おれの中の殺し屋



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

9.00pt (10max) / 1件

Amazon平均点

4.33pt ( 5max) / 12件

楽天平均点

3.00pt ( 5max) / 1件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2005年05月
分類

長編小説

閲覧回数2,357回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数2

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)

2005年05月01日 おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)

テキサスの田舎町のしがない保安官助手、ルー・フォード。愚か者をよそおう彼の中には、じつは危険な殺し屋がひそんでいた。長年抑えつけてきた殺人衝動が、ささいな事件をきっかけに目を覚ます。彼は自分の周囲に巧緻な罠を張りめぐらせるが、事態はもつれ、からみあいながら、加速度的に転落していく…饒舌な語り口で、おそるべき人間の姿を描ききった、現代ノワールの金字塔!ジム・トンプスンの最高傑作と賞されるあの名作の新訳決定版、ついに登場。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

おれの中の殺し屋の総合評価:8.67/10点レビュー 12件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

現在レビューがありません


※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(4pt)

己の異常さを認識しながら望むように破滅へ向かう男

人に話せば理解されないと分かっている自分の思考を抑止できない現実。
主人公のとった行動が殺人である為に感情移入ができなくても他の事に置き換えた際にすんなりと自分の中に入って来る。
残酷な描写の連続が注目されがちな作風の奥にある誰にも共通した諦念と空疎さ、良心と相反する残虐性。
日常暮らす複雑な人間関係に絡めとられながらそこから出て行く事ができない現状…だからこそ小説の中に自身を投影できる。
「大抵の作家は言葉を必要以上に虚飾して訳が分からなくさせている。」そんな事はないだろうが、そういう言葉を放つ作家の文章も又強烈であるので時には感興をそそる。因みにルー・フォードは「荒涼の町」で強烈な存在感を纏って再び登場する。

「内なる殺人者」よりこちらの題名が嵌る。
おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)より
4594049621
No.11:
(5pt)

ダイムストアのドストエフスキー

ノワール小説の代表的作家と言われているだけあって面白いです。主人公のルー・フォードのなんとなく上手く立ち回れているようでいないところから、結末に向かってどうなるんだろうとテンポよく一気に読んでしまいました。本編も面白いですが、巻末の解説をスティーヴン・キングが書いてあり、ジム・トンプスンが活躍した時代のことがわかってなかなか良かったです。
おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)より
4594049621
No.10:
(2pt)

好きになれない文体でした。

ただただ殺し、自己弁護を続ける。  アメリカの片田舎にはこんな話がごまんとありそうで、気持ちが悪くなりました。
おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)より
4594049621
No.9:
(4pt)

キラーインサイドミーを見た

映画を見てから興味を持って、読んでみた。昔の懐かしのハードボイルドだった。
おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)より
4594049621
No.8:
(5pt)

安物雑貨店のドストエフスキー

"The Killer Inside Me"は、河出書房新社から村田勝彦によって『内なる殺人者』
の題で、扶桑社から三川基好によって『おれの中の殺し屋』の題で、訳されている。

19章
"And windows started banging up and doors slammed."
村田訳「窓とドアが次々と勢いよく閉まり」
三川訳「すると窓やドアが音をたてて開き」

20章
"About all I could get down was part of a piece of toast and two-three cups of coffee."
村田訳「のどを通ったのは、トースト一枚の一部とコーヒー二、三杯だけだった。」
三川訳「トーストを一口とコーヒーをカップに三分の二が精一杯だった。」

22章
"and she wouldn't have opened her mouth more than twice before she was run out of town."
村田訳「それに、彼女は町を追い出されることになれば、その前に必ずしゃべったはずだ。」
三川訳「二言発する間もなく彼女は町を追い出されていただろう。」

25章
"because you planned this moment before eternity way back yonder someplace."
村田訳「というのは、この永遠の世の直前の瞬間のことは、すでにはるか昔に計画ずみだったからだ」
三川訳「このことは気の遠くなるほどの昔に、どこか別の場所ですっかり計画済みだったからだ。」

19章、20章の引用箇所に関しては、村田訳が正しく、22章、25章の引用箇所に関しては
三川訳が正しいだろう。
しかし、村田訳は誤訳箇所か否かにかかわらず、日本語としてこなれない、あるいは意味
の通らない文章が目に付くのに対して、三川訳は誤訳箇所であっても日本語としてこなれ
た意味の通る文章である。
文体も三川訳は「ペイパーバック・オリジナル」「パルプ作家」「ダイムストア・ドストエフスキー」
の小説家に相応しいと思う。
おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:おれの中の殺し屋 (扶桑社ミステリー)より
4594049621



その他、Amazon書評・レビューが 12件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク