骨折
- 競馬 (68)
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競馬シリーズ第10作で、ますます円熟味を増していくなかでの傑作。 調教師の父が交通事故で入院し、代理で厩舎を預かることになった主人公が、何者かに誘拐されるところから始まる。誘拐の目的は、その悪党の息子を有力馬に騎乗させろと脅迫することにあった。とんでもない要求で厩舎にやってきた悪党の息子だが、馬に乗せてみると意外に……という展開で物語が始まる。 これまで同様に悪党vs冷静な主人公の構図が話の本筋なのだが、悪党の息子、主人公の父親との人間関係がそれぞれ深く、ねじれて、面白いものになっている。ミステリというより、ふた組の親子の物語だ。 主人公を脅す悪党、主人公の父で頑迷な調教師、と二人の父親が出てくるが、どちらも父性を極端にデフォルメされた人物になっている。リアリティーは欠けるが、その分、本作で描こうとするテーマが明確になっていると思う。 息子には自分の思うとおりに成長してほしいと願う父親と、思い通りに成長しなかった息子を否定する父親。二人の「だめな父親」を描きながらディック・フランシスは何を伝えようとしたのか。ラストの衝撃的な結末を迎えて、主人公が悪党の息子に言葉をかける場面にすべてがあると思う。 競馬シリーズにそろそろ慣れた(3作~5作ぐらい読んだ)という方にぜひともおすすめしたい一冊だ。 | ||||
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とにかく誤字が多い。書籍版から読んだ者としては、電子版でこんなことをされると腹が立つ。もっとフランシスの作品を大事にしてほしい。出版社でしょ? 読みながら、50回近く、誤字を送付しました。フランシスの本だからこそ。とってもいい物語だからこそ。ここまで頑張ったのですよ。早く修正しなさい! こんな商品売ってて、恥ずかしくないの? プロの出版社として、編集者として! | ||||
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競馬と聞いて、顔をしかめる人もあろう。 私もその一人だった。 あの怪しげな雰囲気。 ところが、この1冊に出会い、目からうろこ。 素晴らしい人間ドラマだ。素晴らしい緊張感、そして読み終わったあとのえも言われぬ幸福感。 ここには、素晴らしいミステリとは、こういうものだという最も良き見本がある。 星5つ!なんて とんでもない。私にフランシスの魅力を知らしめた1冊。 星10個はあげたい。 | ||||
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昔を思い出した。懐かしかった。良い作品は何度読んでも良いと思った。 | ||||
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事故で入院中の父に代わり、調教厩舎の運営のピンチヒッターを務めることになったニール。慣れない仕事に戸惑いながらも実務をこなすニールだが、そこへ悪党のボス、エンソが脅迫に乗り込んできた。ダービーの有力馬と目される馬に自分の息子を騎乗させろと。不可能このうえない脅迫に毅然と立ち向かうニール、度重なる脅迫…。 競馬シリーズのランキングでは上位に上がってこない作品だが、読ませる。父の後ろ盾のもと、厩舎に乗り込んできた息子と最初は激しく対立するニールだが、次第にお互いを認め合っていく男同志の過程が、いい。ストレートなストーリーで傑作ではないかもしれないが佳作である。 | ||||
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