メグレと老婦人の謎
- 拳銃 (222)
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メグレ警視シリーズの" La folle de Maigret " (1970)の翻訳です。このあとシムノンは1972年までに3作を書いてシリーズをやめてしまいます。 外出するたびに家捜しをされたあとがある、とメグレに訴えていた老婦人が殺されてしまう。彼女は一人暮らしで身寄りといえば姪とその息子くらいしかいない。死別した二人の夫たちは平均的なフランス人らしい。家に大金はなく、持ち物が盗まれたようにも見えない。全体の4分の一くらいまで進むと「なぜ老婦人は殺されたのか」を知るための最初の手がかりが出てきますが、後にならないと気づかないかもしれません。殺人の動機に重点があり、思いもよらない伏線が張られていました。推理小説として変化球ではないでしょうか。 | ||||
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メグレ警視シリーズの" La folle de Maigret " (1970)の翻訳です。このあとシムノンは1972年までに3作を書いてシリーズをやめてしまいます。 外出するたびに家捜しをされたあとがある、とメグレに訴えていた老婦人が殺されてしまう。彼女は一人暮らしで身寄りといえば姪とその息子くらいしかいない。死別した二人の夫たちは平均的なフランス人らしい。家に大金はなく、持ち物が盗まれたようにも見えない。全体の4分の一くらいまで進むと「なぜ老婦人は殺されたのか」を知るための最初の手がかりが出てきますが、後にならないと気づかないかもしれません。殺人の動機に重点があり、思いもよらない伏線が張られていました。推理小説として変化球ではないでしょうか。 | ||||
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メグレの元に家の家具が勝手に動かされていると訴える老婦人が訪れて・・・というお話。 訳者あとがきにある通り、冒頭から最後まで緊迫感が途切れることなく高いテンションで続く作品。メグレものの中では割と後期に書かれたらしいですが、いつも通りにシムノンの才筆を感じさせてくれるサスペンスでした。今回は特に被害者の老婦人の肖像が印象に残る話で、どこにでもいるよくあるタイプの登場人物に見えますが、作中で読んでいる間は一個の独立した人格のキャラクターとしてとても巧く描写されていてさすがと思わせます。あと、細かい所ですがメグレが作中で自分に子供がいないのを少し嘆く場面があり、この辺のメグレの虚無感の書き方の巧さもやはりシムノン節に思えました。 シリーズ後期の秀作。機会があったら是非。 | ||||
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