マルタ・サギーは探偵ですか?5 探偵の堕天



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初公開日(参考)2007年06月
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長編小説

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マルタ・サギーは探偵ですか?〈5〉探偵の堕天 (富士見ミステリー文庫)

2007年06月30日 マルタ・サギーは探偵ですか?〈5〉探偵の堕天 (富士見ミステリー文庫)

25歳の鷺井丸太は森川調査事務所で働いている。異世界・オスタスの名探偵マルタ・サギーが、生まれ故郷の蓑崎に強制送還され、ただの鷺井丸太に戻ってから―7年が経っていた。丸太は、もう一度オスタスへ行きたかった。だから手がかりを探して、調査事務所で働くことにしたのだ。でも、時間が経っても、何もつかめない。丸太は思う。オスタスに行く前より、蓑崎は嫌いじゃない。知り合いがいて、毎日の暮らしに困ることもなくて。だけど、僕の心は異世界に囚われたままだ。マリアンナさんがいる、あのオスタスに。そんな時、丸太の務める調査事務所に行方不明の妹・渚を捜して欲しいという依頼があった。渚―その名前を聞いて、丸太の心臓は強く脈打った。それは自分がカード戦争にエントリーした時、出会ったヤマンバコギャルと同じ名前だったから。この依頼は、オスタスへの手がかりの一端となりうるのか?鷺井丸太と世界の関係が再び変わり行く、ハイブリッド・ミステリー長編第5弾。 (「BOOK」データベースより)




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No.5:
(5pt)

最高

マルタ・サギーはコミカルな部分も、ちょっとほろりと来てしまうような部分も、
青春の苦さももどかしさも大人の後悔もしたたかさも、全部余さず味わえる小説です。
今回、前巻からの引きでマルタが現実の日本に戻ってきたところから始まります。
そして、オスタスへ戻る道を探している。
だけど、道を探して迷子になって途方にくれているような日々の中でも、
マルタは昔は作れなかった友達や、尊敬できる信頼できる仕事仲間を得る。
昔は出来なかったことを出来るようになった、それは確かに成長で、
一巻の頃のマルタの無関心さを思えば何だか泣きたくなるくらい嬉しい変化で、
マルタが誰かと仲良くなっていく過程や、オスタスへ戻りたい、
けれど蓑崎に今はもう大切なものがないわけではない、
その葛藤は思わず読みながら泣いたり笑ったりしてしまいました。
二巻や短編の頃の、無邪気なマルタも好きだったけど、
七年後のマルタは半端じゃないです。

最高でした。大好きです。
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No.4:
(4pt)

こう来たか……

4巻から待たされた身の上としては複雑な読後感でしたね。
まあカード戦争自体が人智を超えた力が働いているわけで、
こういう展開もアリには違いないのでしょうけど。

本編の内容は賛否両論でしょうけど、個人的には微妙でした。
精神的に未熟なマルタを一気に成長させるには必要なことだったのだろうけど。
それと、とうとう物語が動き出してしまったということが嫌なのかな。

後書きで筆者自身が書いているように、
ついにマルタがバーチの正体を知ってしまうわけです。
それ以外にもマルタのカード使いとして立ち位置の変化など、
次なる段階への動きが感じられて、

続きが読みたい!

けど終わりは来て欲しくない!

みたいな複雑な心境です。
だらだらとシリーズを続けて欲しいわけではないですが、
A collection of s. のノリが一番好きでハマったシリーズなので、
シリアスな展開は自分には重いですね。もっと短編とか出して欲しいなぁ。
いや続きが気になってるから次も読むんですけど。

というわけでシリーズを読んでる方以外にはオススメ出来ませんのであしからず。
逆に通読している方、とうとう物語が動き出します。これは読まないと!
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No.3:
(5pt)

こういう展開、好きなんです

やっと四巻からの気になる続きが、読めました。大人のマルタの眼鏡姿は必見です。一回り成長した今後のマルタの恋の展開が、今から気になります。こういう展開、大好きなんで、早く続きが読みたいです。
相変わらず、全然ミステリーではないですが、キャラが魅力的で面白いです。ライトノベル好きなら、きっと好きになるはずと思いますよ。
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No.2:
(4pt)

シリアス路線+伏線の予感。

まず最初の章の一ページ目で「え。」と思うような驚きの展開です。

前巻からマルタの置かれている環境が激変してしまったため、
「平穏」状態に戻るまで、の経緯が今回の物語です。

サブタイトル「探偵の堕天」が意味するところは・・・
1巻に出てきたサブキャラクターがちょっとだけ活躍します。
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No.1:
(5pt)

必要だった、7年間の。

7年

 マルタが悲しみ苦痛し絶望し焦り、そして何も出来なかった時間。あの愛する皆に、何一つ辿り着けない時間。
 ミノサキ、は箕崎に戻り、マルタ・サギーは鷺井丸太に戻った。
 けれども心は動き出せない、あのオスタスで、そして額から鮮血を流していたあの人の時間がそこで止まったように、動き出さない。

 マルタは働く。コンビニ店員でもスーパーレジ打ちでもなく、調査事務所のバイトとして。
 もう彼は名探偵マルタ・サギーではないのだから。
 もう、あの無敵のカードはどこにもないのだから。

 知らないやつを家に泊めてそのまま住まわせた、酒をガンガン飲み、些細なことでケンカし、馬鹿馬鹿しくなって海に行った、みんなでそうめんを食べた、今日の昼飯は何がいいかとみんなでメニューを選んだ。
 知り合いも増えた。箕崎は僕のうまれたところ。コンビニだって、ラーメンだって、すぐ傍にある。

 でも、オスタスへ。
 今すぐにでも。

 あのラスト。きっとほぼ終盤までのあの調査事務所のやり取り、幸せな毎日、居心地が良くなってきたここ、それがなければ卑怯な手を使ったな、と苦々しく思うところですがきっと。
 この7年。
 あのラストはこの7年が必要だった。失ったものと得たもの、そして取り戻したもの、それは等価か不等価かは分からない、けれど、でも。

 お帰りなさい、名探偵マルタ・サギー。
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