拾った女



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    初公開日(参考)2016年07月
    分類

    長編小説

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    拾った女 (扶桑社文庫)

    2016年07月02日 拾った女 (扶桑社文庫)

    サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの美しい女がカフェに入ってきた。コーヒーを飲んだあと、自分は文無しのうえハンドバッグをどこかでなくしたという。店で働くハリーは、ヘレンと名乗る酔いどれの女を連れ出し、街のホテルに泊まらせてやる。翌日、金を返しにやって来たヘレンと再会したハリーは、衝動的に仕事をやめヘレンと夜の街へ。そのまま同棲を始めた二人だったが、彼らの胸中に常につきまとっていたのは、死への抗いがたい誘いだった。巨匠初期の傑作、遂に登場!(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

    拾った女の総合評価:7.42/10点レビュー 19件。Dランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (4pt)

    何も起こらない酔っ払いの話

    いつ何かが起きるのかと期待しながら読みましたが、結局最後まで何も起きませんでした。退屈な単なる酒飲みの男女のお話でした。

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.1:
    (7pt)

    ハンパではない、破滅の磁力

    1954年に発表された古典的ノワール小説。謎解きやサスペンスとは無縁のノワール世界だが、人間の闇を描いて魅力的である。
    50年代のサンフランシスコ。ハンパ仕事で食いつないでいたカフェのカウンター係ハリーの前に、酔っぱらった美女ヘレンが現われた。コーヒーを飲んだあと文無しだと言うヘレンの面倒を見、ホテルまで連れて行ったハリーは、翌日、金を返しに来たヘレンに触発され、衝動的に店を辞めヘレンと行動をともにすることになる。ヘレンが家出するときに持ってきた200ドルを頼りに、酒浸りの日々を送っていた二人だったが、やがて金が底を尽き、絶望の果てに心中を図ることになった・・・。
    物語の構成は人生に希望を見出せない男女の破滅型の恋愛であるが、ストーリーは恋愛部分と破滅衝動の部分で、前後半に分かれている。全編にわたって「死の誘惑」が充満して重苦しいのだが、特に前半での二人の救いの無さが印象的である。かといって、悪辣な犯罪や目を背けるような暴力があるわけではなく、むしろたんたんと破滅して行くプロセスが恐いといえる。
    詳しいストーリーは紹介しない方が良いだろう。とにかく、最後の二文でガツンと衝撃を受け、最初から読み直す誘惑に駆られること間違い無し。古さを感じさせない傑作である。

    iisan
    927253Y1
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    未読の方はご注意ください

    No.17:
    (5pt)

    小説に心を見透かされている

    どんでん返しがすごいと聞いて読み始めたのに、
    どんでん返しを全く推測することができませんでした。

    正確に言えば、どんでん返しが凄いのではなく、作者に自分の心を見透かされているのですね。
    私は大馬鹿者でした。

    これからまた読み直すのでしょう。
    私は大馬鹿者でした。
    拾った女 (扶桑社文庫)Amazon書評・レビュー:拾った女 (扶桑社文庫)より
    459407507X
    No.16:
    (4pt)

    もっと狂気があるほうが好みだった

    途中までは本当におもしろく、破滅に向かってゆく過程はすごく良かったです。
    ミステリーやノワールというより、丁寧すぎる描写や筆致は純文学作品を読んでいるようでした。
    正直ミステリの要素など関係なく、中盤で終わってよかったように思えるくらいです。

    読書中妙な引っ掛かりや、靄のような違和感が薄っすらとありながら読み進めることになるけれど
    それらの胸のつっかえや疑問は後になってから明かされます。

    最後まで読めたのでつまらないということはないですが、面白いと絶賛もしがたいです。
    少なくともトンプスンやブコウスキーを初めて読んだときの衝撃や興奮は私にはありませんでした。
    もう一度読みたいかというと気が乗りませんが、文体は好みでした。本作はおそらく
    一回きりの飛び道具的な作品だろうと思うので、また違う作品も読んでみたいと思えました。
    拾った女 (扶桑社文庫)Amazon書評・レビュー:拾った女 (扶桑社文庫)より
    459407507X
    No.15:
    (1pt)

    ありきたり

    正直何が面白いのかわからない。人物に魅力がない。話もありきたり。表現も月並み。
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    459407507X
    No.14:
    (4pt)

    タイミングによっては「何だよ、この小説」と思ったかもしれない

    ジャケ買い。
    カバー表紙の重要性って増してるんじゃないかな。本屋だと平積みじゃないと見えないけど、ネットだとね。

    タイミングによっては「何だよ、この小説」と思ったかもしれないが、面白く読む。
    21の章のひとつひとつがちょうど30分ドラマ、しかも複数の監督が演出した連ドラのような感じ。
    そういう意味で、章の中の「ん?」という飛躍や、ある章と次の章の「え?」という展開も、ツッコミすることなく読んでしまった。

    読後、落ち着いて振り返ると、ノワールなのか悲恋モノなのか反戦小説なのかごちゃまぜカルトなのか、どう言っていいのかよくわからないんだけど、なぜかイヤな感じ悪い感じはない。

    アメリカな感じがしたのかな。
    映画で言うと、ニューシネマとか「地獄の黙示録」の前後半のギャップとか。

    作者の初期の作品のようで、たしかに発展途上な印象を受ける。
    その発展途上の書き手の、想いへの熱情と構成への冷静のアンバランスが、読み手には結果として妙なバランスを感じさせる。
    そのあたりに活き活きとしたものを感じて、「おもしろいなあ」と思ったんだろう、今のタイミングでは。
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    459407507X
    No.13:
    (4pt)

    終盤のツイストと女をきっかけにした転落は、

    解説で題を伏せ触れられている「死ぬほどいい女」に似ていないこともないが、自己正当化のない真摯な転落として好感触。
    拾った女 (扶桑社文庫)Amazon書評・レビュー:拾った女 (扶桑社文庫)より
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