決着
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2013年二月の時点で、フランシスの早川文庫には、四通りあるようです。 1.「紙の本のみの出版(新装版をはじめ、「度胸」「利腕」など)」 2.「紙の本とキンドル版と両方(「証拠」「勝利」「再起」など)」 3.「品切れ状態から、キンドルで復刊したもの(「奪回」「烈風」など)」 4.「品切れのもの(「本命」「帰還」など)」 いま紙の本がでているものでも、いずれ電子書籍に移行したり、あるいは品切れのものでも、キンドルで復刊したり、今後いろいろ変化があるのだろうという気がします。 この「決着」はいまは品切れで、私は古書を買いました。 フランシスの初期作品にみられたような、孤独な主人公の濃密な緊迫感は、うすれています。そのかわり70才をすぎたフランシスの描く、児童文学にも通じるような、「子供たちと父親」の描写が胸にしみる作品です。(あいかわらず、悪者はサディスティックです。) 35歳の若い父親(廃屋を改修する、建築設計技師)に、14才をかしらに、6人の息子がいます。赤ん坊の末っ子は母親のもとに残し、うえの五人をつれて、イースター休暇に、改造したキャンピングバスででかけます。 主人公の特殊な職業の描写(損得ぬきの気持ちでとりくむ仕事でありながら、生活費は稼がなければならない)が、この作品でもリアルに伝わってきます。フランシスの主人公は、たいてい会社員ではなく、自営業だなあ、とあらためて思いました。 子供たちのシーンの分量はそんなに多くないのですが、読み終わったあと、ひとりひとりの子供たちの印象が、強く心にきざまれて残ります。 あと、車のなかに雑誌を置いてる「あのひと」も。(今回の一番のお気に入りです。) | ||||
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主人公リー・モリスは6人の息子の父であり建築家、最近女房との関係も冷えてきている。母から株を譲り受けたばかりに、ある競馬場の株主総会に出席、競馬場を所有する一家の愛憎劇に巻き込まれる。そのさなか、競馬場が爆破され、リーも大怪我を負う…。 いつものように自己抑制がきいた不屈の意志をもつ主人公が大活躍するが、本書はとりわけそのほかの登場人物たちも生き生きと描写されていて読み応え十分、一気に読了した。めずらしくユーモアあふれるストーリーも申し分ない。ディック・フランシスの本はほとんど読んできたが個人的には『興奮』『大穴』『利腕』『本命』…ベスト5に入るだろう。 | ||||
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この本にはいつものとうり"真の強さを感じさせる"素敵な主人公が出てきます。その上彼は体がでかい。私には更に理想的...でも、この本の本当の主人公達は彼の男の子達です。彼らの遊ぶ姿や話す言葉がとっても良いのです。読み終わった後、彼らが出てくる場面だけをもう一度拾い読みしてしまったほどです。フランシス氏の子供や孫達に向けているだろう暖かい瞳を感じられるこの本は必ずあなたの心もホッカホカにしてくれますよ。 もう一つフランシスの本の凄いところは必ず一つは心に残る一説があると言うことです。この本にも素敵なセリフが一杯あります。あなたの心に響く言葉を見つけて下さい。 | ||||
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