辣腕弁護士トニーのもとに、思いがけない仕事が持ち込まれた。依頼人は高校時代の親友で、いまは母校の教頭をしているサム。

その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ! AIによる監視システムが強化された日本。

ヒトと呼ばれた種が地球上から姿を消して、二百年が経った。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

「夫が行方不明なの」と三河湾に面した吉良町で薬局を営む太田のもとに、うららから突然の電話。

三河湾・西浦温泉で白昼の惨劇が起きた。旅行者の女性が、突然、宿泊先の板前を殺し、直後に自殺を遂げたのだった。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

夏の盛りの黄金色の日暮れ時に、私は四十代半ばの美しい女性と出逢った。暫し言葉を交わした見知らぬ旅人。

殺人事件の被害者と加害者。双方から事件について語られる、異色のミステリー。

三家庭に襲いかかった災いは、あの夜と関わっているのか?家庭内暴力、援助交際、恍惚老人―それぞれに家族問題を抱えながら、ある夜、三人の男は偶然同じ路線バスに乗り合わせた。

沖縄本島沖の孤島―水波照島にあるヒラモリ電器の保養所で開かれたクリスマスパーティー。

原題: Le Assaggiatrici 一九四三年の第二次世界大戦末期、故郷のベルリンを離れ、夫の実家があるポーランドの田舎町に疎開していたローザ。

平蔵の母はまだ生きていたのか?火付盗賊改・長谷川平蔵、シリーズ最新作。

「怪異が潜むのは、『日常』と『日常』の隙間にある『非日常』だよ」―怪異収集家の准教授・高槻と、嘘を聞き分ける耳を持つ大学生・尚哉の下に、小学校で噂のコックリさんの調査依頼が。

美女の“忖度"で、町は大混乱!? 大爆笑間違いなしの痛快エロティック・サスペンス! 秋葉原の路地裏にある「BF探偵社」を、突然謎の組織が襲った。

連続殺人の謎を追ってパリへ飛んだスカーペッタ！ リッチモンド港で降ろされたばかりのコンテナから、男の腐乱死体が発見された。

杉原爽香、二十歳の秋。中学時代の恩師・河村布子に赤ちゃんが生まれた。

あたしはどうして普通じゃないの?秘密を抱えた同い年の女子高生・陽子と理砂と寛美。孤独な心が出会ったのは偶然だったろうか。

霧ヶ峰高原にある山荘に到着直後、散策に出たまま失踪した東京のOL北村真由子。

仰天のラストに突き進む超高速弾丸エンタメ金なし女なしで迎えた四十歳の年末に鳴った「奥さんを保護しました」という警察からの電話。

チェリストの黛由佳が放火事件に巻き込まれて死んだ。

男は毎日、同じ行動を繰り返す。起床し、新聞を読み、改札で電車を待つ。

仇討ちの父子を道場に居候させた豊之助だったが、どうやらその仇とは、江戸を騒がす火付け盗賊団の頭らしい。

「溶けない雪の欠片を見にいこう」その約束を果たせないまま、死んでしまった幼なじみ・速人。

物語は、三度、進化する。第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作。

ボート上で発見された男女の遺体。

今から100年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。

私立探偵ヴィク、4年ぶりの帰還! 小さな仕事をさばきながら、何とか糊口をしのいでいる探偵ヴィクのもとに、一本の電話がかかってくる。

気弱な大学生・稲村サトシは、吉沢カレンとの結婚を報告しようと、自宅で母を待っていた。

幼き日に、警察に運命を狂わされた誠也とレイ。大人になった二人は、彼らへの復讐を始める。

義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本の元には、一風変わった経営再建の話が持ち込まれる。

清冠学園野球部のエース・長尾虎之助は「キラキラ王子」と呼ばれる国民的アイドル。

十五歳の公家・信平は仏門に入ることを嫌い、将軍・家光の正室である姉の孝子を頼って江戸に出た。

史郎のこれまでの人生は、決して恵まれているとはいえなかった。しかし、そんな自分にもやっとツキが回ってきた。

主人公が江戸の切り絵図製作に携わる「切り絵図屋清七」、古本屋に集まる噂を追って主人公が真偽を〝見届ける〟 「見届け人秋月伊織事件帖」、女たちの愛の姿を炙り出す傑作人情譚を収めた「雪の果て　人情江戸彩時記」、 雇われ用人が武家などの建て直しを図る「渡り用人　

水無月、品川の河童祭を明日に控え、「立場茶屋おりき」の茶立女たちは席の暖まる暇もない。

カリブの島国に流れついたスターク青年は、死んだ通信社の記者が遺した手がかりを追いかけるうち、さらなる死体と遭遇する──マクロイが創造した二大探偵が共演する異色の快作。

昭和19年の夏、海軍の関谷中佐は密命を帯びてヨーロッパに渡った。しかし協力者の駐在武官矢部は、謎の死を遂げていた。

死体が発見されるたびに、なぜか刺し傷の数はひとつずつ減ってゆく。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

雪に覆われ、人里離れたチベットの山奥に、「シャンバラ」もしくは「シャングリラ」と呼ばれるユートピアがあるという。

1952年、英国カーディフ。殺人事件の容疑をかけられたのは、港町で暮らす若きソマリ人船乗りだった。

濁り人の死という予期せぬ事態に立ち会った浪崎碧は、心のバランスを崩していた。

中原に君臨する華王朝の都は、紫京と呼ばれている―。その宮城で皇帝の側近が殺された。

恋人に捨てられ、傷ついたエリザベス。

新婚まもない華子は、古びた借家で夫の亮介を電動工具で殺害した!華子は弁護士に「あの家には鬼がいたの」と語り、事件の背景には壮絶なDVがあったことを示唆する。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

健気に生きながら逆い難い運命に翻弄される女たちの、宿命的なまでに哀して生き様を江戸の貧しい市井を背景に描く。

彼は果たして〈薔薇と悪魔の詩人〉だったのか。

男として生まれた。でも、あのおねえさんみたいな、きれいな女の人になりたいな――。

祈りの場。フランス西海岸にある古い修道院で生殖可能な一族とスーパ・コンピュータが発見された。

『哲学者の密室』の“悲劇”再び 矢吹駆シリーズ最新作！ 間違われた誘拐 連鎖する誘拐 前人未到、永久不滅の誘拐ミステリ 1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ

存在が確認できている長編・中編を含む277編を、執筆年代順に網羅する初の事実上の全集化。毎月１冊ずつ刊行予定。

こわがりなのに、大学の推理小説研究会に入ってしまった「僕」と、ミステリが大好きな中学生の「先生」が、身のまわりで起きるちょっとした「?」を解決していく“二葉と隼人の事件簿”シリーズの第2弾。

あこがれの同級生、真知花梨の故郷を訪れた郡司と栗城。

世のため人のためならば、貧乏でも浪人暮らしが性に合うという曽我平九郎、剣は強いし情にも厚い。

その虫眼鏡で覗くと、木や湖や雲から、擬態したいきものが現れる。自然豊かな村に隠された、美しい絵画のような謎。

主人公の少年が住む町では、三年連続で同じ日に自殺者が出たため「十一月六日の呪い」と噂されていた。

頭山満、父杉山茂丸、奈良原到、篠崎仁三郎、内田良平、喜多文子…久作文学に深い影響を与えた玄洋社・黒龍会の奇人、怪人、豪傑たちが久作の掌で生き生きと踊りだす。

予測不能な神業トリックを暴くのは、犯罪資料館の美人館長・緋色冴子。驚愕の推理力で、助手の聡と難事件に挑む。

詐欺商法でのし上がった悪徳会社「シルクハウス」の会長が殺された。

築21年の三階建て一軒家を購入し、一階部分を店舗用に改築。

久し振りに声の便りを寄こした親友の相談ごととは、先踪した夫を捜してくれという頼みだった。

27年前、米空軍の輸送機が農場に墜落した。

信州真田家跡取りの俊介は忠臣の仇討ちのため、ひとまずの目的地である久留米に到着。

新人編集者が目の当たりにした、常識破りのあの手この手を連発する伝説の編集者。

トワイライトエクスプレスは大阪~札幌を21時間2分で走る超デラックス寝台特急である。

唐木市兵衛と暮らした幼き兄妹小弥太と織江の親戚にあたる金木脩が酔漢に襲われ重傷を負った。

探偵事務所を開いている「俺」のもとを訪れるのは、やくざと、やくざよりタチの悪い悪徳刑事ばかり。

八雲と晴香が通う大学は、まもなく学園祭を迎えようとしていた。

一九二三年、大震災による未曽有の被害で帝都は壊滅状態にあった――。不安と恐怖から人心は乱れ、治安は荒れるばかり。

太平洋戦争末期、疎開先から逃げ出した梶原兵吾少年は、一人の老婆が留守を預かる不思議な屋敷で宿を借りることに。

歴史に埋もれた鳥たちが、いま羽ばたく。 大正十三(1924)年七月、鳥取県鳥取市──。

12歳未満の子供は人間として認めず、許可なく屋外をうろつく子供をまるで野犬やのら猫のように狩りたてて殺してしまう、戦慄の世界を描いた表題作「まだ人間じゃない」、異星人による奇妙な侵略をうける地球の物語「フヌールとの戦い」、人類存続のため努力しつづけるロボッ

凶悪な死刑囚に届いたファンレター。

一八三五年、奇怪な生物が暮らす悪魔の島・ガラパゴス諸島に、英国船ビーグル号の乗員十一名が上陸した。

ダブル不倫、ストーカー、心変わり。どれも自分には関係ないと思ってた。

ある時は辺境惑星の一介の中尉、ある時は極秘任務に就いた傭兵艦隊の提督――二重生活を送るマイルズは、隠密作戦を成功させたが敵に追われ、艦隊を引き連れて地球まで逃げてきた。

ワールドカップを転戦する日本スキーチームのメンタルコーチ・望月篠子は、同行していた学者から、ある人物に書類を届けてほしいと依頼される。

寓話と現代文学が美しく融合した作品「カジマイ」ほか、みずみずしい感性が紡ぐ、切ない八つの物語。著者初の短編集。

日本版エクソシズム怪談集 暴れる、狂う、病む、死ぬ… 憑かれた者の凄惨な末路を10名の怪談作家が記録！ ・拝み屋が手掛けた、とある憑き物祓いの生々しい顛末「実録憑依 譚」（郷内心瞳） ・人に寄生し乗っ取る都会の怪奇譚「ヤドカリとヒトカリ

町はずれのこわれたレンガの建物に、一人の紳士がはいっていった。

英国紳士の社交場―クラブ。憩いを求めて三々五々、会員たちは足を運ぶ。

英米ロックが百花繚乱の様相を呈していた70年代。

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。

巨額の煙草訴訟でメーカーに大打撃を与える重要証人を亡き者にすべく、世界でも超一流の暗殺者が雇われた。

山手線が転生!? 21世紀前半、地球に強力な謎ウイルスによるパンデミックが蔓延、人類は密集生活でつねに感染の怖れのある都市文明を放棄して世界各地に散らばり、すべてリモートで生きる道を選んだ。

1978年6月。ナディアは著名な作家のシスモンディに、友人・矢吹駆を紹介する。

幼馴染で恋人の四ノ宮令が事故で亡くなって二年、斎藤一佳は山間の田舎町で一人静かに暮らしていた。

いやはや、とんでもない女と組んだものだ…。ハッタリと出まかせには自信があるが、相方は一枚も二枚も上手。

「おまえ、気づいてないだろうけど、命を狙われてるんだぜ」突然あらわれた男に、真野萌奈美は言い放たれた。