たてもの怪談
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著者は所々、大人の女性とは思えない乱暴な言葉遣いも見られるし、 かなり好き嫌いが分かれる、癖のある文章と本だとは思います。 ノリが古いというか。 が、私は好きです。 怪談徒然草の三角屋敷の話が好きですが、そんな感じの土地と建物にまつわる因果話が多く、 風水も絡めての持論が興味深いです。 基本、著者の体験レポで幼少の頃から現在までの幾つかの建物にまつわる濃い話。 メイン話は著者が現在のマンションを買うまでから、買って住んだその後の話。 これが時系列に沿ってルポ風に解りやすくまとめられ、神社も巻き込んでの話になり興味深い一連話。 F神社がどこなのかが気になりますね。 怪異もどこか昭和的で懐古趣味がある私にはツボでした。 私は、あまりにマニアックな話になるとさすがについていけないので、著者の本でも手を出していないものが多々あります。 でもこの本は身近な不思議話のような感じで、ざっくばらんで難しくはなくよかったです。 居酒屋の片隅でジョッキ片手にふと交わされる軽い不思議話のよう。 ただ、都庁にまつわる風水的見解の話はあまり興味がなかったのでさらっと読み流しました。 また、途中に登場した占い師のいい加減さと、相場の4倍と思える高すぎる値段に唖然。 以前の「花やしき」と新しくなった「花やしき」のお化け屋敷の話も興味深い体験レポでした。 | ||||
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建物にまつわる不思議な話が満載でした。 加門先生にはどんな世界が見えて、どんな風に折り合いをつけられているのか。そのバランス感覚の良さは素晴らしいと思います。 かきおろしの「建物かいだん」、不思議で怖かったです。 | ||||
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加門七海さんはやっぱりいい | ||||
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非常に持ち上げられているレビューを見るのですが、怪談エッセイとしても実話風怪談としても全体的に微妙な印象。 文体も一昔前のブログ記事のようですし、そもそもの怪異にしても正直ただの思い込みというか…「こういう“自称・霊感持ち”の女子って中学時代にいたよなぁ…」という感想。 あまりも「私がこう見た」「こう感じた」という主観的な事象ばかりが多く、いくら個人的な怪談エッセイとはいえ、作家なのですから「怪異と遭遇した」「不思議な出来事があった」という事を、もう少し客観的に読者に納得させるような描写や表現が欲しかったです。 あと不思議な力や神秘的な存在を感じられる自分!の主張が強すぎて、そういう面でも読み進めるのが辛かったです。 自分はオカルト肯定派ですが、その目線から見ても正直かなり痛々しい… この方の創作物は何冊も読み、そちらは大変面白いと思っているのですが…『船玉さま』などもそうですが、私生活をスピ目線で書かれたエッセイはどうも私には合わないようです。 ホラー界隈は新たに有能な作家さんも次々誕生されていますし、正直いくら古参の作家さんとはいえ、このレベルのエッセイをこの金額で出すのはなぁ…と思いました。 殆どがただの新居購入エピソードですし、これが新人の作家さんだったら本にならなかったんじゃないかなという内容。 非常に残念。ガッカリです。 | ||||
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加門さんの小説や経験した怪談、風水や占い本には ハマるものとハマれないものがあるんですが、これは面白かった。 怪談徒然草(大好き)に匹敵する位好きかも。 本のメインは一番ボリュームのある「引越物語」でしょうね。加門さんが引越する話ですが、いや面白かった。言葉通りくすくすと笑う意味で。霊感があって占いを信じる人は、こうやって引越先を探してるんですねえ、大変だ。 これに限らず、収録されている殆どの話がコミカルなオカルトエッセイみたいな感じなので、めちゃくちゃ怖い本を期待して買うと、がっかりするかもですね。私は好きでしたが。 そして怪談と言えるのは冒頭の「道の話」と巻末の「建物かいだん」でしょうね。どちらも加門さんが経験した(見聞きした)怪談。加門さん自身がそこまで怖い目に遭った訳ではないんですが、いや凄い。理由や理屈は不明、ただ不幸が起こり、巻き込まれている人間は何も出来ない。そしてその場所は今でも東京のどこかにある。 面白く怖がりながら読みました。満足。 | ||||
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