ホームズ二世のロシア秘録
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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本作も前作同様、第一次大戦開戦の火花がいつ起こるか解らない1913年を舞台に歴史上の人物らとシャーロック、マイクロフト、セバスチャン、ワトスンらが共同し、諜報活動に乗り出す。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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コナンドイルの作品を下敷きにしたパスティーシュ(作風の模倣)ものです。 模倣というよりも、世界観を借りてきたという方が近いかもしれません。 なにせ、主役がホームズからホームズJrに変わっているし、 内容もミステリーからエスピオナージュ(スパイと政府の緊迫した関係を描いたもの)に変わってますしね。 好きな世界観を使って、自分の得意なジャンルで書くというのも面白いですね。 帝政ロシア崩壊前夜の中にセバスチャン(ホームズ二世)が単身乗り込んで行って、 歴史の教科書に載ってるような人物たちとまじりあってく様子がなかなか面白いですが、 せっかくホームズの世界観を使っているので、 もう少しだけ、ホームズに活躍して欲しいとも思っちゃいました。 | ||||
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シリーズ第二作。前作同様、ホームズ・パスティーシュを期待するとあてが外れる。 本書は20世紀初頭、革命前夜のロシアを舞台にしたエスピオナージュであり、冒険活劇である。チャーチル、ラスプーチン、レーニンやスターリンなど実在の人物が出てくる。 結局、ホームズ二世を主人公にしても、フリーマントル節なんですな。 ちょうど大エミルタージュ展を観たばかりだったので、重なる部分も多く、楽しめた。 | ||||
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ホームズの息子セバスチャンが活躍する、その後のホームズ物の一つ。 革命前夜のロシア、サンクトペテルブルグを舞台に、英露両国のスパイが暗躍する。 ロマノフ王朝ニコライ2世や王妃と英国のキングジョージ5世は姻戚関係にあり、「血の日曜日」事件など 帝政が揺るぎ始めたロシアには、英国も少なからぬ関心を寄せていた。 戦争の足音がしのび寄る往時の欧州の複雑な政治状況とあいまって、なかなか面白くストーリーが展開する。 セバスチャンとプリンセスとのロマンスも、物語に花を添えること大といえる。 ただ、複文が多かったり、直訳調だったり、文章にいかにも翻訳文らしい生硬さがあるのが読みづらいので 評価は3。 私としては、ローリー・キングの「ホームズの愛弟子」シリーズをおすすめしたい。 | ||||
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ホームズ物のパスティーシュ、セバスチャン・ホームズが活躍するシリーズ2作目。 今回は革命前夜のロシア帝国が舞台だが・・・。その舞台のスケールの大きさと、 変わらないストーリーの面白さ、もちろん作者らしい入り組んだ筋書き。 誰が敵か味方(一時のものでさえ)か分らない。 前作はホームズ物にしなければという力みがあったように思えたが、本作はセバスチャンの 活躍が活き活きと書かれている。 もちろん、ホームズとマイクロフト、そしてワトソンのことも。彼ら三人の関係がここまで ホームズが原因とは言いながら壊れやすいもので、それながらも三人が各々を必要としている ことをよく描けていると思う。 これはホームズ物として読むより、フリーマントルが描くスパイ物(エスピオナージュ)としして 読むべき作品だろう。もし本来のホームズ物として読むと評価を間違えると思う一作。 最後に衝撃を受けたこと。あの「ラスプーチン」のことを意味する当時の英国の暗号が、 「闇の力(ダーク・フォース)」であったこと。 ルーカスはこれを知っていたのか? | ||||
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