失踪



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    初公開日(参考)1978年07月
    分類

    長編小説

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    失踪 (新潮文庫 フ 12-2 名無しの探偵シリーズ)

    1978年07月31日 失踪 (新潮文庫 フ 12-2 名無しの探偵シリーズ)

    ※あらすじは登録されていません



    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    失踪の総合評価:6.50/10点レビュー 2件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    地味だが飽きさせない

    名無しのオプシリーズの第二作。今回は、挙式直前に行方不明になった婚約者を探してもらいたいという女性からの依頼で、名無しのオプはカリフォルニア州やドイツを駆け巡る。相変わらず、地味な私立探偵がじわじわと真相に迫って行く、奥が深いサスペンス小説である。
    依頼人・エレインの婚約者・ロイはドイツ駐在の米軍兵士で、除隊後すぐに挙式の予定だったが、米国に帰国後、同僚兵士に「北の方で、片付けておく用事がある」と語ったきり、行方が分からなくなった。手がかりは、失踪後に同僚に届けられた電報とロイの似顔絵だけだという。しかも、オプが調査に乗り出したとたんに大事な似顔絵が盗まれてしまった。私立探偵の重要な調査手段である聞き込みも、似顔絵なしでは思うような結果が得られず、オプは必死に推理を働かせることになる。
    失踪人探しは私立探偵物の王道とも言うべきテーマで、プロットの巧さが作者の腕の見せ所だが、さすがにプロンジーニ、派手さは無いが緊密なプロットで読む者を引きつけ、最後まで飽きさせない。人間に主眼を置いたPIものファンにはオススメだ。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.1:
    (3pt)

    地味ではあるが、愛憎劇が絶妙に折り込まれていて、重い内容になっている

    名無しのオプ=探偵シリーズ第2弾

    パルプマガジンをこよなく愛す、肺癌ノイローゼ気味の中年探偵が主役のハードボイルドである。名無しというだけあって、作品中には探偵の名前を知ることはできない。

    前作『誘拐』から2ヵ月。

    私は、恋人エリカに去られた傷が癒えぬまま鬱勃とした日々を過していた。そんな私のもとに現れた依頼人エレイン・キャヴァノーは、忽然と消えた婚約者ロイ・サンズの行方を捜して欲しいという。結婚式を前にしたロイは、勤務先のドイツからサン・フランシスコへの帰途の途中に姿をくらましてしまったらしい。手掛かりは、ロイの荷物に残された一枚の似顔絵だけ ・・・

    少ない手掛かりをもとに緻密な捜査を重ね、徐々に真相に辿り着いていく様は、まさに探偵小説である。本作品の探偵は、ドイツへと活動範囲を広げるわけだが、事件そのものはいたって地味。地味ではあるが、愛憎劇が絶妙に折り込まれていて、重い内容になっている。探偵の内省的な性格を反映してか、どんよりとした曇り空を連想させるのが、このシリーズの特徴なのか。

    ロイの行方を追う探偵に新しい恋の予感。しかし、事件の顛末は、探偵を思いもよらぬ状況へ導いてしまうのだった。なんとも、気になる終わり方なのだが、はてさて。

    名無しの探偵シリーズは1作目から順に読み進めた方が良いだろう。僕はとびとびに読んでいるゆえか、続きを枯渇する楽しみが随分少ないように思う。
    失踪 (新潮文庫 フ 12-2 名無しの探偵シリーズ)Amazon書評・レビュー:失踪 (新潮文庫 フ 12-2 名無しの探偵シリーズ)より
    4102163026



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