目嚢-めぶくろ-
- 怪異 (278)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
目嚢-めぶくろ-の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は怖かったです。 僅かな関わりから因果に絡め取られていく様子を、認識できない主人公と認識している友人と、その二者を俯瞰する読者のそれぞれの視点から見るのはゾッとするなと思います。 一番怖かったシーンは、最後に主人公が「やめて!」と叫ぶシーンでしょうか。 そこで、主人公は初めて自分が置かれている立場とその行末を主観的に俯瞰的に認識したんじゃないかと思いました。 でも、こういう呪いが有ったら怖いですよねぇ。 だって、この呪い終わらないですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加門七海の最高傑作と言ってる人がいたがなるほど納得、これまで読んだ加門七海のホラー小説の中では一番かも。 なんといっても「姉様のご機嫌悪しく」で始まる挿話が抜群に面白く不気味。江戸時代~明治初期の怪談は古風な文体も相俟って「耳袋」のような雰囲気。「祝山」ではやや鼻に付いた主人公の語り口もマイルドになっており、日常に越境してくる非日常、些細な違和感の抽出にまんまとだまされた。 因果話と見ても筋は通ってるし、フィクションと実話のバランスが良く、消化不良感が残らないのが評価点。 南の従妹夫婦と甥っ子の運命を思うと寒々してくるが……親殺しは避けられないんだろうな……。 嚢に手を突っ込んだらヤツデが~とか、天井一面に蟲がうじゃうじゃ~とか、その手の描写が生理的に無理な人にはおすすめしない。 無情ではないものの自分の手に負えない領域にはきちんと線を引く、高橋さんのキャラが良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
怪異に巻き込まれつつもそれを認識できない怖さというものもあるのだな…と思いながら読みました。 中盤からはグイグイ物語に引き込まれて一気に読んでしまいました。 2つの呪が合わさり一族に、またそれを調べた人に障る描写は他人事ではなくこれを読んだ自分にも起こるのではと想起させる恐ろしさがあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加門七海さんの中で最高傑作だと思っています。怪異の細かい描写が詩的で独特の雰囲気があり大好きなタイプのホラー小説です。夏が近づいてくると毎年必ずボサノヴァを聴きながら読んでいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
祝山より怖いと聞いて読みましたが、実話怪談的な脂汗の出る怖さは前作のほうが濃かった感じがしました。ただホラー小説としての完成度というか物語としての収まりの良さはこちらのほうがより洗練されてる感じがしました。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 30件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|