横断
- 競馬 (68)
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英国ジョッキィ・クラブの保安部調査員が、悪党を追ってカナダ横断競馬列車に身分を偽装して乗り込む。悪党が競馬列車で何を企んでいるのか不明だが、「何かが起こらないように」見張り、可能であれば悪党の尻尾をとらえるのが主人公のミッションだ。 何かが起こるのを待つというストーリーなので、地味な面もあるとは思う。だが、ディック・フランシスはこの競馬列車のディテールをこれでもかと書いてくれるので、お金持ちの馬主たちと豪華列車で一緒にカナダ横断の旅に出ている気分にさせてくれる。アガサ・クリスティーの『オリエント急行の殺人』は雪で立ち往生した列車内が舞台だったが、こちらはカナディアン号が走るのと同じ風光明媚な場所を走りながら、事件が静かに進行していく。鉄道ミステリとしても、かなりの出来ではないかと思う。 競馬シリーズの傑作の条件として、本当にイヤな悪党の存在と、主人公を助けてくれる魅力的な脇役、があると私は思っている(あと、なぜか主人公はおカネに困っていないことも多い)。本作では条件がすべてクリア。とくに、電話だけで主人公をサポートする老婦人の存在が、この物語に不思議な味わいを足しているように感じる。 クライマックスでは、ディック・フランシスらしいド派手な展開を経て、悪党との直接対決のラストに向かう。勧善懲悪の爽快な幕切れのあと、競馬のレースシーンで鮮やかな結末。まさに快作と呼ぶべき綺麗な終わり方だ。 しかし、ラストの快勝劇の前に、いくつか命が失われており、喜びと悲しみが交じり合ったような感情を主人公は抱く。嬉しいけど悲しい、つらいけど嬉しい、そんな複雑な感情をディック・フランシスさんはいつも大事にしていると思う。 | ||||
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各地の競馬場でレースをしながら、車内ではミステリ劇を楽しむという趣向の特別列車が、カナダ大陸横断鉄道で企画された。乗客として乗り込む危険人物をマークするため英国とカナダのジョッキィ・クラブは、保安部員トー・ケルジイをカナダに送った。ケルジイは身分を隠し、特別列車に乗込む。陰謀を阻止するべくトーは奔走する… 競馬シリーズのなかでも1、2を争うスケールの大きさ。 作品としての出来は中といったところ。 | ||||
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昔を思い出した。懐かしかった。良い作品は何度読んでも良いと思った。 | ||||
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フランシスらしい期待通りの面白さ。次が早く読みたい。注文後すぐに来るし,とっても便利。 | ||||
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大陸横断列車を舞台にしたスパイミステリー。列車ミステリ数多くあれど、これほど列車旅行を丹念に描いている作品は少ない。ディック・フランシス作品としては緊張感に欠け、のんびりした雰囲気が漂っているが、私は逆にそこが好き。 | ||||
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