報復



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初公開日(参考)1990年07月
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長編小説

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報復 (徳間文庫―名無しの探偵シリーズ)

1990年07月31日 報復 (徳間文庫―名無しの探偵シリーズ)

親友エブに新しい恋人ができた。〈私〉も老いへのゆとりが生まれ、そろそろ探偵稼業におさらばをきめこともうと考えていた。が、その〈私〉を襲う謎の男の出現。あろうことか、人里離れた山奥の小屋に独り拉致された!男が残していったのは、13週間分の食糧と足かせ。絶体絶命の大ピンチに〈私〉は必死の脱出を試みるが、足かせは重く、確実に〈私〉を山小屋に縛りつける。“名無しの探偵”シリーズ最大の危機到来。 (「BOOK」データベースより)




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No.1:
(5pt)

シリーズ初の監禁もの!

『報復』は名無しの探偵シリーズの第14作である。

恋人ケリーのアパートを後にした探偵は、正体不明の男にいきなり拉致されてしまう。クロロホルムをかがされ車上の人となった探偵。辿り着いた先は、見渡す限り雪原に囲まれたコテッジだった。正体不明の男は、鎖で拘禁された探偵に復讐のため絶望的な状況をつくりあげたことを告げ、わずかな食糧を残し、立ち去るのだった ・・・

本作品は、シリーズとしては初の監禁ものである。しかも、主人公本人が囚われの身となってしまう。

絶体絶命の探偵の心のうちが縷々つづられ、ストーリーは進む。寒さから病に陥り、死を目前にして狂気のふちを彷徨う探偵。ケリーとの再会を願い、精神の平衡をからくも保ち続けていく。孤独と死の恐怖から内省していくうちに、父母との関係など知られざる探偵の過去が明らかになったりする。

監禁ものは、どのように脱出していくのかが興味の中心である。本作品では、食糧が尽きるという緊迫感の中で、名探偵の不屈の精神と推理力が脱出行に一役かっているのが面白い。読み進めながら、正体不明の男の理不尽な行為に、探偵とともに怒りを感じてしまう。それだけ、探偵とは本シリーズを通じて長いお付き合いになったということだ。

探偵は正体不明の男への”報復”を誓う。はたして、無事脱出し正体不明の男を探し出すことはできるだろうか ・・・

当然のことに、真相は過去のある事件と関わりがあるのだが、過去の作品を読み逃しているとピンとこないかもしれない。本作品は、依頼人があらわれて事件を解決するというパターンから随分趣向が異なっている。マンネリを打破する上では良い試みだったのではないだろうか。本シリーズを読む進めてきたファンとしては、嬉しい限りである。
報復 (徳間文庫―名無しの探偵シリーズ)Amazon書評・レビュー:報復 (徳間文庫―名無しの探偵シリーズ)より
4195991560



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