内なる殺人者
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訳がよくない。 | ||||
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ちょっと変わったミステリーでした。 | ||||
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p26 の2行目「マイクはリベット打ちをするわけではなかった、道具とか、そんなものを集めるだけでよかった」 この部分の原文の主語 "He" は、マイクではなくリベット工を指している。 | ||||
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「ポップ1280」もそうでした。「死ぬほどいい女」もそうでした。残酷なのに淡々としている、重たいようでいて軽い、そしてやはり重い。トンプスンはトンプスンなのだ誰がなんと言おうと。 癖になってきました。ちょうど「レッドドラゴン」を映画館で見てきたばかりで、頭の中が残酷モードです。ああもっとトンプスンを読みたい。 「残酷な夜」のまえがきに、「内なる殺人者」に寄せたS.キングの文章が載っていますが、「内なる殺人者」の読後にそれを読むとまた魅力です。(キングを好きな私にとっては、キングの本を一冊おまけにもらったかのようなお得感でした。) トンプスンの本が出る時は誰かすぐ私に教えてください。 | ||||
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トンプスンはいわゆるパルプ作家。小説世界から評価されることがない、というまさにその意味で。そして自分で死ぬ間際に、死後10年経ったら自分は評価されるだろう、と本当か、と言いたくなるような言葉を残していった作家。 パルプ・ノワールの大御所を感じさせるのは、まさしく本書のような作品だろう。トンプスンの代表作と言われるだけあって、一人の保安官が殺人に狂ってゆく過程を悪夢のように描いてゆく。 トンプスンの世界はまさしく悪夢。日常から逸脱してゆくのがどこからなのかはっきり見定まることのないままに小説世界がいつのまにか、するりと悪夢の側に転化してしまっている。気づいてみると、主人公の狂気に同化させられて読んでしまう自分にも、「内なる殺人者」がいるのかもしれない、などと底知れぬ暗黒に怯むような気持ちにさせられる。だから悪夢だ。 夢の世界では、日常決して選ぶことのないような思考の回路を辿って行くことがままある。不可解な選択肢を辿って行くことで、ぼくらの精神はかえって日常を制御することができているのだと思われる。 本書の主人公だって、最初はただの欲に眩んだ悪徳保安官に過ぎない。クールにクールに殺人を計画し、実行する。さらに破局を回避しようと、殺人の隠蔽のためにまたも殺人という狂気の側に転げ落ちて行く。殺しとセックスだけに彩られた不毛の世界。だが命のエネルギイだけはふんだんに満ち溢れているような。 『ポップ1280』に比べると、町の規模が大きく、また時代もずっと現代に近い。その分だけ外の社会との繋がりもより深く感じられる主人公。確かに『ポップ1280』とセットになったような作品なんだけど、こちらはより狂気が抑制気味。その分逆に抑制された作家の側の狂気が恐ろい。迫力満点の殺人小説である。 | ||||
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