サン・カルロの対決
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中米の小国サン・カルロに革命が勃発し、米大使館が占拠された。絶体絶命の状況下で大使救出のために米陸軍が仕掛けた奇策とは? 息詰る駆引きが連続の国際謀略サスペンス。 | ||||
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クィネルの中で読み残しておいた本.キューバの尋問官は拷問,薬物の手法は使用せずに,自分に話したくなる心理に導くという手法を取る.尋問する側とされる側,プライドが高く周囲から孤立しているような2人が相手を把握しようとして相手の中に自分を見出して行く.この2人の成行きが全体の3分の2.こういうストーリィは初めて出会った.おもしろい.残り3分の1はテキパキと話を完結させよう的なアメリカ活劇,でも救出作戦は少数精鋭の人によるシンプル作戦で3人目はその立案者兼陣頭指揮官.どちらの部分も納得させられる.人は他人と理解し合えた時に大きな喜びを持つ事を書きたかったのかも.別の特徴は,これら3人が交互に自分の目で話を語る.即ち全編誰かが1人称で語って物語が進む. | ||||
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誰々は「○○○」と言う。そして、どこそこへ行く。彼らが来る。文末の動詞がことごとく現在形になっているのがとても気になって、どうしても小説世界に入り込めず、クィネルの作品ともあろうものをついに中途放棄してしまった。原作がそうなのかもしれないが、ここは言った、行った、来たと、素直なリズムに訳して欲しかった。 | ||||
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本作はクィネル作品の第五作目にして、ジャンルに分ければ人質救出ものという ことになろう。といっても、決してありきたりのアクションものではない。毎作新しい 趣向を凝らすクィネルだが、今回は三人の登場人物による独白形式を用いて物 語を進行させる。その三人とはサン・カルロ国米国大使ピーボディ、キューバ情 報局長官カルデロン、米国陸軍大佐スローカムである。中南米の架空の国サン・ カルロは共産革命軍の手中に落ち、米国大使館が占拠される。ピーボディが知る 重要作戦の関係者の名を引き出すために繰り広げられるカルデロンとの心理戦。 彼の傑作のひとつとも評される作品だが、いつものクィネルらしく"極限に置かれ た人間"を見事に表現している。いつもクィネルは極限の愛、極限の暴力、極限の 頭脳戦を描くのだ。そこでは小賢しい小理屈などお呼びでない。読み手をすっぽん ぽんの裸にしてしまう。だから読み終えた時には、心地いい脱力感で満たされる。 | ||||
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最初はどの人物にも感情移入ができなかったが、人質側の米大使ピーボディと 尋問側のホルヘの対峙がおもしろく、やがて互いの心情が手に取るように分る ようになり、強い絆で結ばれてゆく様が感動的だった。 似たもの同志で知能も高い同志のレベルの高い緊迫感もよかった。 ホルヘのあとに出てくる、肉体的尋問シーンが読んでいて辛かった・・・。 | ||||
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