シャーロック・ホームズの息子
- シャーロック・ホームズ (70)
- パスティーシュ (27)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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なんとフリーマントルの手による、ホームズのパスティーシュ小説。しかし、厳密に云えば純然たるホームズのパスティーシュではない。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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上巻のレビューを書いた時点では、「下巻に期待」として★を2つ付けておいたが、もはや1個で十分だろう。よくまあこれだけ面白くないように書けるなあと、むしろ感心しかない。 爆発や銃撃などのシーンも淡々とした、小難しい書き方をするのは、この作家の持ち味なのだろうか? よくわからないけど、これをどう面白がればよいのだろうか? 訳者の日暮雅道氏は、あとがきで「フリーマントル的な面白さを十分備えたエンターテインメントであり、成功例と言えるだろう」と書いている。以前は氏の鑑識眼を信じていたが、ちょっと怪しくなってきた。 ところで、本作ではドイツがサイテーの悪者だ。作中で「ドイツ野郎」と何度も罵倒されている。まあそうなんだろうけど、ドイツの人は嫌だろうな。というか、何人であろうと読まなくていいですねこの本は。 | ||||
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フリーマントルという名前は知っていたが、僕にとってはまったく興味の持てない作家の筆頭だった。それがホームズのパスティーシュを書いたということで、ホームズファンとしては購入しないわけにはいかなくなってしまったのだけれど、しかしどうにも読む気になれず、放置すること十数年…。 やっと重い腰を上げ(という表現が正しいかどうか)読んでみた。まだ上巻が終わった段階だが、現時点での感想は……やっぱり面白くない。まったく、とはいわないけれど、あんまり面白くない。 主人公にホームズらしさが微塵もなければ、ホームズの息子である必然性もない。アメリカでのスパイ活動とか、船上でのラブアフェアとか、これではまるでジェームズ・ボンドの息子ではないか(時代が違うけど)。何よりつらいのは、文章がいかにもイギリス風のひねりに満ちていて、翻訳ものならではの読みにくさにあふれていることだ。 まあ、上巻の終わり辺りで少し面白くなってきたので、下巻に期待しようかな。 | ||||
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前編に続いてなかなかのスパイ物。 | ||||
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かの有名なシャーロック・ホームズに実は息子がいた。 人知れずホームズの兄マイクロフトに育てられていたのだ。 第一次世界大戦前夜、スパイ活動をするには顔を知られすぎている上に、 年を取ってしまったホームズに代わってその息子が、イギリスの大臣チャーチルから の密命を受けてアメリカに渡る。 アメリカで暗躍するドイツスパイの組織の動きを暴きだすのだ。 うん、出だしから悪くはない感じ。 ホームズの名を継ぐ者、ということで、ホームズのように私立探偵然とした殺人事件解決もの に仕立てたらホームズものとしてもっと粗さがしをしてしまったような気がする。 フリーマントルが、自分のフィールドであえてスパイものにしたのが正解。 ただし、スパイものとしてはいくつか間抜けだなぁと思うところもありますけど、 暗号もいかにも分かりやすそうだし、セバスチャン(息子)は、偽名を使わずに ホームズ姓を名乗ってるし。 でも、全体的な雰囲気はオーケーでした。楽しめました。 | ||||
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ホームズの息子セバスチャンは、チャーチルの個人的なスパイとしてアメリカへ渡る。 下巻では、政府の後ろ盾もないまま、人脈を作り次第次第に核心に迫っていく。 この作品にはスパイものとしての他に、父子のセッションも重要なポイントになっている。 父が子供を認めるのか。子供が父親を理解するのか。 スパイものとしてよりもこういった観点で見たほうが面白いかもしれない。 | ||||
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