(短編集)

鳥辺野にて



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初公開日(参考)2008年10月
分類

短編集

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鳥辺野にて (光文社文庫)

2008年10月09日 鳥辺野にて (光文社文庫)

悪行を尽くしてきた男が、老いさらばえ傷つき、葬送地の草叢にうち棄てられていた。死を目前にした者と、死体から着物を剥いで売るためにやってきた男が出会ったとき―(表題作)。とある表具師が語る、古びた一双の屏風絵をめぐる恐ろしくも切ない怪異譚(「墨円」)。磨き抜かれた文章が紡ぎ出す美しき夢幻の数々。書下ろし作品を含む十二編を収録。(「BOOK」データベースより)




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No.3:
(2pt)

面白くない

加門さんの本は好きでたくさん読んでいますが
この本は短編集で中身が面白くない。
読み進める気がしません。加門さんらしくないです。
鳥辺野にて (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:鳥辺野にて (光文社文庫)より
4334744885
No.2:
(5pt)

「墨円」を筆頭に、著者の語り口に魅了される怪異譚集。

「異形コレクション」のアンソロジーで度々お見かけしているこの作家の短編集を読んでみたくなり、『美しい家 (光文社文庫)』と本書を手にとりました。
 で、二冊読んでみて、収録短篇で気に入った作品が多かったのは、こちら『鳥辺野(とりべの)にて』のほう。『美しい家』では「金ラベルにて」という最上級の名品を除いて、これといった短篇がなかった。それに比べて本書には、妖しの屏風を描いた奇譚「墨円」(おそらく、“すみえん”と読みます)を筆頭に、「菊屋橋」「赤い木馬」の三つの印象的な短篇が収められていた。なので、「『美しい家』と『鳥辺野にて』、どっちが面白かった?」と問われれば、私はさっとこちらに手を伸ばすでしょう。

 語り手の“僕”の手を引き、大正時代の浅草の遊園地へといざなう“おテル”と名乗る少女。幻想と怪奇の雰囲気を帯びた舞台の中、月の光に照らされたひとりの少女の姿が瞼に残る「赤い木馬」。
 時は江戸の世、橋占(はしうら)という占いをめぐって、三人、いや四人かな?の小町娘たちの運命の変転を描いた「菊屋橋」。
 幕府が瓦解した明治維新後の怪奇譚。屏風に描かれた“迦陵頻伽(かりょうびんが)”という不思議の鳥、その鳥の顔を覆い隠す墨の円。なぜ、屏風の迦陵頻伽の顔は、黒々とした墨で塗りつぶされているのか? その謎が明かされていくに連れて、怖さがじわじわと広がっていく「墨円」。

 以上三つの短篇が面白く、著者の語りの上手さを堪能させられました。とりわけ、『妖女 (光文社文庫)』が初出の短篇「墨円」は、岡本綺堂の連作怪談の傑作“青蛙堂鬼談(せいあどうきだん)”(『影を踏まれた女 新装版 怪談コレクション (光文社文庫)』所収)中の諸作品に比肩し得る出来映え。ぞくりと肌が泡立つ怖さは出色で、深く魅了されました。
鳥辺野にて (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:鳥辺野にて (光文社文庫)より
4334744885
No.1:
(4pt)

時代ものホラー

十二編の時代ものホラーを収録。
全編を通して日本の土着的な雰囲気に溢れている。
仏教色の強いもの・妖怪の出てくるもの等等

非常に個人的な感想だが「左」「朱の盃」が特に良かった。

「左」
宮大工・左が肉体を自ら彫った彫刻へ次々と入れ替えていく話。
非常に特異な感想かもしれないが、サイボーグ手術みたいでカッコイイ。
山本弘氏の短編「奥歯のスイッチを入れろ」を思い出した。

「朱の盃」
能の「猩々」を下敷きにした作品。
こちらも超個人的な感想だが、水辺の猩々の姿が北野勇作氏の描く水棲生物と重なる。
果たしてこの老人は猩々なのか、それとも妄想・幻想なのかどんどん曖昧になっていく。
その様がまさに北野氏作品にでてくる「ヌートリアン」を連想させる。こっちはネズミだが。
鳥辺野にて (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:鳥辺野にて (光文社文庫)より
4334744885



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