小犬を連れた男



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    初公開日(参考)2012年08月
    分類

    長編小説

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    小犬を連れた男 【シムノン本格小説選】

    2012年08月17日 小犬を連れた男 【シムノン本格小説選】

    刑期を終え出所して以来自殺願望に取り憑かれているフェリックス・アラールは、小犬のビブを唯一の友としてパリの質素なアパートに暮らしている。彼は自らの込み入ったそれまでの人生を、丹念に記述しはじめる。華やかな若い時代、複雑な女性関係、突然の謎めいた転落…。その過程で新たな疑惑と苦悩が心に兆してくる。夜の散歩、小犬のビブの愛らしさ、主人公の孤独と狂気。そして悲劇が訪れる。犬好きだったシムノンが唯一犬を登場させた名作。 (「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (4pt)

    シムノンの描き出す人生の悲哀はいつも胸を打ちます

    かつて私が愛読した「メグレ警視」シリーズを著したシムノンの小説、
    しかもチェーホフの名作「子犬を連れた奥さ'ん」を模したタイトルとくれば見逃せません。

    本屋の店員フェリックスはパリの下町で子犬のビブと人目を避けてひっそりと暮らしています。
    彼には妻の愛人を撃ち殺'した前科がありました。
    時々外出してはある女性と2人の'子供たちをこっそり眺めています。
    苦くて辛い過去をノー'トに書き記すのを彼は日課にしています。
    そうしたある日の朝、フ'ェリックスは警察からの召喚状を受け取るのですが…。

    ふとしたきっかけから人生を狂わせていく男の哀しい物語です。
    男の寂しさを慰めるのは子犬のビブだけ。
    その子犬'と男がたわむれるシーンが彼の孤独の深さ示して胸を打ちます。
    全体を包むペシミズムはチェーホフにも通じるものがあります。

    思えばメグレ警視シリーズはこんな風に人生の悲哀を描いた作品ばかりでした。
    シムノンが没して25年ですが、いまも彼の小説が愛されて刊行され続けていることに感謝です。
    長島良三氏の訳もうれしいです。
    小犬を連れた男 【シムノン本格小説選】Amazon書評・レビュー:小犬を連れた男 【シムノン本格小説選】より
    4309206034



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