血の絆



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    血の絆 (新潮文庫)
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    初公開日(参考)1985年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,295回
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    血の絆 (新潮文庫)

    1985年01月31日 血の絆 (新潮文庫)

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    血の絆の総合評価:7.40/10点レビュー 5件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    ラストがよかった

    映画になってないのかなあ。

    わたろう
    0BCEGGR4
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    No.4:
    (4pt)

    一人一人の人間がストーリーのなかで、変化していくたのしさ。

    クイネルの作品は、ストリーが、やはりいい。
    はじめのざわざわしたシチュエーションから、
    徐々に、一つの物語を作っていく。
    こんな風に物語を描くことができたらすばらしいことだろう。
    人間の生き様がすてきである。
    息子というものについての母親の直感。生きているという確信。

    また、なぜ生きているかということに対する道具立て。
    一人一人の人間がストーリーのなかで、変化していくたのしさ。
    人間の可能性のすばらしさ。生きていることの楽しさがある。
    やはり島でゆったりと 生活することのすばらしさ。
    こんな風に描けるといいな。
    血の絆 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:血の絆 (新潮文庫)より
    4102205020
    No.3:
    (3pt)

    多少のことは目をつむって

    週刊文春 1985年 海外3位。

    1965年 ニューヨーク。未亡人のカーティス・ヘイウッドは、一人息子ギャレットが東アフリカ沖合で行方不明となった報を受ける。ギャレットの死を受け入れられないカーティスは、ギャレットが乗船していた船の船長ラセルに真相を問いただすべく、一路、タンザニアへ。しかし、ラセルの乗るジャルード号は、既にセーシェル島へ向けて出発していたのだった。カーティスは人々の制止を振り切り、唯一の手がかりであるラセルの跡を追うことにした。 ・・・

    カーティスを助けるのは、ボンベイから一人船に乗って旅をしている元税関の簿記係ラメッシュ、カナダ人の石油掘削人ケイディ、スマトラ人の少女ラニーだ。国籍も人種も違う彼らは、運命に導かれるようにカーティスと出会い、カーティスの息子への思いに打たれ大海原へ共に旅に出る。

    本書の前半は、4人が出会うまでに頁が割かれている。ラメッシュは、イギリス人とインド人の混血の中年男。人々の差別に嫌気がさし、母親の遺品を処分して購入したおんぼろ帆船で、海へと乗り出した。航海の知識のないど素人がアフリカへ向けて船出するというあたりは、荒唐無稽であっても目をつぶってあげなければならない。異なる人生を歩んできた人々が邂逅し、目的を一つにするというロマンチックな物語には多少のご都合主義はあっても良いのである。

    行方不明の息子を探すカーティス。身寄りのない密航者ラニー。上司を殴り倒して仕事場をクビになったケイディ。それぞれの事情を引きずりながら、ラメッシュの船に合流し、ラセル追跡行を繰りひろげる。

    後半は、あるときは船の故障にみまわれ、あるときは嵐に巻き込まれという海洋冒険小説のお約束のストーリー展開である。ラメッシュのど素人ぶりが危機感をより煽るとともに、それを乗り越えていくことで自信を得ていく男の姿が描かれていく。旅の途中のアツイ友情や、ホットな恋愛も彩りを添えていることになるのだろう。

    ギャレットはいずこ。カーティスの思いは叶うのだろうか。物語は、当時のタンザニアの社会情勢を巧みに取り入れ、アクションたっぷりの結末へなだれ込んでいく。ここも、野暮なツッコミは無用。見て見ぬふりをすることも作品を楽しむには大切なのだ(多分 ・・・)。
    血の絆 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:血の絆 (新潮文庫)より
    4102205020
    No.2:
    (3pt)

    多少のことは目をつむり

    週刊文春 1985年 海外3位。

    1965年 ニューヨーク。未亡人のカーティス・ヘイウッドは、一人息子ギャレットが東アフリカ沖合で行方不明となった報を受ける。ギャレットの死を受け入れられないカーティスは、ギャレットが乗船していた船の船長ラセルに真相を問いただすべく、一路、タンザニアへ。しかし、ラセルの乗るジャルード号は、既にセーシェル島へ向けて出発していたのだった。カーティスは人々の制止を振り切り、唯一の手がかりであるラセルの跡を追うことにした。 ・・・

    カーティスを助けるのは、ボンベイから一人船に乗って旅をしている元税関の簿記係ラメッシュ、カナダ人の石油掘削人ケイディ、スマトラ人の少女ラニーだ。国籍も人種も違う彼らは、運命に導かれるようにカーティスと出会い、カーティスの息子への思いに打たれ大海原へ共に旅に出る。

    本書の前半は、4人が出会うまでに頁が割かれている。ラメッシュは、イギリス人とインド人の混血の中年男。人々の差別に嫌気がさし、母親の遺品を処分して購入したおんぼろ帆船で、海へと乗り出した。航海の知識のないど素人がアフリカへ向けて船出するというあたりは、荒唐無稽であっても目をつぶってあげなければならない。異なる人生を歩んできた人々が邂逅し、目的を一つにするというロマンチックな物語には多少のご都合主義はあっても良いのである。

    行方不明の息子を探すカーティス。身寄りのない密航者ラニー。上司を殴り倒して仕事場をクビになったケイディ。それぞれの事情を引きずりながら、ラメッシュの船に合流し、ラセル追跡行を繰りひろげる。

    後半は、あるときは船の故障にみまわれ、あるときは嵐に巻き込まれという海洋冒険小説のお約束のストーリー展開である。ラメッシュのど素人ぶりが危機感をより煽るとともに、それを乗り越えていくことで自信を得ていく男の姿が描かれていく。旅の途中のアツイ友情や、ホットな恋愛も彩りを添えていることになるのだろう。

    ギャレットはいずこ。カーティスの思いは叶うのだろうか。物語は、当時のタンザニアの社会情勢を巧みに取り入れ、アクションたっぷりの結末へなだれ込んでいく。ここも、野暮なツッコミは無用。見て見ぬふりをすることも作品を楽しむには大切なのだ(多分 ・・・)。
    血の絆 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:血の絆 (新潮文庫)より
    4102205020
    No.1:
    (5pt)

    四人の不思議な邂逅と、魅力的な人々が彩るクィネル版「白鯨」

    ニューヨークのOLカースティは、彼女のすべてだった一人息子の海難死を知らさ
    れる。しかしその冷厳な事実を受け入れようとせず、万難を廃して捜索の旅へ出る。
    英国ハーフのインドの小役人ラメッシュも突如として冒険航海へ出ることを決意し、
    カナダの石油掘削人ケイディは行きがかりの決闘に挑み、華僑の美少女ラニーは
    日常からの逃避行に臨む。そして彼らを支援するたくさんの魅力的な人々。

    巨匠クィネルの第四作に当たる海洋冒険小説である。クィネル作品の特色にフィク
    ションに史実を織り込む手法が挙げられるが、本作でのそれは1964年のザンジバル
    革命である。そしてクィネルの"島"好きも本作で遺憾なく発揮され、モルディブに
    セイシェル、ザンジバルにキプロスと、次々に登場する島々を舞台に繰り広げられる
    四人の男女の冒険譚。勘のいい読者なら、本作があの「白鯨」をモチーフにしている
    ことに気づくかも知れない。悪党ラセルに「憑りつく」カースティに母の強さを見る。
    血の絆 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:血の絆 (新潮文庫)より
    4102205020



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