誘拐



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

6.50pt (10max) / 2件

Amazon平均点

4.00pt ( 5max) / 1件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []C
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

59.00pt

62.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1977年10月
分類

長編小説

閲覧回数2,029回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数2

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

誘拐―名無しの探偵シリーズ (新潮文庫 フ 12-1)

1977年10月31日 誘拐―名無しの探偵シリーズ (新潮文庫 フ 12-1)

※あらすじは登録されていません



書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

誘拐の総合評価:7.50/10点レビュー 2件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

じわじわと効いてくる

名無しのオプシリーズの記念すべき第一作。プロンジーニが、1970年代のいわゆる「ネオ・ハードボイルド派」の新人として注目を集めるきっかけとなった作品である。
サンフランシスコに事務所を構える一匹狼の主人公は、息子を誘拐された金持ちの父親から依頼され、犯人に身代金を届ける仕事を引き受ける。簡単に終わるはずの仕事だったが、金の引き渡し現場で殺人が起き、主人公もナイフで切りつけられるハメになる。身代金を奪われた上に息子が解放されなかったため、主人公は引き続き調査を進めることになり、やがて事件の醜い背景をえぐり出す・・・。
誘拐事件の構図は比較的シンプルで、まあさらっと読めるのだが、主人公のキャラクター設定がネオ・ハードボイルドの真骨頂ともいうべきユニークさで実に魅力的である。47歳、独身、唯一の趣味がパルプマガジンの収集というだけでも個性的なのだが、さらに、恋人との関係、多量の喫煙による“いやな咳”に悩まされているという。霧深いサンフランシスコの街並みとともに主人公の葛藤がじわじわと心にしみてくる、味わい深いミステリーである。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1:
(4pt)

「名無しのオプ=探偵」シリーズ 第1弾

主人公の名前が作中に登場しないという「名無しのオプ=探偵」シリーズ 第1弾。

投機家マーティネッティから、誘拐された息子の身代金を届けて欲しいと依頼を受けた名無しの探偵。犯人から30万ドルを指定場所へ運ぶ指示を受ける。身代金を置きその場を立ち去ろうとした探偵の耳に男の悲鳴が聞こえて ・・・

5,000冊のパルプ・マガジンを収集する元警察官 名無しの探偵。肺癌に脅えながらもタバコを止めることができない47歳。身代金の受け渡し場所で負傷をし、付き合っている女性からは三行半を叩きつけられる。作品全体をとおして滲み出る中年男の悲哀。人間味あふれるというより、あまりにリアルであるがゆえに地味な探偵の物語だ。プロンジーニが20代の頃の作品であることを考えると、驚くべき洞察力というところか。

誘拐事件の顛末はおおよそ予想がついてしまうが、ハードボイルドな探偵の活躍を堪能できる。少ない頁数のわりに話が凝縮しているので読後の満足感が高い。サン・フランシスコの風景描写は、街とそこにくらす人々が目に浮かぶようだ。

探偵と、親友エバハートら彼を取り巻く人々を見続けていきたいシリーズだ。
誘拐―名無しの探偵シリーズ (新潮文庫 フ 12-1)Amazon書評・レビュー:誘拐―名無しの探偵シリーズ (新潮文庫 フ 12-1)より
4102163018



その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク