メグレと老婦人



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初公開日(参考)1961年01月
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長編小説

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メグレと老婦人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 16-2)

1976年10月31日 メグレと老婦人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 16-2)

避暑客ものこり少ない九月の田舎町でおこった女中毒殺事件。捜査に乗り出したメグレに、主人の老婦人は意外な言葉をもらした。女中は身代わりで、じつは犯人は自分をねらったのだ、と……老婦人の家庭の複雑な人間関係の内に秘められた謎とは? フランス文壇の驍将シムノンが独自の心理的手法で描破する本格篇 (「BOOK」データベースより)




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No.2:
(4pt)

雰囲気に浸るミステリ

ジョルジュ・シムノンのメグレ警視シリーズは、実に100篇以上も書かれている。今わが国で簡単に手に入るのは、創元推理文庫版の『男の首 黄色い犬』。この2篇はまぎれもない傑作だが、あとはまあそこそこの出来栄え。日本でいえば西村京太郎の十津川警部シリーズのような感じで、「ファンの人はどうぞ」といった世界だろう。

本書は1950年に書かれた長篇で、日本に紹介されたのは約10年後。ハヤカワ・ミステリ文庫に収められたのは76年のことである。わたしが読んだのは2000年発行の5刷で、表紙はここに載っているような古いものではなく、河村要助氏の“ヘタウマ”なイラストだ。ちなみに、メグレものには『メグレと老婦人の謎』(河出書房新社)という70年に書かれた作品もあって紛らわしいが、別物である。

さて、本書。エトルタというノルマンディー地方の小さな町が舞台だ。ここである老婦人のメイドが毒殺されるのだが、そもそもその毒入りグラスを飲むはずだったのは、老婦人のほうであった。と、ミステリにはありがちな導入で始まる。霧に包まれた港町の描写など雰囲気は満点だが、物語としての陰翳のようなものは正直うーん…。例えば、似たような設定のクリスティーの『鏡は横にひび割れて』に比べてみても、ドラマの奥行きは乏しい。

日影丈吉氏の訳は、ちょっと読みにくいところもあるけれど、これはこれで「味」だろう。メグレのイメージは、わたしの頭の中では完全にジャン・ギャバンだった。昔、リバイバルでギャバン主演のメグレ警視作品(『サン・フィアクル殺人事件』と『殺人鬼に罠をかけろ』)を観て以来、メグレといえばこの名優でずっと定着している。
メグレと老婦人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 16-2)Amazon書評・レビュー:メグレと老婦人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 16-2)より
4150709521
No.1:
(4pt)

雰囲気に浸るミステリ

ジョルジュ・シムノンのメグレ警視シリーズは、実に100篇以上も書かれている。今わが国で簡単に手に入るのは、創元推理文庫版の『男の首 黄色い犬』。この2篇はまぎれもない傑作だが、あとはまあそこそこの出来栄え。日本でいえば西村京太郎の十津川警部シリーズのような感じで、「ファンの人はどうぞ」といった世界だろう。

本書は1950年に書かれた長篇で、日本に紹介されたのは1961年のことである。ちなみに、メグレものには『メグレと老婦人の謎』(河出書房新社)という70年に書かれた作品もあって紛らわしいが、別物だ。

さて、本書。エトルタというノルマンディー地方の小さな町が舞台だ。ここである老婦人のメイドが毒殺されるのだが、そもそもその毒入りグラスを飲むはずだったのは、老婦人のほうであった。と、ミステリにはありがちな導入で始まる。霧に包まれた港町の描写など雰囲気は満点だが、物語としての陰翳のようなものは正直うーん…。例えば、似たような設定のクリスティーの『鏡は横にひび割れて』に比べてみても、ドラマの奥行きは乏しい。

日影丈吉氏の訳は、ちょっと読みにくいところもあるけれど、これはこれで「味」だろう。メグレのイメージは、わたしの頭の中では完全にジャン・ギャバンだった。昔、リバイバルでギャバン主演のメグレ警視作品(『サン・フィアクル殺人事件』と『殺人鬼に罠をかけろ』)を観て以来、メグレといえばこの名優でずっと定着している。
メグレと老婦人 (1961年) (世界ミステリシリーズ)Amazon書評・レビュー:メグレと老婦人 (1961年) (世界ミステリシリーズ)より
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