呪詛を受信しました



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初公開日(参考)2024年07月
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長編小説

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呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

2024年07月03日 呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

北海道のとある町で暮らす女子高生の湊。彼女は継母と険悪な関係で、早く自立するためにパパ活をしている。ある日、湊の友人・飛鳥のスマートフォンに、事故死した中学時代の友人・美保から「死ね」というメッセージが届く。それから間もなくして凄惨な出来事が起こり……。湊の周囲で連鎖する死の真相とは? 思春期の残酷な同調圧力と心の闇が描かれた『このミス』大賞・隠し玉。(「BOOK」データベースより)




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No.6:
(3pt)

ホラーではありません。孤高のダークヒロインが活躍するイヤミス系ハードボイルドです。

主人公曖昧に微笑みすぎ。

本作はホラーに非ず、怪異やオカルトは一切登場しない。ならミステリーか?と言われると……黒幕はすぐわかるし、トリック自体は至極単純。主人公が学年LINEへの匿名書き込みで印象操作する段に至っちゃトリックでも何でもないし、赤城と飛鳥の関係にもすぐ気が付くし、ミステリーなのに伏線が伏せられてないのは致命的。

まず登場人物ほぼ全員好感持てない。善性の持ち主は日吉先生と飛鳥母位で、その他全員に多かれ少なかれ嫌悪感を抱く。特に主人公の湊含めたメインの女子高生5人はこの傾向顕著。
中学時代のいじめの内容なんて旭川の事件と女子高生コンクリ詰め事件のエピソードそのまんまで、アレを下敷きにしたのか……悪趣味だな……と思ってしまった。ていうかあそこまでやっといて復讐されないと思い上がれる精神性が凄い。その意味でも黒幕は消去法で一人なのに。

とはいえ湊が継母に陰湿な経済虐待を想像だにせず、「どうせ遊ぶ金欲しさでしょ?」と脅してきた沙貴も大概。心配してくれる母親を蔑ろにする態度も不愉快。
にしたって彼女への仕打ちは酷いものの、嫌悪感トップは春日。「湊も謝りなよ。気が楽になるよ」って……まだ「許される必要を感じない」って開き直る湊のが筋通してるわ……。

ぶっちゃけ「登場人物、全員クズ!!」な話で、生理的に受け付けない人は多いと思われる。同系統の小説を挙げるなら櫛木理宇「赤と白」、木爾チレン「みんな蛍を殺したかった」。この二冊が好きな人は楽しめる。

主人公の湊には底抜けに打算的で倫理観がない女。おまけに顔面の治安が悪い。自分のデメリットになると見なした人間は徹底的に排除するし、その為に他人を利用することを厭わない。一方クズはクズなりに確固たる人生哲学を貫いており、「最後まで味方でいてね」と十万円を渡してきた友人に報いるべく、死者の冤罪を晴らそうとする。

ミステリーとして読めばトリック諸々があっけなさすぎ。表現の幅の狭さも気になる。湊、何回曖昧に微笑んでんだ。初めて書いた小説なら表面の拙さや未熟さはご愛嬌とはいえ、もう少し語彙を身に付けてほしい。
弁明会のシーンで女子高生の語尾が「~だ」になるのも不自然。イケメン枠の高瀬はいいヤツぶってるが、美保→飛鳥→湊と乗り換える気満々のメンクイ野郎と察したので、全く好感は持てなかった。「息子はどうもでいいが娘は可愛いから手元に置きたい」とかほざく、ヤクザのクズっぷりもなかなか振り切れている。

本作はミステリーではない。ましてやホラーではない。あとがきで大森望が言ってる通り、「孤高のダークヒロインが活躍するイヤミス系ハードボイルド」である。敢えて分類するなら湊かなえや櫛木理宇の系譜なので、トリックや真相に過度な期待をしてはいけない。それよりはむしろ匿名性が守られたSNSの暗黒面や女子高生の人間関係の厭らしさがフォーカスされている。

保身の為に沙貴を追い詰めた湊はクズには違いないのだが、母親の涙に弱く、最後まで飛鳥の家族を売らなかった心意気は立派。
ラストシーンは予想に反し爽やか。家の炎上シーンでは位牌を取りに戻るかと想像したものの、個人的には嫌いじゃない終わり方だった。

沙貴が湊を許したのは全裸で逃げる時にカーディガンを貸してくれたからだと思った。「あれで許せる?」って意見もちらほらあったものの、自分の出来心が発端で、7人死んだらどうでもよくなるよ……うち3人は関係ない人だし……。
最終的に沙貴が一番大人になってしまった。

タイトルで勘違いしてホラーミステリーを求めるとがっかりするけど、「果てしなき渇き」のような青春ノワールやイヤミスを求めているならそこそこ楽しめる。
呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299056698
No.5:
(5pt)

とても楽しかったです

気になって一気に読んでしまいました。
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4299056698
No.4:
(3pt)

オカルト要素は無し

感染系ホラーものを期待して読んだのですがそんなことはなかったです
女子高生の家庭・学校内の揉め事エピソードが延々続く感じ
呪いの話自体はちょっと出ますがオカルト要素は無しです
中学時代の主人公とその友達がグループ内の子に対してエグめのいじめ加害をする描写があるのですが、主人公サイドに悔恨の情とかは一切ないので、そのへん受け付けない人には胸糞すぎてダメかもしれません
女子高生版ピカレスク小説というか、主人公も作品内で善人として描写されているわけではないのですが、私もこの辺で少々引いてしまい、うまくストーリーに乗っかれなかった感はあります
終始イライラしながら読み進めてましたが予想外にラストが爽やかだったので☆+1
呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299056698
No.3:
(3pt)

前半が…

長すぎたか、暗い話が続いて嫌になり、後半は、畳みかけるような話の展開に不自然というか、波に乗れなかったかな〜と、言う感じでした〜何もかも都合よく出来すぎた感じがしました〜
作品は…ネット社会の暗さ、嫌らしさと、言葉の怖さは感じることができました~あと、人怖と〜
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4299056698
No.2:
(5pt)

「普通の人」が出てこない

主要人物は結構多いがキャラが立っていてみんな少しずつ狂ってる
読み始めてキャラを把握するのにちょっと時間はかかりますがつかんだら一気でした
呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:呪詛を受信しました (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299056698



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