遺された数式から始まる、暗号謎解きミステリーー シアトルで潰れかけの書店を営むヘイゼルのもとに、養祖父のアイザック・セヴリーが自殺したとの知らせが届く。

晩秋の猪苗代湖畔で二つの死体が発見された!謎の美女・梅崎理美が絞殺、ほぼ同時刻に詐欺師・曽根稔が毒殺されたのだ。

時は昭和6年。

嵐の去った早朝、湖畔で女性の全裸死体が発見された。遺体は最近莫大な遺産を相続した未亡人のものと判明。

トラベルライター瓜生慎は、愛妻・真由子の父親から、強引に取材旅行の同行を引受けさせられた。

そいつが持っていたのは奇妙な拳銃だった。撃たれた者の記憶を消失させる、それ。

歯を食いしばり一日を過ごす。星を数える間もなく眠りにつく。

「きみには、こんな愛のかたちは理解できないだろう」 妻子を捨ててまで、自分の心のままに絵を描き続けるロバート。

大人はなんにもわかっていない、僕らがこんなに凄いってことを。パパやママの知らないお家だって持っている。

地元から遠いアパラチア山脈の自然保護地区で職を得たライス・ムーア。ある日、胆嚢を切り取られた熊の死体が発見される。

蜂があれをやらせたんだ!女の魔性に潜む荒涼たる過去。第8回サントリーミステリー大賞。

闇に葬られた誘拐事件。消えた身代金8000万円の鍵を握るのは実行犯の恋人「K」。

横領、強盗、殺人…こんなたぐいの犯罪は一般の警察にまかせておけばよい。

ある夜、異常犯罪者に襲われた少女を救った青年チェイス。

これほどまでに心を揺さぶる“純愛”があっただろうか── 誰にも言えなかった たった一度の恋。

刀を持たぬ剣術遣いと刀剣蒐集妖女との邂逅 藤田五郎翁は刀を手にし、表に飛び出した。

商社で働く志村栄利子は愛読していた主婦ブロガーの丸尾翔子と出会い意気投合。

都内のビル屋上で、加賀宝生流の能衣装をまとった男の死体が発見された。被害者は死ぬ前に能を舞ったらしい。

修学旅行で日光へ行った拓哉・亮平・香里の3人は、ひょんなことから江戸時代にタイムスリップ。

大阪発富山行きの“サンダーバード1号”のなかで、男が一人殺された。そして翌日、金沢・兼六園で女が殺された。

牧村伸郎、43歳。元銀行員にして現在、タクシー運転手。

こんにちは、水谷麻衣子です。秋まっさかり。

息子のカケルと二人暮らしの“チッチ”こと青田耕平は、デビュー以来10年「次にくる小説家」と言われてきた。

55年体制を生きた政治家の王は80年代半ば、老いて王国を出た。代議士の父と禅僧の息子の、魂の対決。

パチンコ、麻雀、競馬、競輪…。「庶民の娯楽」という美名の陰で、急速に増えつづける依存者の群れ。

あの子が消えた…。旅の途中で突然姿を消した少女。

アルゼンチンで軍部が台頭し、フォークランド諸島の奪取に再び動きだすおそれが出てきた。

EU(欧州連合)版FBIともいうべきユーロポール。

三月三日、東京で七歳の少女鏑木美加が誘拐された。身代金一億五百万円を支払って解放されたが、犯人は逃走。

ニューヨーク市の目の前、ハドソン川に浮かぶかつての移民の島・エリス島に、歴史記念物のパトロールで転勤したアンナ。

お前、まだ芸人続ける気か? 崖っぷちの中堅漫才師リンゴサーカスのボケ担当、加瀬凛太は、冬の寒空の下、絶望していた。

インパール戦線から帰還した男は、銃で妻と情夫を撃ち、出所後、小豆相場で成功。北の果ての海に程近い「司祭館」に住みつく。

描かれた未来。空想の未来。

深い喪失感を抱える少女・美緒。謎めいた過去を持つ老人・丈太郎。

事実と虚構の間に浮かぶ真実。ノンフィクション・ノベルの傑作『小笛事件』の作者が暴く心の闇!『新青年』時代の作品を初集成。

住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。

直木賞作家の、痛いほど切ない青春の傷を描く小説。

教室にあるべきはずの48の机と椅子がすべて消え、代りにコピイされた文書と級友の死体だけが残されていた。

同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。

事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。

労働基準監督官の草薙満は、居酒屋で外国人店員と日本人客の揉め事に遭遇。

架空の殺人事件をしたて、警察とマスコミがいかにして冤罪を作り出すか告発しようという無謀な計画。

14歳の冬休み、わたしはいなくなった―。

恵沢大理学部教授嘉島が殺害された。

ある夜、コンビニで森奈津子は突然の爆風にひっくり返った。

会社社長が失踪。やがて現場から離れた海で溺死体となって発見されるが、その服には持ち主不明の指輪が…。

“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。

イタリアの小村に住む若き時計職人ジャンは、祖父ベルナルドの技術を受け継ぎ、村の機械の故障を一手に引き受ける働き者。

期限切れの貸倉庫から出てきた品物は、久しく封印してきたキンジーの記憶を甦らせた。

人気絶頂の映画女優シルヴィーが殺された。報せをうけた映画監督、脚本家、俳優たちの表情は硬い。

妻に先立たれた日高一郎は、お年寄りのための施設「シルバー村」の常連だ。騒々しい女性グループには辟易していたのだが…。

シャッター通りまであと一歩。

日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。

連戦連敗の鯉ヶ窪学園野球部のグラウンドからベースが盗まれた。われらが探偵部にも相談が持ち込まれるが、あえなく未解決に。

裁きの果ての犯罪悲喜劇。ノンフィクション・ノベルから怪奇幻想ロマンへの軌跡をたどる!『ぷろふいる』時代の作品を初集成。

深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。

とにかく私は驚いた。ある晩、目覚めたら、勝手に動いている自分の身体。

とびきりの秀才探偵、怪奇現象に挑戦!?だれもいないはずのお屋敷で、物音と人影が―。

17歳の女子高生真知子のまわりでクラスメイトが次々と死んでいく。

森はすべてを見ていた。

複雑怪奇な設計のために迷路荘と呼ばれる豪邸を建てた明治の元勲古館伯爵の孫が何者かに殺された。

この国が戦国で、この世が乱世であった頃―。不穏な気配ただよう歴史の暗がりで、静かに命の火花を散らす者達がいた。

かつて恋人として暮し、真剣に結婚を考えたが、頑ななまでの強い拒絶にあって戸惑ったことのある女から、丑の時参りを連想させる奇妙な連続殺人の犯人に狙われている、という助けを求める手紙が舞い込み…北国の町で彼が見聞きしたものは、意外な事実の連続であった。

世界的リゾートグループのパリ本社で激しい権力闘争に巻き込まれる松平貴子。

"世紀の脱獄王"から"犯罪捜査学の父"へ──。

特急「あしずり」で起きた毒殺事件。

1809年、フランス占領下のウィーン。

南北戦争後間もないフィラデルフィア。解剖学の教授であるリディアの元に、女性の水死体が運ばれてきた。

英国ミステリの女王が遺したミステリ戯曲から傑作三編を厳選したクリスティファン待望の作品集! ボーナストラックとして単行本未収録の短編「ポワロとレガッタの謎」を収録。

もう一人の自分を目撃したという人妻。"消失狂"の画家。

妻に暴力をふるっていた男とレイプ常習犯の死体が発見された。

在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。

あの呪われた森で一体何が―。十年前、樹海の山荘に住む鬼頭家の家族が次々に惨殺される事件が起こった。

古都金沢に魔術の如き事件勃発。

だれにも見つけられない古書店「福神堂」。

私が救ったのは、天使か、悪魔か――。 殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。

バーニイが経営する「バーネガット書店」でのある日。

クラブDJの失踪を調べてほしいと依頼された探偵IQ。

宇野警部と夕子が大活躍、幽霊シリーズ第16弾！ 温泉にプカリと浮んだ男の死体。

歴史学教授のフェントンは悪魔と契約を交わし、時を遡った。

プロデビューを目指す若き音楽家カップルの千秋と要之介。

失恋からコンピュータ犯罪の片棒を担ぐにいたる微妙な女性心理の動きを描く表題作。『火車』の原型ともいえる「裏切らないで」。

タイプの違う美人三姉妹を突如襲った火事騒動。

若い女と少年の死体が相次いで車のトランクから発見された。

検事・風巻やよいの前に引致されてきたのは、パートナーの石橋警部補だった。

イザベルはエディンバラに住む“応用倫理学ジャーナル”誌の編集長。

若手社員の澪は、幽霊物件の調査と再生を業務とする子会社「第六リサーチ」で勤務中。

雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。

クリスマス・ソングが流れ、宝石のように煌めくマンハッタンの街、この激戦区で老舗コーヒーハウスを切り盛りするクレアは、今年はクリスマス特製クッキーの甘い香りで道行く人々を誘惑する作戦を立てた。

17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ 私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。

馬鹿にしたければ笑えばいい。あたしは、とっても「しあわせ」だった。

カブール陥落―― 連発する〝想定外〟に出遅れる日本政府。

冬の八ヶ岳山麓の別荘で、猪狩家の令嬢・静香が逆さ吊り死体で発見された。

世間をアッといわせる新作を久しぶりに発表すべく、山荘にこもって執筆を開始した老作家のもとに、作家志望の美貌の女性が、書き上げたばかりの自らの原稿を持って訪れる。

完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。