黒い氷



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初公開日(参考)2009年05月
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長編小説

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黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)

2009年05月05日 黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)

傷を負ったのは、身体だけではない。心も深く傷ついていた…長い療養生活の後でようやく退院したレベッカは弁護士を辞め、故郷のキールナへ戻った。乞われて地元の特別検事の職に就いた彼女が立ち直りはじめた矢先、凍結した湖で女性の惨殺死体が発見され、またも事件に関わることになる。被害者の身辺を調べると、複雑な背景が浮かび上がってきた―スウェーデン推理作家アカデミー賞を連続受賞した注目作家の最新作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

黒い氷の総合評価:7.17/10点レビュー 6件。Cランク


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(7pt)

舞台装置は派手になったけど・・

スウェーデンの女性弁護士・レベッカシリーズの第3作。前2作で心身に深い傷を負ったレベッカは弁護士を辞めてしまい、故郷キールナで特別検事に任命されるのだが、本作でも弁護士としての知識を活用して活躍するので、弁護士・レベッカシリーズの一冊ではある。
精神科病棟での長い闘病を終え再出発を果たしたとはいえ、まだ自分に自信をもてないでいるレベッカだが、キールナの凍った湖で起きた、地元の国際的大企業の女性広報部長殺害事件の捜査に検察局の一員としてかかわることになる。前2作でもお馴染の地元警察のアンナ=マリア、スヴェン=エリックの両警部が証拠集めや聞き込みを進め、レベッカは専門の金融知識を駆使して企業の実態や関連する人物の経済状態を調べ上げていく。すると、大成功を納めているはずの大企業には隠しておきたいことがあった・・・。
事件が起きたのはスウェーデンでも片田舎のキールナだが、殺害の背景にはグローバル企業による熾烈な経済戦争、アフリカの政治的混乱とそれに伴う資源争奪戦があり、話の舞台装置は前2作とは異なり、国際謀略小説の趣を示す。しかし、ストーリーの骨格を成すのは企業経営陣の古くからの人間関係であり、レベッカの精神の病からの復活の苦闘である。その意味では、前2作と変わるところはない。
本作は、ヒロイン・レベッカを始め、地元警察官、隣人、上司などのシリーズキャラクターがますます味わいを増し、安定してきたのは評価できるが、事件関係者の過去の物語、レベッカの狂気の世界などの書き方にやや違和感を感じた。特に、国際謀略小説的な舞台の派手さと登場人物の重過ぎる内省的態度がアンバランスな印象で、前作ほどには物語に入り込むことが出来なかった。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.5:
(1pt)

つまらなかった

北欧サスペンスが好きなので ドラマを先に観たが 何度見ても なぜ、 レベッカが エステルが 新聞記者を殺した犯人だと分かったのかとか 意味がよくわからないところが多かったので 本書で 確認しようと思ったら 事件そのものは同じだが ミステリーで一番大事なところが 全然違っていて 本筋にあんまり関係ない人の生活までいちいち長々書いてあって 長いばっかりで ちっとも面白くなかった。 もう他の作品を読もうとは思わない。( 原作とドラマが 違うことを問題にしているのではない )
黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)Amazon書評・レビュー:黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)より
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No.4:
(3pt)

前作を読まずの感想です

前作を読んでいなくてもさっと物語に入れました。
そういう意味では優秀な作者なんだろうなと。

個人的にミステリーで楽しみにしているのは警察官たちの日常の描写で、おしゃれ小説じゃないからこそ現実に近い暮らしが読めると期待している身からすると大満足でした。

そして北欧諸国での冬場の捜査ってえげつないだろうな…足跡とかもすぐに消えちゃうだろうし、と思った1作でした。
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No.3:
(4pt)

安価で迅速に手元に

中古本屋さんで探しても見つからなくて・・・やはりネットで買った方が確実ですね。
黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)Amazon書評・レビュー:黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)より
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No.2:
(5pt)

凄まじい殺戮劇から離れて優しい愛をつかんだレベッカに幸あれと願う第3作です。

人間の暗い性を描き切り静から動へと豹変する衝撃のストーリー展開で読者を魅了する女性弁護士レベッカ・マーティンソン・シリーズ期待の第3弾です。本書の冒頭で前作「赤い夏の日」事件で正気を失ったレベッカの精神科病棟での長く痛ましい闘病生活が描かれます。そして、ようやく回復し弁護士を辞めて故郷キールナに帰って来た彼女を追いかけるように女性の惨殺死体が見つかるのですから、またもや不吉な予感に捕われます。レベッカは地元の検事局の職に就き働く内に殺人事件を捜査するアンナ=マリア警部とスヴェン=エリック警部に再会し、国際的大企業カリス鉱業を巡る事件に巻き込まれて行きます。本書でも著者は十分に筆を費やしカリス鉱業の社長マウリ・カリスを中心とする人間模様を過去と現在を行き来しながら丹念に綴ります。今回心に残ったのはマウリの母親が狂気に冒された身で、彼が母の愛に恵まれなかった少年時代を送った事と呼応するように、おばあちゃん子だったレベッカがやはり母親とは十分に情を通わせられなかったという2人に共通する家族の記憶です。マウリの母親が病院で産んだインド人との混血の娘エスターも誠に興味深い存在で最後に重要な役割を果たします。今回レベッカは警察に協力して事件の謎を追いながらも完全にはのめり込まず、隣人のシヴィング老と飼犬ベラに癒され昔の記憶を辿りながら、弁護士事務所の元上司モーンスを恋しがり、エリック警部と好きな猫の話で盛り上がる上々の精神状態を保ちます。やがて犯罪の全貌が判明しますが著者は謎解きや逮捕劇を重視せず、全く予期せぬ殺戮シーンで読者を驚愕させます。私は今回レベッカを殺戮シーンから遠ざけた理由は三度の繰り返しを避けた為ではなく過去二回十分に苦しんだ彼女への思い遣りだと思います。終章は安らぎに満ちたレベッカの幸福感が伝わって来る最高の場面ですので、きっと誰もが大満足される事でしょう。
黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)Amazon書評・レビュー:黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)より
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No.1:
(5pt)

こうくるとは思わなかった(^^;)

前2作の流れからして、主人公のレベッカがさらに酷い目に遭うと思いきや、けっこうハッピーになってしまって、ガッカリするやらホッとするやら。事件の複雑さやスケールの大きさ、ストーリーの組み立てなどに新味が盛り込まれて、次作への期待が高まりました。
黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)Amazon書評・レビュー:黒い氷 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 16-3)より
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