死角



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    初公開日(参考)1981年08月
    分類

    長編小説

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    死角 (新潮文庫 フ 12-4 名無しの探偵シリーズ)

    1981年08月31日 死角 (新潮文庫 フ 12-4 名無しの探偵シリーズ)

    ※あらすじは登録されていません



    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

    死角の総合評価:5.80/10点レビュー 5件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (7pt)

    心にやさしい私立探偵

    アメリカの探偵は東海岸にしても西海岸にしても飲んだくれで煙突のように煙草を吸います。これは誰かが悪例を作ってしまった影響でしょうか。その中でこの作品の私立探偵は酒は適度に飲みますが煙草は吸いません。 この時点ですでに好感度が上がりました。カッコばかりつける探偵に辟易していた 私にはとてもホッとした探偵小説でした。

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.1:
    (6pt)

    元気が出てきた、自省派探偵

    名無しのオプ・シリーズの第6弾。イヤな咳と肺の腫瘍の影に悩まされていた主人公がすっぱりと禁煙し、過去の作品ほど自省して悩むことがなくなっていて、シリーズの転換点となる作品と言える。
    殺害されて湖畔に遺棄されていた若い女性がオプの名刺を持っていた。さらに、新しい依頼を受けて身辺警護をし始めた対象の男性が殺人事件に巻き込まれてしまった。二つの謎を解くために、オプが懸命の聞き込みを続けてゆくうちに、関係者の間に起きた不可解な出来事が次々と見つかってきた。
    従来の作品に比べてミステリー要素が前面に出てきて、ハードボイルドとしては面白くなっている。ただ、最後の最後、謎解きが偶然に頼る側面が強すぎて、やや白ける面があるのが残念だ。

    iisan
    927253Y1
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    No.3:
    (3pt)

    邦題は訳者のエゴか?

    p194に「迷宮」、p220に「迷路」という言葉が使われているにもかかわらず、あえて邦題を「死角」としたのは首を傾げざるを得ない。とてもふさわしいとは思えない。もし訳者独自の意訳をするとして
    強いて言うなら最後に出てくる「偶然の一致」ならば内容に合うかもしれないけど、タイトルとしては、所詮フィクションだから感を読者に与えてしまうので、ダメか。
    後の作品に別の訳者が「迷路」を使っているのは、「偶然の一致」ではなくて、この訳者への無言の抗議?
    終わりの海に落ちて助かったくだりの私と船の位置関係が解りづらいです。
    死角 (新潮文庫 フ 12-4 名無しの探偵シリーズ)Amazon書評・レビュー:死角 (新潮文庫 フ 12-4 名無しの探偵シリーズ)より
    4102163042
    No.2:
    (2pt)

    睡眠導入剤にはなった。

    注文してある本が届くまで時間つぶしにまた昔読んだミステリ文庫本から本書ビル・プロンジーニ著『死角』を再読することにした。
     ビル・プロンジーニの作品のこの「名無しの探偵シリーズ」は、タイトルで読んだ記憶があるのが『失踪』と『報復』であったがその内容までは覚えてはいない。
     本書奥付を見ると昭和56年(1981年)9月発行、昭和61年(1986年)1月5刷と記してあるから、評者が本書を読んだのは30年も昔になる。
     サンフランシスコでも犯罪発生率の高いテンダーロイン地区のうらぶれたビルに事務所を構える名無し探偵「私」は、底冷えのする11月の朝突然警察時代の友人だった刑事のエバハートにマーセッド湖へ来るよう連絡を受けた。
     マーセッド湖岸に若い女性の射殺された死体があり、その死体の財布のなかに「私」の名刺が入っていたからエバハートに呼び出されたことを「私」は知った。
     この寒々としたマーセッド湖岸からこの物語は始まる。
     事務所に帰った「私」は、留守番電話に「わたし、ローラ・ニコルズ。できるだけ早くお電話をいただけないかしら」と電話番号を告げていたのを聞く。
     折り返し電話してみるとローラ・ニコルズは、シー・クリフに邸宅を所有する富裕層だと判り翌日仕事の内容を聞きに出かける。
     仕事の内容もローラ・ニコルズも気に入らなかった「私」だったが、自分の経済状態を鑑み引き受けることにした。
     湖岸で見つかった射殺された女性と、引き受けたおかしな探偵仕事は一見まったく関係ない事件である。
     が、まったく関係ない二つの事件が交錯して物語が進行して行く。
     事件についてTV局からの電話取材で五月蠅くなった「私」は、彼は不在と言ったら、「そちらは?」と訊かれ「フィル・マーロウという者さ」と言って電話を切ってしまった。
     これは「私」のちょっとした冗談なのである。
     フィリップの愛称は、Phil(フィル)であり、レイモンド・チャンドラーが生み出したハードボイルド小説の探偵フィリップ・マーロウを名乗ったのである。
     TV局の担当がよほどのアホなのかと思いながら読んでしまった。(P79)
     こんなエピソードやジェームズ・ガーナー主演の『ロックフォードの事件メモ』など「私」が知らないなど物語と関係ないことで評者は少しは楽しむことができた。
     この名無しシリーズは、著者の第6作目だそうである。
     少し気になりネットで調べたら、2011年『Camouflage』(未訳)まで38作もこの名無し探偵シリーズが続いていたので驚いてしまった。
     本書の「私」は、すでに50歳代なので38作目で「私」は、いったい何歳になっているんだろうか?などと考えながら本書を読み終えました。
     読み進むのに著者が描くテンポについていけず、だらだらした気持ちでページを繰りながら眠ってしまうことを繰り返し、本書『死角』をやっと読み終えました。
    死角 (新潮文庫 フ 12-4 名無しの探偵シリーズ)Amazon書評・レビュー:死角 (新潮文庫 フ 12-4 名無しの探偵シリーズ)より
    4102163042
    No.1:
    (3pt)

    地味だけどスッキリとまとまっている

    週刊文春1981年 総合10位
    名無しの探偵シリーズ 第6作。
    名無しの探偵の名刺をもったクリスティーン・ウェブスターの射殺死体が発見された。覚えのない探偵に、マーティン・タルボットのボディーガードの依頼がまいこむ。クリスティーンを事件を気にしつつ、警護をする探偵の前で、今度はタルボットが、殺人を犯してしまう。無実を確信した探偵が捜査にのりだすと、クリスティーンの事件との関連がうかびあがってくる ・・・
    名無しの探偵だけあって、本作品で彼の名前が明らかになることはない。シリーズを読みすすめていくといずれ分かるらしいのだが、6,000冊のパルプ・マガジンのコレクションを持つ、ウェイトオーバーな52歳の孤独な探偵という主人公。警察組織と協力をしながら、地道な捜査で、成果をあげていくという、どちらかというと地味なストーリーだ。
    見どころは、まったく関係のないかに見える2つの事件が、複雑にからみあって収斂していくところかなぁ。偶然が重なりあってということを作品中で表明しているものの、そんなに無理やり感はない。ボリュームのわりに、意外なラストも用意されているし、スッキリとまとまっている印象。
    シリーズを通して読みすすめるかは、『脅迫』を読了してから決めるかな。愛着があればもっと評価は高くなるんだろう。
    死角 (新潮文庫 フ 12-4 名無しの探偵シリーズ)Amazon書評・レビュー:死角 (新潮文庫 フ 12-4 名無しの探偵シリーズ)より
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