い夏の日」事件で正気を失ったレベッカの精神科病棟での長く痛ましい闘病生活が描かれます。そして、ようやく回復し弁護士を辞めて故郷キールナに帰って来た彼女を追いかけるように女性の惨殺死体が見つかるのですから、またもや不吉な予感に捕われます。レベッカは地元の検事局の職に就き働く内に殺人事件を捜査するアンナ=マリア警部とスヴェン=エリック警部に再会し、国際的大企業カリス鉱業を巡る事件に巻き込まれて行きます。本書でも著者は十分に筆を費やしカリス鉱業の社長マウリ・カリスを中心とする人間模様を過去と現在を行き来しながら丹念に綴ります。今回心に残ったのはマウリの母親が狂気に冒された身で、彼が母の愛に恵まれなかった少年時代を送った事と呼応するように、おばあちゃん子だったレベッカがやはり母親とは十分に情を通わせられなかったという2人に共通する家族の記憶です。マウリの母親が病院で産んだインド人との混血の娘エスターも誠に興味深い存在で最後に重要な役割を果たします。今回レベッカは警察に協力して事件の謎を追いながらも完全にはのめり込まず、隣人のシヴィング老と飼犬ベラに癒され昔の記憶を辿りながら、弁護士事務所の元上司モーンスを恋しがり、エリック警部と好きな猫の話で盛り上がる上々の精神状態を保ちます。やがて犯罪の全貌が判明しますが著者は謎解きや逮捕劇を重視せず、全く予期せぬ殺戮シーンで読者を驚愕させます。私は今回レベッカを殺戮シーンから遠ざけた理由は三度の繰り返しを避けた為ではなく過去二回十分に苦しんだ彼女への思い遣りだと思います。終章は安らぎに満ちたレベッカの幸福感が伝わって来る最高の場面ですので、きっと誰もが大満足される事でしょう。 | ||||
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前2作の流れからして、主人公のレベッカがさらに酷い目に遭うと思いきや、けっこうハッピーになってしまって、ガッカリするやらホッとするやら。事件の複雑さやスケールの大きさ、ストーリーの組み立てなどに新味が盛り込まれて、次作への期待が高まりました。 | ||||
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