重賞
- 競馬 (68)
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競馬シリーズも10作目を越えて、安定感を増しているなかでのスマッシュ・ヒットがこの『重賞』。本作の主人公は、35歳にして資産家の馬主。馬を預けていた調教師に長年にわたり多額のお金をだまし取られていたことを知り、馬を引き上げるのだが……。 自分の馬を奪い返そうと馬運搬車にひかれそうになる冒頭シーンから、展開早め、見せ場多め、ラブロマンスも程よく散りばめられ、エンタメ色サービス満点の一冊になっている。もともとディック・フランシスの筆致は、映像を想起させる力が強いが、本作はそのままサスペンス・アクション映画にできそうな完成度だと思う。 もちろん、主人公を襲う苦痛・屈辱感からの、「10倍返し」は、いつものディック・フランシス。仲間たちと力を合わせて悪漢どもをこらしめる展開もいい。ディック・フランシスは何を読んだら……と迷っている人に差し出したい一作。 映画「スティング」のようなコン・ゲームではあるのだが、ラストのほろ苦さは評価の分かれるところかもしれない。そう何もかも上手くは行かないよとディック・フランシスさんが微笑しているようなエンディングで、個人的には、文句なし。 | ||||
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ディック・フランシスの小説には登場人物が多く、関係が複雑であり、おまけに、当然ながらイギリス人の名前で、カタカナだから、途中で誰のことだか判らなくなります。登場人物の名前は表紙の裏に書いてありますが、私は、自分でもういちど名前と職業などをメモに書きながら読んでいます。そうすると頭がすっきりします。 | ||||
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昔を思い出した。懐かしかった。良い作品は何度読んでも良いと思った。 | ||||
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競馬シリーズの1975年の第14作。本シリーズにはよく馬主が出て来るが、たいてい悪役か、さもなければ地位や権力を鼻にかけたイヤミ役。本書では、珍しく金持ちの馬主が主役だが、おおらかな性格の好人物。本シリーズの一部の主人公と違って、やたらと肩ひじを張っていないのが好きだ。馬主のスコットは、持ち馬を預けていた調教師のジョディに、大金をごまかされていた事を知り、ジョディを解雇する。これを逆恨みしたジョディは、スコット所有の名馬エナジャイズを、外見がそっくりの駄馬とすり替えるという、悪辣な手段に出る。スコットが友人たちと協力して展開する、大がかりなエナジャイズ奪回作戦が、実に爽快で楽しい。なお、馬のすり替えなんか、すぐバレるじゃないか、という気がするかもしれない。だが、馬は犬や猫のようなペットと違って、飼い主に対して甘える等の反応を示さないので、違う馬だとは容易にはわからないのだ。所有するだけで、直接馬の面倒を見ない馬主の場合はなおさらである。 | ||||
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競馬シリーズの1975年の第14作。本シリーズにはよく馬主が出て来るが、たいてい悪役か、さもなければ地位や権力を鼻にかけたイヤミ役。本書では、珍しく金持ちの馬主が主役だが、おおらかな性格の好人物。本シリーズの一部の主人公と違って、やたらと肩ひじを張っていないのが好きだ。 馬主のスコットは、持ち馬を預けていた調教師のジョディに、大金をごまかされていた事を知り、ジョディを解雇する。これを逆恨みしたジョディは、スコット所有の名馬エナジャイズを、外見がそっくりの駄馬とすり替えるという、悪辣な手段に出る。スコットが友人たちと協力して展開する、大がかりなエナジャイズ奪回作戦が、実に爽快で楽しい。 なお、馬のすり替えなんか、すぐバレるじゃないか、という気がするかもしれない。だが、馬は犬や猫のようなペットと違って、飼い主に対して甘える等の反応を示さないので、違う馬だとは容易にはわからないのだ。所有するだけで、直接馬の面倒を見ない馬主の場合はなおさらである。 | ||||
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