(短編集)

13の秘密



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

0.00pt (10max) / 0件

Amazon平均点

4.67pt ( 5max) / 3件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []-
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1963年08月
分類

短編集

閲覧回数2,062回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数0

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

13の秘密 第1号水門 (創元推理文庫)

1963年08月16日 13の秘密 第1号水門 (創元推理文庫)

花の都パリは、また犯罪の都でもある。そこでは殺人、強盗、詐欺、放火等、あらゆる犯罪が渦巻いている。これは探偵趣味の持主ルボルニュ青年が、貧弱な新聞記事を手がかりに十三の犯罪の謎をいとも鮮かに解明してみせる連続短編集。いわゆる純粋推理だけで事件を解決する安楽椅子探偵の好例で、シムノンの作品中でも特に高く評価される傑作集である。メグレものの長編『第1号水門』を併載。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

13の秘密の総合評価:9.33/10点レビュー 3件。-ランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(5pt)

良い商品がとどきました。。

予想以上の商品がとどきました。
13の秘密 第1号水門 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:13の秘密 第1号水門 (創元推理文庫)より
448813906X
No.2:
(4pt)

水路でフランスを踏破したシムノン

「第1号水門」について:

シムノンが最初のヨット「ジネット号」を買ったのが25歳の頃。全長5m、3馬力船外モーター付き。この時期彼はフランスを隅々まで知りたくなった。主要道路や駅のそばの町や村は所詮平凡で無愛想な顔しか見せない。町や村の素顔や秘められた生活は、河と運河に残されていることに思い至ったからである。船にはタイプライター、衣類、鍋を乗せ、しっかりした雨除けテントを備えた。かくて1927年、北部から南部、東部から西部へとフランスを一周する。1000を超えるあらゆる型の水門を超えた。そう、彼にとって川、運河、水上の生活者、刻々変わる水面の色、おい茂った草と堤につづくポプラ並木などはなじみ深いものだった。

パリの南東城壁をくぐるとセーヌはやがて東からのマルヌ川と合流する。この地域がシャラントンで本小説の舞台である。セーヌをさらに上ればブルゴーニュ、ロワール川、リヨン、マルセーユに達し、マルヌ運河の水門から東方に向かえばベルギー、更にはオランダ、ザールへと水路が続く。この地域一帯の採石事業・河川運送・船舶曳航を一手に支配しているのがたたき上げの有力事業家エミール・デュクローで、メグレ警視と丁々発止の心理戦を戦わせることになる。
というのも或る夜彼は背後を刺され運河に突き落とされ、その後長男が自殺、さらに水門管理の助手が絞殺されるという事件が相次いだからで、その捜査がメグレに委ねられた。デュクローはしがない曳船の船長から身を起こし、今や巨富を得てこの地に君臨している。女性には目がなく、捜査には報奨金を、停年まじかのメグレを高給で誘うほどの勢いである・・・

一方で知恵の遅れた娘と共に水上生活を送る老人がいる。デュクローとは旧い知り合い。この老人と娘とともに送った数か月の療養の舟旅が、自殺した病弱で神経質な事業家の長男の人生で、唯一幸せな体験だった・・・

1933年4月脱稿。シムノン初期の名作。同じころパリで文学修行中だったヘミングウエイは、愛読したシムノン作品としてこの「第一号水門」と「運河の家」をあげている。(ヘミングウエイ「移動祝祭日」)
13の秘密 第1号水門 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:13の秘密 第1号水門 (創元推理文庫)より
448813906X
No.1:
(5pt)

不祥事件、光輝ある当市の中学をゆるがすか

ベルギー出身の作家ジョルジュ・シムノンによる推理小説集。表題の「13の秘密 Les 13 mystères」は短編小説集で、素人探偵ジョゼフ・ルヴォルニュが新聞記事をもとに少ない手がかりを使って十三の犯罪を解決してみせるという典型的な「安楽椅子探偵」の趣向。推理の楽しみが存分に味わえるし、最後の事件「金の煙草入れ」は、思わぬどんでん返しが…。

本書の半分以上を占める中編「第1号水門 L'eculuse No.1」は、シムノンの警察小説ではおなじみのメグレ警部が捜査をする事件である。「13の秘密」とはちがって、謎解きやトリックより、船主で河川輸送の有力業者であるデュクローの特異な性格、彼の家族とその関係性や心理の動きに興味の重心が置かれる。またパリの運河や水門付近の風景、船上生活の描写も作品を彩っている。
13の秘密 (創元推理文庫 139-2)Amazon書評・レビュー:13の秘密 (創元推理文庫 139-2)より
4488139027



その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク