弊社より誘拐のお知らせ
- 誘拐 (48)
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企業合併の説明会に駆り出されててんやわんやと,冒頭はコメディ調にも映りますが, そこからの動き出しが早く,スムーズに本題へと映っていく様子は読みやすくて好印象. また,誘拐事件が起き,実際にかなりの緊張感が走るものの,極端に重くはならず, 中心となる関西弁の男の振る舞いもあり,エンタメ寄りの雰囲気でテンポも良好です. その一方で千葉の企業が舞台にもかかわらず,なぜに関西弁という疑問も少しばかり…. とはいえ,企業合併の妨害が目的と匂わせながら実は…と,犯人が仕掛けた大勝負, さらにその裏側で動いていたもう一つの目論見,そして関西弁の男の恋の行方はなど, しつこくなる手前で抑えたどんでん返しの連続が,最後まで飽きさせずに引っ張ります. このほか,被害者であるはずなのに,自社や株主だけでなく,地元への配慮をはじめ, 身代金に会社のお金を使った場合の問題など,企業ゆえのしがらみや根回しが興味深く, 社の代表として,被害者の身内として,社長が苦しみ,思いを吐露する姿も胸を打ちます. ただ,ミスリード狙いもあったのか,いささか余分に感じる部分もなきにしもあらずで, ダレるというほどではなかったものの,もう少しスマートに動かせたようにも感じました. | ||||
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